■4月10日(水)21:30~【米国消費者物価指数CPI】
予想:+3.4%
結果:+3.5%
昨日の米国消費者物価指数CPI。
悪い予想をしていましたが、それを上回る悪い結果が出ました。
米国のインフレ率の下げ止まりは3か月以上連続となったわけで、FRBの利下げは早期どころか9月以降と予測され、セオリー通りに市場はしっかりドル買いで反応となりました。
ドル円はコレにより重要指標でも今年もなかなか抜けなかった大台の152円台をついに大きく突破! 私がこの記事を書いているNY時間に入ったところの22:45頃では為替介入も起きておらずジワジワと高値を更新しています!
米ドル買いに円買いも追いかけ、結果的には円買いドル買いで、ドル買いがかなり強くなっていました。ドル円以外はドルストレートもクロス円もほぼ全て急落する通貨強弱となりました。
日経先物・NYダウ先物もしっかり逆相関で急落し、ドル買いと連動していました。
ドル円の上昇トレンドはさらに強まった感じですが、同時に「為替介入」がいつ起きてもおかしくないレートで買い増しできるトレーダーはなかなか少なく、買いたいが買えない感じとなっている気がします。
翌日からもECB政策金利など重要指標も控えており目が離せません。
現時点では、日米の金利差が縮まるのは時間がかかりそうなの濃厚となってきたので、この流れが4月も続く可能性も高まったと言えるかもですね。
※4月アノマリーの記事もご参照ください。
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