日本GWや海外の連休が明けた相場は「トランプ関税ショック」の強いリスクオフからリスクオンムードになっています! 米中問題の激化から緩和する流れが早くも濃厚になってきており、いったん市場は楽観的な反応になりつつあります。
5月7日(水)「FOMC/FRB米国政策金利」は、3会合連続で政策金利を据え置きとしました。市場予想通りではありますが、その後はあれだけ批判しないとしていたトランプ米大統領から、またもやパウエルFRB議長を批判する発言が出ています。ついには副大統領までも批判しているような報道もあり、「利下げしない」=「愚か者・バカ」という表現でした。政府側は「利下げを求める」が、FRBは「年内利下げしない」スタンスが濃厚となっています。年内に大きなサプライズが出てくるか!? 危うい材料になりつつあるのでは…。

日本GW休場明け、小幅ではありますがリスクオン継続で、37,000円台を回復〜キープして終わっています。「トランプ関税ショック」から約1か月で7,000円ほどの回復となりました。このまま上に抜けていくかどうかですが、為替が完全に連動しているとはいえず「リスクオン相場」が継続していくかは、まだまだ悩ましい感じです。

ドル円レートを見るとGW中(先週)とGW明け(今週)の動きはやや安値と高値のズレはあるものの、ほぼ同レートで往復している状況です。かなり値幅がある乱高下なのでトレーダーにとっては厳しいレンジといえそうです。

通貨強弱では、円安ドル高と円高ドル安が常に入れ替わっていく状況が見て取れます。週末から円とドルがクロスしかけており、週明けから再び円が買われドルは売られ落ちていくのかに注目です!
5月3週目となる5月12日(月)からの注目の材料などは次のとおりです。
■5月13日(火)
21:30~米消費者物価指数CPI
■5月15日(木)ゴト日
15:00~英GDP・貿易収支・鉱工業生産指数・製造業生産高
21:30~米生産者物価指数PPI・新規失業保険申請件数・小売売上高
NY連銀製造業景気指数・フィラデルフィア連銀景況指数
■5月16日(金)
21:30~米住宅着工件数・輸入物価指数
23:00~米ミシガン大学消費者信頼感指数
ぜひ参考にしてください!
※5月アノマリー記事も参考にしてください。