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【FX為替相場見通し】「米雇用統計」の結果で1週間の流れを全否定!

【FX為替相場見通し】「米雇用統計」の結果で1週間の流れを全否定!

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まずは1月と先週の振り返りです。

1月の動きではドル円レートはアノマリーの平均値を大きく上回る約8円の上昇。相変わらずのボラティリティに驚かされます。
ユーロドルは約2円強とドル円の3分の1にも満たない状況でボラティリティは急激な低下となっています。

このまま2月も大きく動くドル円とドルストレートは半分以下のままなのか!? 2月アノマリーもご参考に!

先週は、「米国のFOMC/FRBから流れが大きく出るのでは!?」と期待されつつも織り込み済みの内容でした。

それでもドル円レートは乱高下し、急降下から半値以上も戻し微妙な状況でしたが、FOMCで下げる前のレートには戻らず安値を更新。下降トレンドで決まったようにみせました。

このままトレンドが持続することに期待されましたが…、

2月2日(金)22:30~「米国雇用統計」発表

♦非農業部門雇用者数
予想:+18.0万人
結果:+35.3万人

♦失業率
予想:3.8%
結果:3.7%

♦平均時給
予想:+4.1%
結果:+4.5%


と、非常に強い完全雇用の結果となりました。事前のADP雇用者数とはまったく違うデータとなり、新規失業保険申請件数やJOLTS求人件数などの結果が正しかったようです。

米ドル/円1時間足チャート
1週間の流れを「米雇用統計」のみで全否定し、週の始値よりも高い価格で終わりました。
米ドル/円、ユーロ/米ドル1時間足チャート
ドル円とユーロドルは鏡で映したかのようにチャートを描いています。
米ドル/円、ドルインデックス、米10年債、GOLDの1時間足チャート
GOLDだけが暴落しており米ドル買いの整合性もキレイに出ていました。
通貨強弱チャート
※橙色:米ドルUSD 水色:円JPY

1週間の通貨強弱を見れば一目瞭然で、道中から円売りドル売りになっていましたが「米雇用統計」で一気に米ドルの買戻しが起きています。

いずれにせよドル円もドルストレートも全てが振り出しに戻された状態へ。残念ながらトレンドの持続とならなかったといえるでしょう。トレーダーは再び悩まされる感じです。

2月5日(月)からの注目指標や材料は以下のとおり。

■2月5日(月)ゴト日
24:00~米国ISM非製造業景況指数
12:30~RBA豪州中銀政策金利&声明発表

■2月7日(水)
22:30~米国貿易収支

■2月8日(木)
22:30~米国新規失業保険申請件数

などとなっております。是非参考にしてみてください!

ABOUT ME
FX「外国為替」編集部
FX「外国為替」編集部。たくさんの投資家の人生が、FXのおかげでほんの少し豊かになる—。そんな未来を目指して2022年8月に『外国為替』を創刊。雑誌は全国の書店およびAmazonで発売しています。
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