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【FX為替相場見通し】9月に入るなり急激な円買戻し!ドル円は5円以上暴落

【FX為替相場見通し】9月に入るなり急激な円買戻し!ドル円は5円以上暴落

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円が逆襲!ドル円は5円安…日銀とFRBの立場が入れ替わった一週間

前週の主役は株でも原油でもありません、円です! 8月31日(月)朝に160円台だったドル円は、9月4日(金)の東京市場で一時155.29円まで沈みました。値幅にして約5円。率にして約3%の円高です。

しかもこの155円台という水準は、7月末に日米が足並みをそろえて実施した円買い介入のあと、8月3日に付けた円高水準に並ぶ位置。つまり、介入で作った円高の跡地まで、今度は市場の力だけで戻ってきたということになります。

きっかけは一つではありません。日銀の追加利上げ観測が一段と強まった一方で、米国FRBの利上げ警戒が後退しました。つまり「日本は締める方向、米国は様子見」という、これまでとは真逆の綱引きが同時に起きたといえます。最初は、だからといって相場が大きな反応をするとは誰も思っていなかったような気配でした。金利差というエンジンがジリジリと円安側から円高側へ切り替わったといえるでしょう。

そしてドル円が155円台前半まで、円高ドル安が進んだ週末の夜にさらなる“きっかけ”がありました。前週最大のイベント【米国雇用統計】の結果です(9月4日(金)21時30分発表)。予想の3倍という強い数字が出ました。
 
♦非農業部門雇用者数(NFP) 
プラス16.2万人
(市場予想はプラス5.5万人・前回7月分はマイナス2.3万人)

♦失業率
4.1%
(市場予想4.1%、前回4.1%。横ばいで着地)

♦平均時給
プラス3.1%
(市場予想プラス3.1%、実額は37.75ドル予想どおりの伸び)
 
一言でいえば「雇用は強い、賃金は想定内」。NFPは予想の約3倍、しかも今年の3月以来となる大きな伸びでした。前回がマイナスだっただけに、夏場の雇用減速が一時的だったことを示す内容になりました。

市場の反応は、発表直後はドル買いで反応したものの時間経過とともに発表前の安値をどんどん割り込みました。発表時間のドル円1時間足では長い上ヒゲの陰線となり、円高ドル安の流れを変えるほどの力はありませんでした。

米ドル/円チャート

前週の円高は、前回の介入水準まで市場の力だけで戻したという意味で質が違います。「為替介入」は一発の花火ですが、今回は日銀の利上げ観測という「継続する材料」が背中を押している。ここが決定的な違いです。

とはいえ、円が一方的に強くなると決めつけるのもまだまだ危険でしょう。日米の政策金利は、日本が1.00%程度に対し米国が3.50〜3.75%。差はまだ2.5%以上あります。この4年間を振り返ると円高方向に傾いた相場ほど、戻りの勢いも速いです。今まで幾度となく巻き返した円ですが、コレが事実でもあるのです。バイアスには注意してトレーダーは次週からも望みたいところですね!

9月2週目となる7日(月)からの注目すべき材料・指標は次のとおりです。

■9月7日(月)
米国・カナダ休場

■9月10日(木)
ゴト日
21:15~ECB政策金利&声明発表
21:30~米生産者物価指数PPI・新規失業保険申請件数
21:45~ラガルドECB総裁の定例記者会見
23:00~米中古住宅販売件数

■9月11日(金)
15:00~英GDP・貿易収支・鉱工業生産指数・製造業生産高
21:30~米消費者物価指数CPI
23:00~米ミシガン大学消費者信頼感指数

※9月アノマリー記事もご覧ください。

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FX「外国為替」編集部
FX「外国為替」編集部。たくさんの投資家の人生が、FXのおかげでほんの少し豊かになる—。そんな未来を目指して2022年8月に『外国為替』を創刊。雑誌は全国の書店およびAmazonで発売しています。
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