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女優/投資家 陽和ななみが読み解く相場の世界[第1回]

女優/投資家陽和ななみが読み解く相場の世界[第5回 外国為替vol.17より]

陽和ななみ(ひわ ななみ)氏プロフィール
陽和ななみ(ひわ ななみ)氏プロフィール

女優/投資家、2級ファイナンシャル・プランニング技能士。手塚宏二事務所所属。女優業の傍ら19歳から投資を学び、20歳から実践。既に5年の投資歴を持つ。現在は日本株や米国株、FX・CFD等を自身で運用し、チャート分析を基にそれぞれの金融商品で実績を上げている。松井証券「カンニング竹山のFXトーク」、SBI証券「マーケット超特急」など各証券会社の番組で活躍をみせる。2022年はFXで3000pipsを達成するなど、投資家としての実績も折り紙付き。

※FX雑誌『外国為替』vol.17(2025年12月22日発売)より転載 最新号の目次・お知らせはこちら

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もみ合いを抜けたと思えばまたもみ合い

チャート①:ドル円日足 三角保ち合いの上ラインと200日EMA突破後、148.831円で買いエントリー。

 前回はこのような局面を迎えていました(チャート①)。三角保ち合いの上ラインと200日移動平均線(EMA)を突破しましたので、148.831円で買いエントリーしました。問題はその後です。

 そもそも大筋としては米国は金利引き下げ方向、日本は金利引き上げ方向ですから、日米の金利差は縮まり、教科書的には「円高ドル安」に動くことが考えられます。にもかかわらずチャートは真逆の「円安ドル高方向」へ推移。その理由は分かりませんでしたが、チャートに軸を置き、チャートが示すサインに素直に従うのが私のルールですので、今回の「米ドル円の買い」に至ったわけです。 こういったときは、教科書的な動きに収束していくか、原因は分からずとも今の動き(今回でいう円安ドル高)が加速していくかの2パターンだと分析しました。もし教科書的な動きに収束していくなら、損切りしてその流れに乗っていけば良いと思っていましたが、結果はもみ合い。8月の雇用統計後から相場は完全に横ばいに。買いポジションを損切りすることも考えましたが、相場はあくまでも横ばい。下降トレンドに移行したわけではなかったので、ポジションは継続したまま様子を見ていました。

ブレイクアウト狙い通じず損切りの沼にハマる

 9月17日、1か月以上続いたもみ合いが、下限を下にブレイクしました(チャート②)。ついに教科書的な動き「円高ドル安」への収束が始まったのかと思い、146.099円で買いポジションを損切りし、売りポジションへと転換。ドテン売りというものです。

チャート②:ドル円日足 もみ合いを上下に抜けて狙う方向を切り替えた途端もみ合いへ逆戻りして損切り祭り。

 ただ、損切りはまだしもドテン売りの判断は一歩早かった。結果的にこの動きはダマシとなり、下ヒゲをつけてもみ合いに戻ってしまいました。その結果、ここで作った売りポジションも147.026円で損切りに。ここまでで2回損切りになっていますので、ここからは少し慎重に動きたいところ。もみ合いの上限を上抜けるか、下限を割るまでは動かないと決めました。

 そして9月25日、もみ合いの上限を突破! 今回は終値を待って、ローソク足の実体でもみ合い中の高値を更新するか見ていましたが、無事に終値もラインの上に! ということは買いですよね。149.830円でエントリーしました。

 が……なんということでしょう。翌日から連続陰線で下げに下げ、またまたもみ合いに逆戻り。はい、損切りです。損切り価格147.296円、−253.4pipsでした。損切りの連続は非常にメンタルがやられますね。もちろん損切りできずに損が広がり続けるほうが怖いので、ある程度のラインで見切りをつけることは大事です。ただ、頭では分かっていても、やはり精神的には打撃があります。

 ですがその後、再びもみ合い上限をローソク足の実体、終値ベースでも超えてきました! ここでは価格がもみ合いの下限に届かないという兆候もありましたので、確度は高いと見ていました。ですがもう何度目の正直!?といったところで恐怖心はあったものの、150.102円で機械的に買いにイン(チャート③)。執筆時点(2025年11月19日)では155.500円を超えていますので、この買いは成功に終わりそうです。 

チャート③:ドル円日足 もみ合い上限を実体で超えたのを確認し、150.102円で買いエントリー。

じれったい局面の正体は拡大型保ち合いだった

 今回の相場を改めて俯瞰してみると(チャート④)、もみ合い相場ではあったものの、高値を切り上げ、安値を切り下げながら方向性としては横ばいという「拡大型保ち合い」だったんですね。よく目にする高値切り下げ、安値切り上げの「三角保ち合い」とは真逆の動きです。

チャート④:ドル円日足 高値切り上げ・安値切り下げでも横ばいの「拡大型保ち合い」だった。

 この拡大型のもみ合いでは今回のようにもみ合い中の高値・安値を更新する場面でダマシにあうことは避けられず、非常に難しい展開でした。ただ諦めずに最後もエントリーしたことで上昇トレンドに乗れたので、ある程度機械的にサインが出たら乗っていく、という心構えが大切だなと感じました。もちろんダマシだった場合の損切りの準備も忘れてはいけないですね。エントリーを見送った時に限ってトレンドが発生するのはトレーダーあるあるだと思うので、そういった悔しい思いをしないようにこれからもチャート分析の勉強、そして精神的鍛錬を続けていきたいと思います! 米ドル円日足トレーダーの皆さまがこの期間どう戦っていらっしゃったのかもぜひお聞きしてみたいです!

ABOUT ME
陽和ななみ
女優/投資家、2級ファイナンシャル・プランニング技能士。手塚宏二事務所所属。女優業の傍ら19歳から投資を学び、20歳から実践。既に5年の投資歴を持つ。現在は日本株や米国株、FX・CFD等を自身で運用し、チャート分析を基にそれぞれの金融商品で実績を上げている。松井証券「カンニング竹山のFXトーク」、SBI証券「マーケット超特急」など各証券会社の番組で活躍をみせる。2022年はFXで3000pipsを達成するなど、投資家としての実績も折り紙付き。
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