12月は「大荒れの月」
11月25日(金)NY大引け時点での11月の結果を見てみましょう。
- ドル円 「大陰線」約1115pipsの変動率
- ユーロドル「大陽線」約751.5pipsの変動率
相変わらずのボラティリティの高さに驚かされます。
12月は「大荒れの月」と呼ばれています。
1年の中では3月の次に荒れるとされているのですが、厄介なのはボラティリティだけじゃなく、方向感が無く「乱高下」が多い点。リスクが高まるので要注意です。
傾向としては、12月上旬は活発に動きやすいものの、中旬以降からは急激な「ボラ低下」になることが多いです。
その要因は、今年最後の「メジャーSQ」(日本12月9日(金)・米国16日(金))を通過後、国内外の機関投資家からクリスマス休暇へ入っていくからとされています。
12月アノマリー① サンタクロスラリー(クリスマスラリー)
米国株式市場の強いアノマリーで、20日頃から新年にかけて株価上昇傾向に。
12月に入ると節税対策の為などから処分・整理売りが出やすいが、20日以降には減少していき、安値から新たなる買戻しが起こる為と言われています。
12月アノマリー② 掉尾の一振(とうびのいっしん)
日本の株式市場は年末の最終売買である「大納会」に向けて、株価が上昇しやすいとされる強いアノマリー。
決算期や月末権利落ち日・権利落ち翌日の大引けにかけ、企業や投資信託・年金基金(GPIF)により買い注文、いわゆる【ドレッシング買い(お化粧買い)】が要因と言われています。
12月はドル円が500pips変動?!
株式相場の強い変動により、当然のことながら為替は影響を受けます。
ドル・円がどう連動して動いているかなど、通貨強弱・環境認識力を高めてやっていきましょう。
今年はココまで全てこの平均変動率を大きく上回っています。
ドル円もユーロドルも、12月の初めから上にも下にも500pipsほどは変動するのが“普通”ということです。
しっかり想定してトレードできれば、リスクを回避しながら期待値を高めることもできるのではないでしょうか。
当然アノマリー通りになるとは限りませんが、コレらを裏付ける「重要指標」「材料」はしっかりあります。
ぜひ参考にしてみて下さい。
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