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CFDトレードの魅力

大口投資家の取引場所を見つけ有利にトレードの波を乗りこなせ|CFDトレードの魅力◉テクニカルトレーダーhana

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テクニカルトレーダーhana氏プロフィール
テクニカルトレーダーhana氏プロフィール

CFD、FXが主戦場の専業トレーダー兼Fincsアドバイザー。hana塾で累計2000人以上の【自分の頭で考える】トレーダーを育成。鋭いテクニカル分析・分かりやすい指導に定評がある。日々、完全初心者でも根拠のあるトレードができるような情報を発信中。

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hanaの新手法HLTとは

 みなさん2024年はどんな年だったでしょうか? 米大統領選挙が終わり、トランプ氏の当選が確実となりました。当選が決まる前からトランプトレードにより株高となりましたね。選挙前後の株高を予想し、恩恵を受けられた方はおめでとうございました。

 前回はトレンドが継続する際のトレンドフォローの極意を、「移動平均線の収束と拡散」という側面からあげおさん(@AgeohTrading)に解説してもらいましたが、今回はhanaが究めつつあるトレード新手法「HLT(Hana Liquidity Trade)」について簡単に触れていきたいと思います。億トレーダーのリアルトレードを知るきっかけはなかなかないと思います。今回は年末特別講義として、みなさんをさらなる高みへお連れいたしましょう。

※hanaプレミアムはグローバルリンクアドバイザーズ株式会社(近畿財務局長(金商)第68号)によるサービスです。

 まずはこちらをご覧ください(図1、図2)。執筆時点(2024年11月15日)からさかのぼれるGMOクリック証券のCFD口座での売買全決済履歴です。

図①:11/06~11/11のCFD口座全決済履歴
図②:11/12~11/15のCFD口座全決済履歴

 私が2週間でトレードした銘柄はナスダック、ドイツ、金、牛肉、日経です。この2週間でトレードした回数は20回、損切りは1回もありませんでした。「ん? さすがに噓でしょ? 詐欺じゃないの?」と思われるかもしれませんが、実際にこのトレードは全て人前で公開しながらトレードしていました。

 このトレード手法にたどり着くのはそう簡単な道のりではありませんでした。基本的にトレードというものは容易に身につけられるものではありません。

相場が与えてくれた成長のチャンス

図③:学習の成長曲線(イメージ)

 学習の成長曲線(図3)というものをご存じでしょうか。成長や資産というものは、水色の線のように右肩上がりに伸びていくのではなく、赤い線のように、低空飛行から急に伸びていき、曲線状に上がっていくという特性を表したものです。ほとんどの人は、成績や資産が直線的に伸びると思っているので、そこで現実とのギャップが生じてしまい、勉強のやる気を損ねてしまいます。

 実はこの2年間、私は細かい損切りを重ねて、いかに損を早く切り、利益を伸ばすかという損小利大トレードを実践してきました。ざっくり言うと、勝率がたとえ4割だとしてもリスクリワードが1:4であればトータルではプラスという考え方です。たくさん損切りしても、狭い幅でちゃんと逃げておけばしっかり利益は残ります。

 しかし、今年9月にはロングポジションに対して設定した逆指値が長い下ヒゲによって狩られることが連続し、とにかく細かい損切りがかさみ、損失ばかり出すようになりました。みなさんにもありませんか? せっかく目線は合っていたのに、トレンドは上方向で間違いないと思ってロングしたはずが! 起きたら逆指値が狩られてしまっていて、残ったのはスマホに映る損切り履歴だけ…。そうそう、これが私の待ち望んでいたプチスランプです。失敗がないと成長できませんからね。でも、でも、もうこんな悲しい思いはしたくないっ!(図4)

