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【俺のテクニカル手法】MACDのダイバー・ヒドゥンダイバーが中核[ポンド戦士もちぽよ]

【俺のテクニカル手法】MACDのダイバー・ヒドゥンダイバーが中核[ポンド戦士もちぽよ]

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トレンドの継続・終焉を見極めて売買のタイミングを計るRCIとMACDの使い方(FX手法)をもちぽよさんに教えていただきました。

1時間足にセットしてトレードすれば、1回で50pipsほどの値幅が取れることも。スキャルピング~スイングまで、どの時間足でも機能しやすいオシレーター系指標の使い方を学びましょう。

聞き手・本文◉荻田里佳

もちぽよ氏プロフィール
もちぽよ氏プロフィール

トレーダー歴12年の実力派・兼業トレーダー。神奈川県在住。19歳から5万円を元手にFXを始めるが、何度も資金を溶かす典型的な負け方をしていた。23歳のとき、投資教育の学校を運営するベンチャー企業で働き始めてから、プロのトレーダーと交流をするようになる。以降、チャートを1日最低5時間以上見てトレードの検証と猛練習をする日々を送る。【著書】鬼速FX 時給21万円の「神・短期トレード」

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チャンスを待てば訪れる。時間足を選ばないFXの勝ち方

 ローソク足、RCI、MACDを組み合わせることで、トレードの精度を上げられるというもちぽよさんに、それぞれの使い方を解説していただきました。

「RCIとMACDは、ローソク足だけでは読み取れない相場観を補ってくれるので、もっと勝率を上げたい人は勉強すると変わるかもしれません」

 まず、どんなFX手法にも欠かせないのが環境認識。もちぽよさんはマルチタイムフレーム分析の考え方を身につけることを推奨しています。

「マルチタイムフレーム分析では、上位足から順番にチャートを見ます。下位足はダマシが多いので、初心者の方は特に、上位足のトレンドには逆らわない、これを徹底するだけでもトレードの精度は上がるはずです。

 それぞれの時間軸でトレンドの有無や方向性を確認したら、次に知りたいのは売買タイミングですよね。この判断をRCIとMACDを使って、より良いタイミングを探っていきます」

 視覚的に情報を補ってくれるオシレーターを使うことで、トレードもシンプルに行えると、もちぽよさんは言います。

「MACDの見方については、最初は覚えることが多く、難しいと思うかもしれませんが、慣れればシンプルだと感じるはずです。

 トレードをする時間足を選ばず、デイトレだけではなく、数日ポジションを保有するスイング、1分足や5分足を使ったスキャルピングでも、有利なトレードを実現しやすいです。私の場合は、1時間足を中心にエントリーすることが多く、1日で1~2回ほどのチャンスを狙うようにしています。

 もし、エントリーのチャンスを逃してしまったとしても焦る必要はありません。マルチタイムフレーム分析の考え方をベースにして、15分足や5分足でエントリーのタイミングを計れば良いのです。臨機応変にできるのがRCIとMACDのメリットです」

利益はリスクよりも広くチャンス局面だけ手を出す

 さらに、ポジション保有時間が長いほど、狙える値幅も大きいそうです。

「これは自分の体感ですが、平均すると50pipsほどは値幅が取れていると思います。基本的には、リスクリワードは1:1以上、期待値がリスクを上回ることはあっても、リスクが期待値を上回るようであれば、そのトレードはしません。

 期待値の高いチャンスが訪れるまで待つ、というのもトレードの技術。ボラティリティが低すぎる局面でトレードをしても、値幅を狙うのは難しいので、エントリーポイントはしっかり見極める必要があります。

トレンドの継続・反転はRCIとMACDで予想する

 ローソク足だけを見ていると、その後もトレンドが継続するのか、それともトレンドが終焉に向かっているのか判断するのは難しいです。

「ローソク足だけでは限界があると思います。それを見極めるために使うのがMACDです。MACDを含むオシレーター系指標には、トレンドの終焉を示唆する『ダイバージェンス』、トレンドの継続を示す『ヒドゥンダイバージェンス』などの見方があります。

 例えば、上昇トレンドでローソク足が高値を更新しているのに、MACDが高値を切り下げたら、トレンドが反転する可能性があると予想できます。これがダイバージェンスです。

