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資産を守る!アンティークコイン投資のきほん[ゆったり為替]

資産を守る!アンティークコイン投資のきほん[ゆったり為替]

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レアモノの価格は10年以上ずっと上昇し、リーマンショック中でさえ右肩上がり。そして、今も上昇中。何の話でしょう?

それは、アンティークコインです。

全てのアンティークコイン価格が上昇しているわけではありませんが、少なくとも私の投資例の場合、ただ持っているだけで含み益が増え続けています。

またコインには、それぞれ収集欲を駆り立てる歴史やデザインがあります。
そのような奥深いアンティークコインの世界へ、皆さまをご案内します。

文責◉ゆったり為替

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そもそもアンティークコインとは?

 アンティークコインとは、昔の貨幣(コイン)です。日本だったら、大判小判などが代表的。紀元前から、世界の数多くの国でコインが発行されてきました。このため、アンティークコインの種類は、数え切れないほど多いです。

 上のタイトル部の写真は、世界で最も有名なアンティークコインです。通称「ウナとライオン」。英国のヴィクトリア女王即位記念として、1839年に発行された5ポンド金貨です(小さい画像の肖像が、ヴィクトリア女王です)。

 このコインが有名な理由は、主に三つあります。一つ目は、そのデザイン。若い女性が大きなライオンを従えているデザインは、16世紀の叙事詩「妖精の女王」を元にしており、極めて美しいと評価されています。二つ目は、発行枚数。世界でわずか400枚台の発行に留まります。200年近く前の金貨であり、相当枚数が既に所在不明になっているでしょうから、希少性がとても高いです。

 そして三つ目は、人気が人気を呼ぶという好循環です。この金貨は、価格推移に目を見張るものがあります。10年前には、800万円くらいで購入可能でした。しかし、今買おうと思うと、平均的には6000万円くらい支払う必要があります。わずか10年で、7倍以上になりました。

 これほど価格が上昇し続けると、「そのうち下がるでしょう?」と感じるものです。ところが、この種のコインは価格が下がらず、むしろ上がり続けてきました。その理由はなぜでしょうか? 答えは単純で、人気に比べて現存数が少ないからです。

 現存数がわずかで、「あのコインが欲しい!」という人が世界中にいる。この場合、買いたくても買えません。誰かが売りに出すと、「いくらでもいいから売ってくれ!」と大勢が押し寄せます。これでは、価格は下がりようがありません。その結果、2008年のリーマンショックのような大混乱時代でも、価格は上昇を続けました。

 ただし、全てのアンティークコインの価格が上昇するわけではありません。また、将来の価格は誰にも分かりません。どんなアンティークコインでも買えば儲かる、というわけではないのです。そこでこの記事では、アンティークコインの特徴や魅力をご案内しつつ、どうやって買うのが賢いのかというポイントを紹介します。

私の投資履歴とコレクション紹介

 アンティークコイン投資の詳細に入る前に、私の投資履歴をざっくりと紹介しましょう。アンティークコインに出会ってから、まだ10年も経過していません。しかし、余りある時間を投入しています。

 最初は、知人に紹介されたのがきっかけで、「面白い投資対象がある」くらいの感覚でした。ところが、実際にこの世界に触れてみると、実に面白い。そこで、お金儲けというよりもコレクターとして買い始めました。

 あくまでもコレクターとしてコインを買い続けた結果、価格が勝手に上昇して儲かってしまう事態になりました。投資目的でないので売却予定はないものの、悪い気分ではありません。

ダリク金貨
画像提供:株式会社ダルマ

 上の画像は、コレクションの1枚です。紀元前400年代くらいに作られた「ダリク金貨」と呼ばれるもので、旧約聖書にも登場する最古の通貨の一種です。2000年以上前の金貨が、今も残っている。素晴らしいことです。

 私はコレクションに面白さを感じていますが、もちろん投資を中心に考えても構いません。アンティークコインへの接し方は、人それぞれ。何かの機会にコインを買っていたら、いつの間にか家を買えるような含み益になっている…そんな可能性があるのは、とても素晴らしいです。

なぜ富裕層が惹かれる?アンティークコインの魅力

 世界では、富裕層を中心に高額コインを求める人が大勢います。また、準富裕層の間でもコイン収集熱が高まっています。ここでは、アンティークコインの魅力についてご案内しましょう。

①希少性と価値

 アンティークコインの全体を考えると、種類も枚数も、無数にあります。しかし、一つ一つの種類に分けて考えると、現存数はわずかになります。昔のコインですから、再生産できません。何かの理由で紛失したり、火事等で溶けてしまったりして、現存数は減る一方です。

 このため、人気のアンティークコインを持っておけば、現存数は自然に減少し、同時に価値は上昇するという循環が続きます。今後も同様だと断定はできないものの、過去の実績を踏まえれば、期待できます。

②インフレ対策

 2022年に入ってから、世界中でインフレーション(インフレ)に注目が集まっています。インフレとは、お金の価値が落ちることです。1年前まで100円で買えたものが、今では200円必要になったという場合、お金の価値は半分に落ちています。半分に落ちたので、2倍の金額を出してようやく買えるということです。インフレの世界では、資産を現金で持っていると損する(現金の価値が目減りしていく)ことを意味します。