図④:2024年9月のナスダック(US100)4時間足チャート

 そこで私は思い切って考え方を改めるようになりました。成長のためには現状で満足してはいけません。今までのトレードのやり方をバッサリ切り捨てる勇気と覚悟が必要です。今思えば、このときのもがき苦しむ経験がなかったら覚醒していなかったので、相場がそのチャンスをくれたことに心から感謝しています。

損小利大が悪いのではない

 損切りしないのか! と思われてしまうかもしれませんが、そうではありません。エントリーしたら必ず逆指値は置きます。ロングであれば、ロングしてここまで下がったら撤退という逆指値は必ず設定してください。私がトレードの求道者として、日本でナンバーワンのテクニカルトレーダーになるために考えたのは、みんなが逆指値を狩られてしまうようなところには逆指値を置かないというものです。

 …し、鹿内編集長、こんな超有料級なことを教えてしまっても良いのでしょうか(汗)。こんな真面目すぎる内容でも、初級レベルから乖離した内容でも、惜しみなく読者のみなさんのためにガンガン載せていくのが『外国為替』の良さだと勝手に解釈しているので、このまま遠慮なく筆を進めていくことにします。

大口投資家の手口を考えてみる

 大口投資家がどんなトレードをしているのかについて考えてみたことはありますでしょうか? 実際に大口投資家の知り合いがいるわけでもないので、大口投資家になりきって、どんなトレードをするか妄想してみましょう。トレードの世界は騙し合いです。例として、今年の9月のドル円チャートを使って説明します。

 みなさんはこちらのチャート(図5)を見てどのようなことを感じますか?

図⑤:今年9月のドル円日足チャート

 140.061、140.249、141.684と書かれている場所での下ヒゲを起点に、強めの反発が発生しています。このゾーンが重要な支持帯として意識されていることは一目瞭然ですよね。ダウ理論によると、押し安値を下回ったら下降トレンドが発生するという定義がありますから、節目である140円を下回ったら下目線になるトレーダーが多くいます。つまりこの時点では140円がロングポジションを保有しているトレーダーたちの損切りラインなのです。

 そして9月16日にはその140円を勢いよく下抜けてロンガーの損切注文、つまり売り注文を巻き取ってから、その損切りしたトレーダーを嘲笑うかのようにチャートは綺麗に上昇していきました(図6)。

図⑥:今年9月16日のドル円日足チャート

 そうです。大衆は常に大口投資家の餌なのです。少しレベルが高い本などを読めば書いてありますよね、大口投資家になれないのであれば、大口投資家の動きを見てから買い向かえと。長い下ヒゲや急増した出来高を見れば、大口投資家が買ってきたかどうかが分かります。「下ヒゲを確認してから」ロングで大口投資家に追随するのが私の得意技でもありました。ただし、私はさらにその一歩先の世界へ足を踏み入れつつあります。 

大口投資家を予知した逆張りトレード

 hanaが究めつつあるトレード新手法「HLT(Hana Liquidity Trade)」は、この大口投資家のトレードを予知したトレード手法です。大口が買ってきたことを確認してからアクションするのではなく、大口投資家が買ってくる場所、売ってくる場所へ予測を立てておき、実際に大口投資家と同じタイミングで(〝もしくはその前に〟)トレードすることを目指しています。

 みなさんが今まで逆指値を置いていたところに着目してください。出来高が増えているところに注目してみてください。大衆がどこでエントリーしてどこで決済しているのか、考え抜いてみてください。勢い良くトレンドが発生した場所に焦点を当てて分析してみてください。今まで見えていなかったことが見えてくるはずです。

トレーダーとして成長するためには

 トレーダーとしては前回ご紹介したようなトレンドフォローの基本戦略をマスターすることが大事です。しかし、中級者、上級者に足を踏み入れた後にはどこかで壁にぶつかります。相場の規則性をひとつひとつ理解し、トレードを丁寧に行い、リスクを抑えつつ着実に進んでいくことで、トレードの成功が近づいてきます。そのような着実なトレードを行う中で、壁が見えてくれば、それは逆にチャンスです。

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