まずは先週の振り返りです。
4月第1週目となる月初め、注目されたのは米国雇用指標でした。
もっとも代表的な遅行性指標として重要視されています!
まずは、民間の【米国ADP雇用者数】
予想:+14.8万人
結果:+18.4万人
そして、労働統計局の【米国雇用統計】
■非農業部門雇用者数
予想:+20.0万人
結果:+30.3万人
■失業率
予想:3.9%
結果:3.8%
■平均時給
予想:0.3%
結果:0.3%
となり、ADPも米国政府の雇用統計どちらもコンセンサスよりもかなり良い結果となり、失業率も平均時給も維持となった。アメリカの強さは相変わらずで、FRBが早期利下げする必要性はないだろうと市場が当然予測していたであろう米ドル買いが時間経過とともにどんどん加速していました。
問題のドル円は、ADP雇用者数の発表時はかなり高い位置にいたのでスグに152円台に届きそうでしたが、またも届かずで失速。米雇用統計でも激しく米ドル買いが強まっていきましたが、それまでが下げていたので151.700付近からは急激な失速となりました。いずれにしても米ドル買いに円買いも必ず追いかけていたので、それも強い要因と思われる。
1週間の通貨強弱を分析しても米ドルと円が一緒に動いている時間が多いのが分かります。
円安ドル安で動いた感じでポンドはやや売られていますが、ユーロとオセアニア通貨はジワジワと買われていた週となりました。
ドル円と他通貨ペアが全て一緒に上げり続けるのは長く続かないと思われるので注目です。
ドル円の150円台攻防はいつまで続くのか!? 日本の要人発言や報道による「為替介入」の準備はいつでもできているというのが本当なのか!? 警戒しながらのトレードは続きそうです…。
4月第2週目となる4月8日(月)からの注目指標や材料は次のとおりです。
■4月10日(水)ゴト日
21:30~米国消費者物価指数CPI
22:45~BOCカナダ中銀政策金利&声明発表
27:00~FOMC議事要旨
■4月11日(木)
21:15~ECB欧州中銀政策金利&声明発表
21:30~米国新規失業保険申請件数・生産者物価指数PPI
21:45~ラガルドECB総裁の定例記者会見
■4月12日(金)
15:00~英国GDP・貿易収支・製造業生産高・鉱工業生産指数
21:30~米国輸入物価指数
23:00~米国ミシガン大学消費者信頼感指数
などとなっております! ぜひ参考にしてみて下さい。
※4月アノマリーの記事も参考にして下さい。
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