 逆に、上昇トレンド時にローソク足が安値を切り上げているのに、MACDが安値を切り下げていたら、続伸の可能性があるヒドゥンダイバージェンスです。

 要するに、ローソク足とMACDの動きが逆行していたら、トレンドが終わるのか、継続するのか、そこから読み取れる可能性があるというわけです」

RCIでエントリー~決済。根拠を補強して勝ちへ繋ぐ

 一方で、RCIは売買のタイミングを教えてくれるテクニカル。押さえるべきポイントについても教えてもらいました。

「今回、RCIで表示させているのは、短期目線を判断しやすい設定期間9です。この線が±60のラインを抜けるかどうかが売買の判断基準になります。

 買いのポジションを持ちたいのであれば、-60を下から上へ抜けたタイミング、売りを入れたいときは、+60を上から下へ抜けたタイミングでポジションを持ちます。どちらもしっかり±60を抜けたあとにポジションを持つことがポイントです。

 ただ、RCIが±60を抜けたからといって、それだけで判断するのはNG。あくまでも、RCIは売買の『タイミング』を示すもの。買いと売り、どちらを持つかはローソク足が示すトレンドに従うようにしてください。

 また、ボラティリティが低い局面でのトレードもお勧めしません。そこで無理に参加しても、値動きに振り回されやすくなり、値幅も少ししか取れないことが多いです。リスクを避けるためにも、上位足のトレンドに乗っているか、しっかり値幅を獲得できる相場なのか、これを怠らずにチェックすべきだと思います」

ローソク足の情報は邪魔。広い視点を持ち続ける

 もちぽよさんの出口戦略はとてもシンプルです。

「利食いと損切りを決める際にもRCIの動きを参考にします。もし、RCIの-60を下から上に突き抜けて買いを入れた場合は、RCIが+60に達したら利食い、反対に、+60を上から下に突き抜けて売りを持ったら、RCIが-60に達したら利益を確定します。

 続いて、損切りの決め方です。-60を下から上に突き抜けて買いを入れた場合、もう一度-60を上から下へRCIが割り込んでしまったら損切りをします。

 一方、+60を上から下に割り込んで売りを入れた場合は、もう一度+60を下から上に突き抜けたタイミングで損失を確定させます」

 直近のローソク足が陽線だったのか、陰線だったのか、多くのトレーダーは、これを当たり前のように確認しますが、もちぽよさんはその情報さえも削ぎ落すといいます。

「ローソク足は基礎的なことなので、皆勉強しますが、これもテクニカルですよね。しかし、広い視点で見れば上目線なのに、ローソク足だけを近くで見すぎていると、全体像を見失ってしまい、陽線・陰線の情報に振り回されてしまう人もいると思うんです。

 広い視点を見失ってしまうなら、ローソク足の情報は邪魔なのではないかと考え、私はローソク足が陽線・陰線かは見ないようにしています。その代わりに、オシレーターで情報を補って、トレードの精度を保ってきました」

 いくらルールを守っていても、負けてしまうことはあります。大きな失敗をしない秘訣はあるのでしょうか。

「ここで私の体験談を一つ。相場の流れを読み間違えて逆張りをしてしまって負けたことがあるんです。月足と週足の流れを戦略に加味していなかったことが原因だったので、逆にいえば上位足の流れを常に確認していたら未然に防げました。

 身をもっていえることは、毎日ではなくても良いので月足・週足の流れも把握しておくこと。目先の値動きで視野が狭くならないように気をつけてほしいなと思います」

近道も楽な道もないのがFX。勝ちたいのなら検証せよ!

 最後に、FXトレードを成功させるために必要なことを教えてもらいました。

「どんな手法を取り入れるときでも同じですが、勝てるようになるまで必ず検証と練習をしてください。

 チャートツールのTradingViewを使っている人は、過去にさかのぼって、リプレイ機能を使って勉強しましょう。リプレイ機能を使えば、過去の値動きを同じように再生できるので、どのように価格が推移しているのか、自分のエントリー方向で合っているのかというのが分かりやすいです。

 私も、RCIとMACDを自分のトレードに取り入れる際は検証を重ねました。過去10年分のデータを分析した結果、勝てるという自信を持てたのです。

 初心者は特に、いきなりリアルトレードでお金を使うより、検証に時間をかけた方が最終的にお金は増えるのではないかと思います。また、FXは自分で経験して初めて得られる感覚というものがあり、スポーツにも似ています。

