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カニトレーダーが教える「手っ取り早くFXで勝つ方法」『外国為替』創刊記念特別寄稿

カニトレーダーが教える「手っ取り早くFXで勝つ方法」『外国為替』創刊記念特別寄稿

JFX株式会社

頑張っているのにFXがなかなか上達しない悩めるトレーダーを救うため、FX系ユーチューバーとして有名なカニトレーダー氏がFXで勝つためのヒントを教えてくれました。

「適正なロットにするだけでトレードの悩みは8割解決」と語る真意とは? ハイレバレッジ癖やリベンジトレード癖が抜けない人は必読!!

本文◉カニトレーダー

IG証券

最短で成功したいなら適正ロットを身につけよ!

「FXですぐに勝てるようになるには、どうしたら良いですか?」そんな無茶ぶりに近い質問をよくいただくのですが、そのような方には「まず最初にロットを適正にしてください」と伝えています。

 FXの書籍やネットメディアには「初心者は1000通貨がおすすめ」「30万円の資金なら1万通貨から」のようなさまざまな意見が書かれていますよね。真面目な人ほど迷ってしまうと思うのですが、もしもあなたがネット記事などを参考にして、〝なんとなく〟ロットを決めているのだとしたら、今すぐそのようなトレードは止めましょう。最適なロットは人からいわれて決めるものではなく、自分で決めるものなんです。

 適正なロットを決める際に重要なのが、欲望を捨てることです。「1トレードで10万円勝ちたい」といった誰もが抱く「今すぐに稼ぎたくなる願望」をきれいさっぱり捨てましょう。難しいかもしれませんが、これが大前提です。

 ロットを大きくすればトレード1回の利益は確かに増えるでしょう。しかし、そこに焦点を当てすぎると、無茶なトレードを強いられる機会が増えていき、最終的にメンタルが持たなくなるんですね。

 トレードで生じるストレスに耐えられなくなると、どんなトレードをするようになると思いますか? プロスペクト理論通り「損はいつまでも確定できず、逆に利益はすぐに確定してしまう」トレードばかりになっているはずです。俗にいう、塩漬け・チキン利食いというやつですね。

 プロスペクト理論というと堅苦しいので「車の運転」に例えてみましょう。時速200キロで走れば目的地に早く着けるかもしれません。でも、交通事故にあったとしたら? たった一度の事故で終わりですよね。一方、時速50キロで適度にブレーキを踏みながら運転したらどうでしょうか。事故に遭う可能性がないわけではありませんが、時速200キロのようにはなりません。

 でも、人間は欲が深いもので、時速200キロのリスクを頭では理解しているはずなのに、
「早く目的地に行きたい(早く儲けたい)→スピードを出してしまう(大きなロットでトレード)→どこかで事故にあって破綻してしまう(相場から退場してしまう)」という流れをなぞってしまうんです。

 適正なロットを知る方法ですが、まずは1000通貨でトレードしてポジション保有中の精神状態を確認してみてください。もしも「チャートが気にならない」「損益が気にならない」ようであれば、次は2000通貨で試し、さらに3000、4000…と徐々にロットを上げていきましょう。どこかでポジションがギリギリ気にならないロットにたどり着きます。それがあなたにとっての適正ロットであり、リスク許容度になります。ある人は1万通貨で1時間おきにチャートを見てしまうかもしれませんし、ある人は10万通貨でも夜ぐっすり寝られるかもしれません。適正なロットは人それぞれで違ってきます。

 自分自身のリスク許容度を超えたロットだから、トレードが上手くいかない。このことはぜひ覚えておいてください。適正なロット(=リスク許容度の範囲内)にするだけで、トレードの悩みの8割は解決します。私自身もロットを見直したところから、安定して稼げるようになりました。「リスクは負いたくないけど、儲けは欲しい」そんなことができたら最高ですが、現実はそんなに甘くないんですよね。

FXはメンタルと資金管理がすべて

 FX以外の投資にもいえることですが、利益を出し続けるために必要な技術は次の三つだと思っています。

  1. メンタルコントロール
  2. 資金管理
  3. 期待値の高い手法

 いずれも重要な技術なのですが、全体の8割を①と②が占めているといっても過言ではありません。なぜなら、どんなに優れた手法があっても、メンタルが整っていない状態で資金管理をせずにトレードをすると、結果が出ないからです。FXで負ける人に話を伺うと、たいていの人が①と②そっちのけで③に全集中しています。

 学ぶ順番としては、「適正ロットを知る」→「期待値の高い手法を使う」が正解なのですが、上手くいっていない人は「手法を試す」→「手法を変える」→「手法を試す」を繰り返しているんですね。

 また車で例えるなら、時速200キロで事故にあったら「この車は頑丈じゃない! 他の車を買おう」といって何も学ばず再びアクセル全開、時速200キロでやっぱり事故にあうんです。一歩引いた所にいると「新しい車を買う前に、スピードを落とせば運転しやすいのでは?」といえるのですが、実際にトレードをしていると「スピードを落とすだけで良い」ことになかなか気づけない(もしくは、分かっているけどできない)んですよね。

 どんなに良い手法が完成しても、継続できなければ意味がありません。血眼になってハイレバレッジなトレードをするのではなく、無理のないロットと資金でやるようにしてください。先ほどもいいましたが、ロットを落とすとトレードの悩みの8割が解決します。「証拠金維持率の余裕は心の余裕」ですよ!

ロットを落としてトレードする5つの効能

  1. ドキドキしないのでポジションが気にならない
  2. 細かいチャートの動きが気にならない
  3. 勝っても負けても大きな額ではないのでルールを守れる
  4. 大きな額ではないので取り返そうとしない
  5. 証拠金維持率に余裕ができるので損切幅を広げる選択もできる

ロットを落とせば世界が変わる

 FXでなかなか勝てないなら、まずはロットを落としてみる。本当に、これだけで世界が変わります(体験談)。一度のトレードで大きく稼げなくなるので、「楽しくない」「これじゃ意味がない」と思うかもしれませんが、取り返しのつかない失敗をするより良くないですか?

 意外に思われるかもしれませんが、FXは「楽しくない」「つまらない」という状況の方が上手くいくものなんです。FXをただの単純作業のように感じられるというのは、心がフラットな、トレードをするのに最高の状態で相場に挑めていることになるんですね。身の丈にあったレベルを探して、淡々とFXに取り組むー。この姿勢を常に意識して頑張ってください!

ABOUT ME
カニトレーダー
2014年よりFXを開始するも、根拠のないポジション保有を続けてしまう「ポジポジ病」をわずらい、3年間でマイナス200万円。2016年FXから撤退。しかし2017年、「負けた原因を分析して、もう一度だけトライしてみよう。それでもダメだったら辞めよう」と決心、徹底的に今までのトレードを分析した結果、収支が伸び始める。2018年1月、YouTubeチャンネルをスタート。【著書】3年でマイナス200万から「副業FXで月収30万ちょい」の人生イージーモードにした件(ぱる出版)
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