前週の主役は「物価データ」でした。米国インフレ率を示す注目の「米国消費者物価指数CPI」が予想どおりの鈍化、「米国生産者物価指数PPI」は大きく改善となりました。
■米国消費者物価指数CPI
予想:+3.4%/結果:+3.4%
前月から少し改善されただけでインフレ率が下がりきらない状況。
■米国生産者物価指数PPI
予想:+4.9%/結果:+4.7%
前月が+5.5%でしたので大きく改善されたといえるものの、市場の反応薄く大きな動きにはなりませんでした。
原油の乱高下でインフレがぶり返す懸念があったため、市場では9月16日の会合を前に「据え置き」か「まさかの追加利上げ」かで綱引きが続いていたのです。そこへ前週のCPI鈍化。本来であれば「利上げ濃厚」かと思われますが、これが「利上げ警戒」をスッと和らげ、CMEの金利先物では据え置き観測が6割前後まで高まったと報道されています。
ここは誤解のないように強調しておきますが、今の米国で議論されているのは「利下げ」ではなく、あくまで「据え置きか?利上げか?」です。方向を取り違えると、ドル円の読みまで狂ってしまうので、今後も注意したいところでしょう。週末の米国小売売上高マイナスは「この利上げ警戒をさらに一段和らげる材料になった」と報道されました。「9月の追加利上げはなさそうだ」という安心感がジワリと広がっています。
ドル円相場は158円〜160円の揉み合いが続き、夏枯れ相場らしいレンジでした。ココで「為替介入」を実施していれば効果てきめんだと思われるのに、残念ながら「政府は沈黙」を決め込んだ感じでした。

米国株は一気に上値を伸ばし、S&P500などは史上最高値を更新しました。日本株もこれに乗って日経平均は週間でおよそ6%高と、ここ2か月で最も強い一週間になっています。夏枯れ相場中に強いリスクオンとなった展開です。
株式市場の調整局面は完全に終わり、再びこの強い流れが続くのか!? 日銀が9月利上げ濃厚と報道されてもいつも遅く、今更という感じがぬぐえず円安に戻りつつあります。160円台に簡単に回復してしまうではないかという空気感を感じている人は多いのではないでしょうか? 「日米協調介入」「韓国財務相との会談」「為替介入」はどうなるのか!? 8月後半も注目材料はあります。
8月3週目となる8月17日(月)からの注目すべき材料・指標は次のとおりです。
■8月17日(月)
日本お盆休み明け
■8月18日(火)
21:30~米輸入物価指数・住宅着工件数
22:15~米鉱工業生産指数
23:00~米中古住宅販売成約指数
■8月19日(水)
15:00~英消費者物価指数CPI・生産者物価指数PPI・小売物価指数RPI
18:00~EU消費者物価指数HICP
27:00~FOMC議事要旨
■8月20日(木)
ゴト日
21:30~米新規失業保険申請件数
■8月21日(金)
8:30~日本消費者物価指数CPI
16:15~仏PMI速報値
16:30~独PMI速報値
17:00~欧州PMI速報値
17:30~英PMI速報値
22:45~米PMI速報値
※8月アノマリー記事もご覧ください。

















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