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【相場転換の月】「5月相場アノマリー」について徹底解説!

【相場転換の月】「5月相場アノマリー」について徹底解説!

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あながち馬鹿にできないアノマリーシリーズ!
まさかのとんでもなく動いた4月相場を経て、今回は5月相場のアノマリーを解説していきます。

5月アノマリーの特徴は【相場転換の月】とされています。

日本がゴールデンウィーク(GW)に入り、同時期に中国は連休、他にもレイバーデーなどで祝日が多くなることも影響はあるでしょう。GWを終えてからもドル円は中旬あたりから方向性を一気に変えることが多く、高値・安値をつけやすいとされています。

前回「4月アノマリー」のときにも解説した米株における有名なアノマリー【Sell in May】との相関性にも注意が必要となります。

今年も例外ではなく、日本のGW中は中国も連休に入りますし、英国・欧州もレイバーデーによる祝日があり、全体的な「薄商い」で取引高・出来高が減少することも要因かもしれません。

個人投資家は休日になるわけですからトレードする方は増加傾向にあり、そこを海外の大口などに狙われやすいとも言われています。GW中に積極的にトレードしようと考えている方は注意しましょう!

前回4月アノマリーでも言いましたが、金利上昇による【スワップ高】の年は4月下旬頃に1日で大量のスワップがつきます。

年によってはポジションを1日持ち越すだけで「5倍~8倍」となるため、初心者が迂闊にドル円を安易にロングしたり、ユーロドルを売って持ち越したりします。

ポジションが大きく偏れば偏るほどFXでは危険と言われていますので要注意です。特に日本のGWが狙われやすいとも言われています!

過去12年間の5月ドル円データ

過去12年間の5月ドル円データは、平均変動率「416.475pipsほど」となっています。

ドル円は1月から3月まで平均値をしっかり上回っています。4月は700pipsを軽く超える大きな動きとなりましたので翌月からも注意ですね!

過去12年間の5月ユーロドルデータ

過去12年間の5月ユーロドルデータは、平均変動率「473.316pipsほど」となっています。

ユーロドルはドル円と異なり、ボラティリティの低下が継続しています。このまま低下が続くことは考えにくいところですが、現時点では平均値以下が多いので想定しておきましょう。

ボラの高さは「儲かる」ことに直結しがちですが、「大損」になることのリスクを強く意識すべきでしょう。資金管理と危機管理がFXでは大事なので是非、参考にしてみて下さい。

ゴールデンウィークの円高アノマリーは本当か?2010年〜2023年の検証結果データ

ちなみにGW期間中は「円高」になりやすいとされていますが、実際に直近14年間のデータではやや「陰線」に偏っており「円高」傾向にあるといえます。

※毎年のGW週を週足で計測した結果

今年もそうなるのか注目してみましょう!

5月相場の始まり早々から5月1日(水)米国の「政策金利」&声明発表である「FOMC/FRB」が控えています!

市場はすでに織り込んでいる感じですが、日銀のときのように大きく動く可能性は大いにあるので気をつけて下さい!

※アノマリー使用上のご注意

毎月できるだけ「アノマリーシリーズ」は解説していきたいと思っています。
あながちバカにできないとされるアノマリーは「儲ける」というよりも「危険意識」のほうを重点に置いてもらい、ご自身の大切な資産を守るために参考にしていただきたいです。

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FX「外国為替」編集部
FX「外国為替」編集部。たくさんの投資家の人生が、FXのおかげでほんの少し豊かになる—。そんな未来を目指して2022年8月に『外国為替』を創刊。雑誌は全国の書店およびAmazonで発売しています。
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