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\FX初心者向け/超よくある質問と回答 by 外国為替編集部

\FX初心者向け/超よくある質問と回答 by 外国為替編集部

JFX株式会社

外国為替編集部に寄せられる質問の中でも、ものすごく数が多いFX初心者向けのものをピックアップ、回答しました。多くの人が気になるポイントなので、経験者の方も今一度おさらいを!

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\超よくある質問①/FXに関する事件をよく聞くのですが、つまりFXは詐欺ってことですか?

\超よくある質問①/FXに関する事件をよく聞くのですが、つまりFXは詐欺ってことですか?

FXは金融庁に登録されている事業者しかサービス提供が許されていない、れっきとした金融商品です。通貨同士の交換は貿易の決済などのために古来から行われており、その交換率に投資するのがFXです。ただし、FXが詐欺師に利用されやすい側面はあります。

FXは詐欺ではないが、詐欺師に利用されやすい

このあと何度か出てきますが、FXは国が認めた正当な金融商品であり、そのものが詐欺であるはずがありません。ですが、少額から気軽に投資できて、平日はほぼ24時間相場が動いており、やり方次第で一気に資産を増やせる可能性があるFXの特性を、詐欺師に利用されやすいのは事実です。

実際にFXに関する詐欺事件は発生していますが、それはFXを詐欺師が悪用しているだけであり、FXそのものに問題はありません。業界の構造を知ることで、こういった被害を受ける可能性を大きく下げることができるはずです。

貿易の決済で古来より通貨は交換されてきた

FXとは国と国の通貨交換比率を対象にした投資です。商品を違う国で販売する場合(貿易)、支払いをするために通貨同士をトレードする必要が出てきます。1ドル=150円のように、通貨同士の交換レートは定められており、需給に応じて変動します。今も昔も貿易は非常に利益率が高いビジネスであるため、こういった通貨同士の交換ははるか昔から行われてきました。このような国同士の通貨のやりとりを、外国為替取引と呼びます。

金融庁に登録した業者しかサービス提供できない

金融庁HP
出典:金融庁

日本国内でFXを提供する場合、金融庁から許可を受ける必要があります。金融庁の公式サイトには、許可済みの事業者が一覧表示されています。これらの事業者は、金融庁に厳しすぎるほど厳しく管理されています。問題はこのサイトに載っていない無登録業者、いわゆる海外FX。金融庁の管轄外であるため、出金拒否や突然のサービス停止といった事例が複数報告されています。

\超よくある質問②/FXって何?あと、持っているお金よりたくさんかけられるって本当?

\超よくある質問②/FXって何?あと、持っているお金よりたくさんかけられるって本当?

FXでは、通貨と通貨を交換するマーケットに投資をします。直接通貨を売り買いすることはなく、FX会社に預け入れた証拠金に対し、売買の結果を反映させる証拠金取引という形態です。そのため、レバレッジをかけてのトレードが可能です。

通貨と通貨の交換比率が投資対象の金融商品

1ドル=120円のように、通貨と通貨の交換レートは常に変動しており、これに投資をして利益を得ようとするのがFXです。1ドルが100円のときに円を売りドルを買い、1ドルが110円のときに円を買いドルを売ると、差額の10円分が利益となります。逆に90円になってしまえば10円分が損失になります。

実物をやりとりしない証拠金取引でレバレッジ可

証拠金取引の図解

FXは証拠金取引と呼ばれる金融商品の一種です。株式の現物取引なら、現金で株を購入して保有できますが、FXはドルや円を実際にやりとりしません。FX会社に投資資金を証拠金として預け入れ、通貨と通貨を組み合わせた通貨ペアを、買ったことにする、あるいは売ったことにして、それにより生じた損益の分だけ証拠金が増減します。また現物をやりとりしないため、預け入れた証拠金よりも高い金額分の通貨ペアを保有、売買できます。

ここまでの説明で、とんでもないことをしているように思えるかもしれませんが、デモトレードなどで実際に操作をしてみれば、すんなり仕組みが理解できると思います。

平日はほぼ24時間取引でき時間帯で主役が変化

FXの市場変遷(平日はほぼ24時間取り引き可能)

FXには、株のように固定された取引所がありません。世界中のトレーダーが、インターバンクと呼ばれる銀行などをつなぐネットワークを通じて売買します。そのため、平日ならほとんど24時間いつでも取引ができます。上の図のように、そのときに株式市場が動いている国、地域のトレーダーが多く参加するサイクルで1日が動いており、時間帯によって値動きが変化します。

日本時間でいうと、早朝はオーストラリアやニュージーランドといったオセアニア市場、午前から午後にかけては日本や香港などのアジア市場、夕方からはロンドンなど欧州市場、夜から明け方にかけては米国のニューヨーク市場が主役となります。

\超よくある質問③/FXのトレードにはどういうスタイルがあるんですか?

\超よくある質問③/FXのトレードにはどういうスタイルがあるんですか?