 例えば、『ここでトレードをしてはいけない』と分かるのは、長年の経験を基に、心の内側で自分から自分に告げられる部分もあるので、この感覚はそれぞれ個々で養っていくしかありません。

 忙しい人は『時間がない』といって検証を怠りがちですが、FXはお金を稼ぐためにやるものです。近道も楽な方法もありません。得た情報を自分の中に落とし込んで武器にできるよう、しっかり研磨してください。

インタビュー日◎2024年1月18日

【テクニカルの基本】ローソク足×RCI×MACDは上位足~下位足まで威力を発揮

ローソク足×RCI×MACDのチャート

一定期間内の日付と価格の順位を用いて相関を表現するRCIは、価格変動の上昇や下降の度合いを示し、買われすぎや売られすぎを判断できる。設定した期間の価格を高い順にランキングし、同じく日付も設定期間まで順位をつけ、計算したのがRCIの値となる。

なお、一般的には複数本ライン表示させる。MACDは移動平均線を応用したもので、MACDとシグナルの位置関係から、売買のタイミングを計る。

【環境認識】ローソク足に惑わされない線でトレンドを確認する

環境認識のやり方

環境認識は月足や週足、日足、4時間足、1時間足、15分足と、上位足から下位足まで順番に見ていく。もちぽよさんのエントリーは1時間足で行うことが多いそうで、買いでエントリーを検討する場合は、まずは4時間足で押し目をつけたことを確認。4時間足と同じように、1時間足も上昇していたら1時間足の押し目に注目してトレードを検討する。

また、チャートは広い視点で見るため、ローソク足1本ごとの陰陽は気にかけて見ることはない。ローソク足が作る波の動きを全体像として捉え、線に見える形まで縮小する。目先の値動きに騙されないように対策するのもトレードをする上で大切な技術だ。

【テクニカルの基本②】RCI×MACDの組み合わせで美味しい売買タイミングを発見

RCI×MACDの設定方法

RCIは期間を9に設定。+60を下抜ければ売りを、-60を上抜けたタイミングで買いを検討する。MACDの設定は、ファスト期間を6、スロー期間を13、シグナルスムージングを4にしている。MACDはローソク足と併せて確認し、ダイバージェンス、ヒドゥンダイバージェンスが発生していないかなどを分析する。

【MACDの使い方】レートとMACDの形が逆行している局面はチャンス

ダイバージェンスとヒドゥンダイバージェンスの図解(上昇トレンド発生中)
ダイバージェンスとヒドゥンダイバージェンスの図解(下降トレンド発生中)

【エントリー~決済の考え方】売買タイミングはもう悩まない。一目で分かるシグナルを察知する

ヒドゥンダイバージェンスのチャート

上昇中に、レートの安値が切り上がっているのにMACDの安値が切り下がっている局面(上昇トレンド継続を示唆するヒドゥンダイバージェンス)を見つけたら、RCIを確認する。RCIも-60を上に抜けていたら買いのチャンス。利益確定はRCIが+60に達したタイミング。一方で、損切りは再度-60を下に抜けてしまったときに行う。

【実行のポイント】ベストなタイミングで売買する、もちぽよスタイルのトレード法

●マルチタイムフレーム分析でトレンドの有無などを確認する
●上位足のトレンドに逆らわない
●初心者は逆張りしない
●RCIの-60を下から上に抜いたら買い、+60を上から下に抜いたら売りのサイン
●買いの利食いはRCIが+60到達時、売りの利食いはRCIが-60到達時
●買いの損切りはRCIが-60を下抜いたら、売りの損切りはRCIが+60を上抜いたら行う
●トレンドの継続・終焉はMACDで確認
●MACDとローソク足の高値・安値との逆行(ダイバージェンス・ヒドゥンダイバージェンス)を発見したら要注目
●検証・練習を徹底してやること

ABOUT ME
ポンド戦士もちぽよ
トレーダー歴12年の実力派・兼業トレーダー。神奈川県在住。19歳から5万円を元手にFXを始めるが、何度も資金を溶かす典型的な負け方をしていた。23歳の時、投資教育の学校を運営するベンチャー企業で働き始めてから、プロのトレーダーと交流をするようになる。以降、チャートを1日最低5時間以上見てトレードの検証と猛練習をする日々を送る。 【著書】鬼速FX 時給21万円の「神・短期トレード」(KADOKAWA)
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