まずは先月の振り返りです。
8月は「日銀の利上げ」をきっかけにとてつもない歴史的な相場でした。
※8月の記事をご参照ください
「円キャリーショック」「ジャパニーズブラックマンデー」として相場の歴史に刻まれるでしょう。
日経平均は20%ほどの大暴落となるもスグに戻し始めると史上最高値の大暴騰。それも一時的ではなく、8月も終わってみたら日経も米株価指数も全戻し。この激しすぎる上下いってこいでどれだけのトレーダーが振り回され散ったことか…。恐ろしい動きとなりました!

NYダウに関しては全戻しどころか8月最終には史上最高値を更新しています。

ドル円は8月最終週には少し落ち着くも9円以上の変動をしており、ボラティリティは相変わらず非常に高い。乱高下を日々伴う動きは値幅もあるので厄介な動きでしたが、ダウントレンドはしっかりキープしています。
このまま9月は大きな値幅レンジで横に動く可能性もありますが、争点となるのは保ち合いから150円台に乗せてくるのか!? それとも140円台を割り込むのか!? どちらかにはっきり抜けてくるかでしょう!
9月は米国FOMCが利下げ濃厚でほぼ決まりとなり織り込んでいますが、当日にはしっかり動いてきそうです。


代表的なドル円とユーロドルのボラティリティの差は相変わらず大きく、ドル円は日々150pips以上の動きが普通となっています。コレもまた異常値ですがユーロドルは50pips動くかどうかで低すぎる状況となりこれまた異常値です。今年中にこの差が埋まることはもうないのでしょうか!?


今年ココまでのドルと円の通貨強弱を分析すると、円の巻き戻しは一気に強まりましたが米ドルはようやく売られ始めた程度。円キャリーショックが落ち着きジワジワト流れは円高ドル安の傾向にあります。
1週間の通貨強弱ではそれがハッキリ出ています。9月もこの流れが続くならますますドル円とクロス円は下落方向へ、ドルストレートは上昇方向へと逆相関しっかりとなりそうです!
9月始まりの週となる9月2日(月)からの注目すべき材料などは次のとおりです。
■9月2日(月)
レイバー・デーにより米国とカナダ休場
■9月3日(火)
23:00~米国ISM製造業景況指数
■9月4日(水)
21:30~米国貿易収支
22:45~BOCカナダ中銀政策金利&声明発表
23:00~米国JOLTS求人件数
■9月5日(木)
21:15~米国ADP雇用者数
21:30~米国新規失業保険申請件数
23:00~ISM非製造業景況指数
■9月6日(金)
21:30~米国雇用統計
などとなっています!
※9月アノマリーの記事もあわせて参考にして下さい。








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