みんな、久しぶりだが元気か! マッスル武藤だ!
早速だが、ゴールドがとうとう1トロイオンス=3000ドルを超えて、過去最高値を更新したな! ゴールドについては、本欄で歴史的な動きになっていることを繰り返し指摘し、前回も「ゴールドは青天井に上げていく」としてきたが、そんな感じになってきたな。「こんなに上昇するなら、もっと早く買っておけば良かった」「ゴールドが投資対象になることを知らなかった」などという声もあるようだが、それは残念だ。本欄を見ておけば、いまの歴史的相場に乗れていた可能性があるだろう。
ここまで上がってしまうと、今度は「高すぎて買えない」「下げるまで押し目を待とう」という声が上がってくる。しかし、残念ながら、このような相場展開になると、そんな悠長なことを言っていたら、いつまでも相場に乗れないだろう。なぜなら、世界で買い遅れている投資家がヤマのようにいるからである。また、下げたら買いたいのは投資家だけではない。世界の中央銀行も同じである。世界の中銀は2022年から3年連続で1000トンの金購入を続けてきた(図)。年間の鉱山生産量が3500トン前後であることを考えると、とてつもない購入量である。年間の購入量はそれまで平均で500トン程度だった。その2倍以上の量の購入を3年続けて実施しているのである。まさに、世界ではゴールドの取り合いになっているわけだ。

ゴールドはいうまでもなく、有限の資源である。無論、リサイクルなどもあるが、それでも年間の新規鉱山生産量が将来の生産継続を考慮してある程度の水準で制限されていることを考えれば、需給はますます逼迫していくだろう。特に中銀は購入したゴールドを手放すことはほとんどしない。自国通貨の保全やドルからの逃避が理由だからである。もっともゴールドを購入している向きが売りを出してこないのだから、相場は下がりようがないのである。
前回の本欄でも解説したように、米国の資金供給量を基準に考えると、ゴールド価格は1万ドルを超えても全くおかしくない。相場水準を予想するのはあまり意味がないのだが、それくらいの水準感でいまの相場を見ておくべきということである。世界中に出遅れた投資家がヤマのようにいる。米国株が不安定になれば、資金の逃避先としてのゴールドへの関心はますます高まりそうである。将来的にはインフレになる。その際にゴールドの保有がきわめて重要な意味を持つだろう。それに気づいている投資家は、資産を減らすことなく、むしろゴールドの上昇で資産価値がもっと増えるだろう。ゴールドの上昇はこれからである。高すぎると考えていれば、いつまでも取り残されるぞ! そうならないように、しっかりと考えて行動してくれよな! じゃあな!

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