まずトレードには、自分でそのときの判断で売買をする裁量トレードと、あらかじめ決まったルール通りに機械が売買する自動売買があります。また、両者内にも分類があります。本質的にどれが有利、不利ということはなく、本人に合ったやり方を選ぶことが大切です。

爆発力はこちら!手動で売り買いする裁量トレード

裁量取引の図解

そのときの判断に基づいて手動で売買をする裁量トレードは、ポジション保有時間によって呼び名が変わります。数分~1時間程度のトレードをスキャルピング、1時間~長くて1日のトレードをデイトレード、数日~数週間のトレードをスイングトレードと呼びます。

裁量トレードの性質は、このポジション保有時間で大きく変化します。短期的な売買になるほど、短時間の変化や流れについていかないといけないため、相場を見張る時間が長くなります。逆にスイングトレードのように時間軸が長くなるほど、相場のチェックは少なくて済みます。

また、ファンダメンタルズと呼ばれる、政治・経済などの情報収集や分析の必要度合いは、長期トレードほど重要になります。逆にスキャルピングなら、ファンダメンタルズはほぼ気にしなくても良くなります。ご自身の生活スタイルに合わせて、トレードの時間軸を決めていきましょう。

機械任せの自動売買は戦略性とリスク管理が鍵

リピート系

リピート系の特徴

あらかじめプログラムされた通りに、機械的に売買を繰り返すのが自動売買ですが、2タイプに大別できます。まずリピート系と呼ばれるタイプは、相場にあらかじめ注文を設置しておき、価格がそこに差し掛かるたびに売買が繰り返され、利益が蓄積される設計です。そのため売買ルールが明快で、一定範囲を往復するレンジ相場の方が、利益確定がリピートしやすい特徴があります。

MT4・MT5のEA

EAの特徴

MT4、あるいはMT5の自動売買プログラムであるEAは、非常に選択肢が多いことが特徴で、上手に運用できれば高いリターンを実現できる可能性もあります。ただし、売買の中身は公開されておらず、データ分析からどのような特徴を持つかの把握は必須です。リピート系にも共通しますが、複数の戦略を組み合わせるポートフォリオ構築と、口座が破綻しないようにしつつ利益を追求する資金管理は必須です。

\超よくある質問④/FXで稼げるようになりたい!どうすればいいんですか?

\超よくある質問④/FXで稼げるようになりたい!どうすればいいんですか?

FXで稼げるようになるまでの道は険しく、数年はかかると思って良いでしょう。特に大切なのがリスク管理と、売買ルールの検証です。この2条件をクリアせずに、長期的な勝ち組になれた人はまずいないです。

簡単に稼ぐことはできない!年単位の修練は必須

残念ながら、始めてすぐに安定して稼ぎ続けられる状態にはまずなりません。多くのトレーダーが何度も失敗をしながら、自分なりの勝つスタイルに辿り着いています。個人差はあれど、稼げるまでに数年はかかると思って取り組んだ方が良いでしょう。

逆にいえば、数年程度はかかるのが当たり前なわけですから、まだ下手なうちに大金を投じることに意味はありません。どうせしばらくは勝てないのですから、相当自信がつくまでは最低ロットでの実験や練習を繰り返しましょう。ロットはいつでも引き上げられるんですから。

FX黒字化最大のポイントはリスク管理!

長く続けることで、いつか自分なりの稼げるやり方を見つけられるはずですが、そのためには途中でやめないことがとてつもなく重要です。まだ勝てる状態にないのに、大勝負に出て大敗すると、それ以上FXを続けられなくなったり、さらに傷口を広げたりしてろくなことになりません。

また、資産が数十%単位で目減りすると、そこから原点復帰するまでにも非常に時間がかかります。稼いだお金を再投資をしながら大きく増やす複利運用の面でも、大きな遠回りになります。「いくら稼げるか」に目が行きがちですが、常に「いくら負ける可能性があるか」を優先して、戦略を考えていきましょう。

「そのやり方」が本当に儲かるのかの検証は超重要

Forex Testerの画面
目視でももちろんOKだが、Forex Testerなどの専用ツールを使う手も!

裁量トレードだろうと自動売買だろうと、売買のルールを過去の相場に対して繰り返し適用して、本当に資産が増えるかどうかをしっかり確認することが大切です。こういった確認作業を、検証、バックテストなどと呼びます。

EAを使った自動売買の場合、検証の作業を高い精度で実行できます。過去の相場に対してそのEAを動かした際の結果を、詳細なデータで得ることが可能です。裁量トレードの場合は、ツール、あるいは目視で、売買のシミュレーションが必要となります。

やり方は何でも良いですが、自分のやり方が統計的に勝てると知っていることで、一時的に不調になっても自信を持ってトレードを続行できます。

ABOUT ME
FX「外国為替」編集部
FX「外国為替」編集部。たくさんの投資家の人生が、FXのおかげでほんの少し豊かになる—。そんな未来を目指して2022年8月に『外国為替』を創刊。雑誌は全国の書店およびAmazonで発売しています。
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