 このインフレへの対抗策として、昔から貴金属の保有という手段がありました。貴金属は、インフレに強いという特徴があります。例えば、1970年1月と2021年12月の物価を比較すると、日本ではおよそ3.3倍に上昇しました。一方、この間の円建ての金価格は、16倍ほどに上昇しました。 金価格はインフレよりもずっと速く上昇しており、貴金属の保有はインフレ対策として適切です。

 投資対象のアンティークコインは、一般的に金や銀で作られています。さらに、貴重なアンティークコインの価格は、金よりも上昇速度が速い傾向があります。このため、インフレ対策で金の現物を持つなら、価値あるアンティークコインを持った方が良いという結論になります。

③歴史やデザイン

 この記事は投資的観点に比重を置いており、歴史やデザインは脇役としています。しかし、こちらも非常に重要で、人によっては関心を寄せる項目でしょう。クレオパトラの肖像が描かれたコイン、大航海時代のコイン、ルイ16世が発行したコイン…などなど。歴史好きにとって、ぜひ手にしたい1枚があります。

 書物を読んだり現地へ旅行に行ったり、それも楽しいですが、当時の物(=アンティークコイン)を手にすると、歴史の一部を手に入れたような感慨にふけることができます。 

コイン価格はピンキリ!狙うべき価格帯は?

 この記事を読んで「自分も投資してみたい」と感じていただけたら、大変嬉しいです。アンティークコインの価格は、ピンからキリまでさまざまです。極めて高額なコインは1億円以上、最も安価だと数百円程度からという手軽さです。この点は、FXと似ています。FXの場合、何百万通貨の売買も可能ですが、1通貨から取引できます。予算に合わせて、柔軟に投資できます。

 ちなみに、コインの価格上昇を狙う場合、貴重なコインを買う必要があります。希少価値がない数百円のコインを買っても、価格上昇は望めませんから、ある程度の金額は必要になるでしょう。具体的な金額を挙げるのは難しいものの、1枚あたり数十万円以上、予算が許すなら1枚100万円以上を目安としたいです。数百万円以上出せるなら、選択肢が大幅に広がります。

投資のポイントは信頼できる業者選び

 FXの場合、資産を増やすポイントがいくつかあります。アンティークコイン投資も同様です。しかし、その内容は大きく異なります。アンティークコインの世界には、チャートがありません。そして、コインの種類は無数にあり、それぞれのコインの現存数は少ないです。すなわち、投資対象の選択は、不動産投資に近いイメージです。

 では、この世界の投資において、最も重要なポイントは何でしょうか? それはズバリ「誰から情報をもらうか」です。世界のコインの情報を個人で調べるには、限界があります。そこで、誠実かつ知識豊富な業者(コイン専門店)から情報をもらい、適正価格でコインを買い、売却することが必要です。

 チャートがないのですから、業者が顧客をカモにしようと思えば可能です(実際に、顧客をカモにするようなビジネスモデルの業者は存在します)。歴の長いコレクターなら、相場価格を調べる方法を知っており、業者が発信する情報から彼らが誠実かどうか判断できます。しかし、これから投資しようという場合、その区別は極めて困難です。

 アンティークコイン投資は、決して安くない金額になるので、取引する業者選びは本当に重要な要素だといえます。繰り返しになりますが、最も重要なのは「誰から情報をもらうか」です。最初に適切な業者とお付き合いできれば、難関の突破に成功です。あとは、その業者から情報をもらいつつ、アンティークコインを買っていきます。

 参考までに、私がコレクションしているコインは、この企画へ画像を提供していただいている株式会社ダルマで購入したものが多いです。同社はこの業界の第一人者とも呼べる存在で、情報量、アンティークコインの品揃え、誠実さといった面において優れています。そのため私はリピートをしています。

コレクター垂涎のアンティークコイン5選

世界ではこんなアンティークコインが注目されている!
ここではその資産的価値、歴史的価値により人気のコインを厳選して紹介します。

旧20円金貨

旧20円金貨
画像提供:株式会社ダルマ

明治時代の金貨。海外からも注目される1枚。

英国 ジョージ5世クラウン金打貨

英国 ジョージ5世クラウン金打貨
画像提供:株式会社ダルマ

ジョージ5世即位25周年を記念し、1935年に28枚のみ発行。

パナマ 太平洋博覧会50ドル金貨

パナマ 太平洋博覧会50ドル金貨
画像提供:株式会社ダルマ

1915年、米国でパナマ太平洋博覧会が開催。その際に発行された金貨。

スイス ルツェルン12ダカット金打贈呈用貨

スイス ルツェルン12ダカット金打贈呈用貨
画像提供:株式会社ダルマ

1699年発行。当時の都市景観を描いた金貨。現存枚数1枚。

英国 ジョージ3世クラウン試鋳金打貨(通称:スリーグレイセス)

英国 ジョージ3世クラウン試鋳金打貨(通称:スリーグレイセス)
画像提供:株式会社ダルマ

1817年発行。現存枚数4枚。うち3枚は博物館等が所有しており、一般に流通しているのは1枚のみとされる。

ABOUT ME
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月足トレードを実践する超長期トレーダー。FXで2013年に退職・独立。現在はFX以外に仮想通貨とアンティークコインで日々生活中。
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