FXでは、つい注目している通貨ペアの値動きだけに注目しがちですが、それだけでは相場の全体像をとらえることはできません。為替レートは、米国の金利動向や株価指数、そして市場心理を映すVIX(恐怖指数)など、さまざまな要因の影響を受けています。
これら複数の指標を並行して観察することで、マーケット全体の「資金の流れ」が見えるようになり、トレードの精度を高めることができます。
STEP.1
ここでは、TradingViewの「シンボルを比較」機能を使って、複数のチャート(シンボル)を並べて表示してみましょう。例として、ドル円チャートの下にS&P500のチャートを追加する手順を紹介します。
①画面上部のシンボル検索の右側にある「+(比較またはシンボルの追加)」ボタンをクリックします。
②「シンボルを比較」ダイアログが表示されます。
③検索ボックスに「SPX」と入力します。
④「SPX S&P500 Index」にカーソルを合わせ、「新規ペイン」ボタンをクリックします。

STEP.2
これで、S&P500のラインチャートがドル円チャートの下に、別ペインとして表示されます。

STEP.3
次に、このラインチャートをローソク足に変更してみましょう。
①チャート上部の[設定]ボタンをクリックし、設定ウィンドウを開きます。
②[スタイル]タブの「スタイル」項目より、表示形式を「ライン」から「ローソク足」に変更します。

これで、複数のシンボルを同じ時間軸(横軸)で見比べながら分析できるようになりました。
STEP.4
同様の方法で、米国金利や恐怖指数など、他のマーケット指標も追加できます。以下の指標を追加してみましょう。

例えば、米国金利が上昇するとドルの利回りが上がるため、円安に動く傾向があります。一方で、VIXが上昇すると市場の不安心理が強まり、円高に傾くことが多いです。もちろん、必ず毎回その通りに動くわけではありませんが、これらの指標を組み合わせて見ることで、相場全体の流れを立体的に捉えることができます。

※FX雑誌『外国為替』vol.17(2025年12月22日発売)より転載 最新号の目次・お知らせはこちら

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