6月2週目のマーケットも、なかなか動けない為替市場を置いて、株式市場は相変わらずの激しい動きとなりました。先週の米国雇用統計の結果を受け、FRBの利上げ観測が強まるのを嫌気さしたのか、大きく崩れていた株式市場もまたもやトランプ米大統領によるイランとの和平合意示唆や、スペースXの歴史的な新規株式公開(IPO)など、市場を大きく動かすイベントが重なり、全体的にリスクオンの展開となりました。
【株式市場】スペースXのIPOに注目集まる

米国の株式市場では、スペースXのIPOが市場の大きな注目を集めました。SPCXのIPO価格は1株135ドルに設定され、企業評価額は1.77兆ドルに到達。 ナスダックで上場したスペースXは、なかなか初値がキャッチできませんでしたが、NY時間に入ってしばらくしてから135ドル付近~168ドル付近までを観測。期待通りの上昇スタートとなったようです。
日本の株式市場でも、米イランの和平合意への期待感が波及しました。 12日の日経平均株価は前日比2.81%高の66,000円台と大幅上昇へ。ただし、週間のパフォーマンスで見るとやや下落となり、3週連続の上昇はストップしました。翌週に控える日本銀行の金融政策決定会合において、「政策金利を31年ぶりの高水準となる1%へ引き上げる」との観測があり、銀行株が上昇したのも印象に残る展開でした。
【コモディティ市場】GOLDと原油に相関性あり

コモディティ市場では、地政学リスクの後退が価格に直接的な影響を与えました。中東での紛争終結とホルムズ海峡の再開に向けた合意が数日内にまとまる可能性があるとの見方から、原油価格は大きく下落。 WTI原油先物4.1%下落の84.15ドルをつけ、両指標ともに週間で約9%の下落ペースとなりました。
一方でGOLD市場は、これまで価格を抑えていたショートカバーが入り、価格は約200ドル押し上げられましたがトレンドは厳しい感じが続いています。日足でGOLDと原油を見ると中東情勢悪化からは割と似たチャートを描いている感じで相関性がうかがえます。
【為替市場】関心は新FRB議長の政策スタンス

動けないドル円相場については、原油価格の下落や米国債利回り低下の影響を受けて一時159.58円まで下落する場面もありましたが、その後は反発し、160.23円から160.30円付近での神経質な値動きが続いています。
市場の関心は、次週のウォーシュ新FRB議長の下で開催される初めての「FOMC」と「日銀金融政策決定会合」に向かっているはずです。ウォーシュ議長がエネルギー価格の動向に対してどのような政策スタンスを示すか? 緊急入院により日銀総裁不在で開催される動きは予測不可能です。今後のドルの方向性が決まると良いのですがはたして…。
6月3週となる6月15日(月)からの注目すべき材料・指標は次のとおりです。
■6月15日(月)
ゴト日
■6月16日(火)
時間未定~日銀金融政策決定会合
13:30~RBA豪州中銀政策金利&声明発表
15:30~植田総裁のかわりに定例記者会見があるのかどうか
21:30~米住宅着工件数
■6月17日(水)
15:00~英消費者物価指数CPI・生産者物価指数PPI・小売物価指数RPI
18:00~EU消費者物価指数HICP
21:30~米小売売上高
23:00~米中古住宅販売成約指数
27:00~FOMC/FRB米政策金利&声明発表
27:30~ウォーシュFRB議長の定例記者会見
■6月18日(木)
20:00~BOE英中銀政策金利&声明発表
21:30~米新規失業保険申請件数
■6月19日(金)
中国・米国休場
8:30~日本消費者物価指数CPI
※6月アノマリー記事もご覧ください。




















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