週明けから2月が終わり3月へ突入します。
昨年を振り返ると、年初は世界中の株価指数が暴落となる中、為替はほとんど反応がなく不気味な動きが続いていました。
しかし、3月の2週目で株価指数は底を付け、大相場の幕開けとなるドル円の急上昇が始まりました。

3月は大相場の月
基本的に投資のアノマリーでは、3月は1年で最も相場が動く月とされ「大相場の月」と言われます。
過去18年間でドル円の3月平均変動率は「約6円」、確率は驚異の「70%」です。
実際にココ数年は凄まじい動きとなっているのも記憶に新しいところ。「コロナショック」も2020年3月でした。
「節分天井・彼岸底」の正体
日本株のアノマリーでは、「節分天井・彼岸底」が有名です。
新春からの強い相場は節分ごろまでは続くとされ、その後は彼岸時期まで下落しやすい傾向にあり、3月のお彼岸頃に底をつけるとされています。
その背景には、米国は11月・12月、日本は3月・9月に企業の決算が集中し、機関投資家の利益確定などが要因と言われる【日経が下落=円高】の傾向。
一方では外貨建ての資産を円に戻して決算計上する【レパトリエーション(海外にある資金を本国に戻すこと)】もあり、【円の買い戻し=円高】という円高の強いアノマリーです。
昨年2022年の株価指数は見事に底をつけており、結果的にこの底打ちが2022年の日経225の最安値となっています。

過去10年間の3月ドル円データ

ドル円は1月変動幅「750pips以上」、2月変動幅「800pips以上」。
今年も平均変動幅を大きく上回っており、毎月更新するほど。3月も大きく動くと想定しておいて損はないでしょう。
過去10年間の3月ユーロドルデータ

ユーロドルは常に平均変動率を少し上回る程度ですが、しっかりボラがある感じで推移しています。ドル円ほどではないにしても大きな動きは想定しておくべきでしょう。
ボラの高さは「儲かる」に直結しがちですが、「大損」になる方を意識しておくと良いでしょう。資金管理と危機管理がFXでは大事なので、ぜひ参考にしてみて下さい。






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