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【FX為替相場見通し】株安でも円安は止まらず!このタイミングでとった日銀のヤバすぎる行動とは?

【FX為替相場見通し】株安でも円安は止まらず!このタイミングでとった日銀のヤバすぎる行動とは?

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7月3週目の結論 半導体関連の株価がが再び急落、今度こそAIブームに陰りか!?

今週の相場を一言でまとめると「これまで全体を引っ張ってきた半導体関連の株価がとうとう坂道を転げ落ちた1週間」でした。

米国の半導体株を集めた指標のフィラデルフィア半導体指数(SOX)は、金曜日の取引で高値からの下落率がついに2割に達し、市場が「弱気相場入り」と呼ぶ節目を割り込みました。年初からの上げを牽引してきた主役が失速したことで、S&P500は週間でおよそ1.6%、ハイテク中心のナスダック総合指数は同2.9%下落して週を終えています。株価の主役交代が起きるとき、為替や商品も連動して動くはずですが、不気味なほどに連動していません。

日経平均・NYダウ・S&P500・ナスダックが総崩れ

週初めの7月13日(月)、前週末にかけて米国とイランがミサイルの応酬に踏み込んだことが重石となった展開に。トランプ大統領がホルムズ海峡を通るイラン船舶への「封鎖」再開を表明したことで原油相場が急騰。ブレント原油は一時1バレル83ドル超に。

エネルギー株が買われる一方で、半導体は韓国のSKハイニックスが震源となって総崩れに。前週金曜に米国上場したばかりの同社株は初日の急伸から一転して約8%安、韓国ソウル市場では15%を超える下落となり、同社として過去最悪の一日を記録しました。なおこの日、S&P500もナスダックも崩れています。

14日(火)は、いったん買い戻しが優勢になりました。6月の米消費者物価指数CPIが前年同月比プラス3.5%と市場予想の3.8%を下回る結果に。「インフレ率鈍化」ともいえるが悪い結果ではなかったことから追加利上げへの警戒が和らいだことが要因でしょう。半導体株もやや反発し、S&P500は0.38%高まで戻しました。

この日は「メガテック」が主役となって続伸。アマゾンとアルファベットがそろって3%前後上昇し、アップルは4%高で史上最高値を更新。ここまでは「押し目を買えば報われる」といういつもの地合いに見えましたが…。

16日(木)になると大きく流れが変わりました。好調な決算が相次いだにもかかわらず、ハイテク株売りがそれを覆い隠しました。台湾のTSMCが好決算を発表したものの、設備投資計画を年間600億〜640億ドルへと従来(520億〜560億ドル)から引き上げたことが、逆に警戒材料と受け止められました。加えてアルファベットが、旗艦AIモデルの次期版投入を遅らせるとの報道で4%超下落しています。
 
さらに週末17日(金)はより一層、半導体売りが強まる展開に。引き金は、中国の新興企業ムーンショットAIが米国勢に対抗しうる高性能AIモデルを公開したとの報でした。「巨大IT各社(ハイパースケーラー)が今後、AIの設備投資を絞るのではないか」という不安に火がつき、AIインフラの中核である半導体が売り叩かれました。日経平均は一時4,000円を超える下落となり、NY時間でもNYダウ・S&P500・ナスダックも大きく下落して大引けとなりました。

日経平均日足チャート

ドル円は40年ぶりの円安水準に

このような世界的な株安の裏側で、為替は独特の綱引きを見せています。米国のインフレ指標が落ち着き、利上げ観測が後退したことでドルには下押し圧力がかかり、主要通貨に対するドルの強さを示すドル指数は週間では小幅安となりました。

一方でイラン情勢と原油高が「有事のドル買い」を呼び込み、下値では底堅さを見せています。つまりドルは「金利要因で売られ、地政学要因で買われる」という、上下に引っ張られる展開だったといえます。

もっとも歴史的な位置づけで見て異例なのは「円の弱さ」です。ドル円は週末にかけて162円台半ばで推移しており、約40年ぶりの円安水準に張り付いた状態です。

原油高で日本の輸入コストがかさむこと、日銀の利上げが「後手に回っている」との見方に加えて「株安円安」が加速したこのタイミングで、日銀が7月30日(木)〜31日(金)に開く次回の金融政策決定会合で政策金利を据え置きとすることがリークされました。

円はすでに歴史的な「売られ過ぎ」の領域にあり、政府からは「行き過ぎた動きには適切に対応する」と牽制をし続けていますが、行動は常に円安を加速させるようなことばかり。政府と日銀の発言や行動は矛盾だらけで、理解が困難な状況が続いています。

米ドル/円チャート

ドル円など為替のボラティリティが株式市場とあまりにも乖離しており、トレーダーとしては手を出しづらくなるほど動いていません。コレが危険な状態なのか!? それともこのレンジが常態化しようとしているのか!? いずれにせよトレーダーは値幅では稼ぎにくい状態なので、ロットを張る人が増えるかもしれません。しかし、そんな状況だからこそ「大きく動くかもしれない」ことも想定しておき、資金管理を最優先に考えられるようにしておきたいものです。

7月4週目の7月20日(月)からの注目すべき材料・指標は次のとおりです。

■7月20日(月・祝)
ゴト日・日本休場

■7月22日(水)
15:00~英消費者物価指数CPI・生産者物価指数PPI・小売物価指数RPI

■7月23日(木)
21:15~ECB政策金利&声明発表
21:30~米新規失業保険申請件数
21:45~ラガルドECB総裁の定例記者会見

■7月24日(金)
8:30~日本消費者物価指数CPI
16:15~仏PMI速報値
16:30~独PMI速報値
17:00~ユーロPMI速報値
17:30~英PMI速報値
22:45~米PMI速報値
23:00~米新築住宅販売件数

※7月アノマリー記事もご覧ください。

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FX「外国為替」編集部
FX「外国為替」編集部。たくさんの投資家の人生が、FXのおかげでほんの少し豊かになる—。そんな未来を目指して2022年8月に『外国為替』を創刊。雑誌は全国の書店およびAmazonで発売しています。
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