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【外国為替vol.7 編集後論】「裁量トレードとは全く違う世界観。食わず嫌いはもったいないので少しだけでも味見してみてください」

【外国為替vol.7 編集後論】「裁量トレードとは全く違う世界観。食わず嫌いはもったいないので少しだけでも味見してみてください」

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EAが怖くないことはなんとなく分かりました

コンボイ 間もなくvol.7の編集作業も大詰めですね。今回もおつかれさまでした。

鹿内 過去最大の難産でしたぜ…。こうやって死線をくぐり抜けて編集者たちは成長していく。

コンボイ そんな歳でもないでしょうに(笑)。

鹿内 さて、今回の特集はどうだった?

コンボイ 自分は自動売買はこれから勉強したいという段階なので、いろいろ勉強になりました。まずP26の「24の質問」は、知らないことを知れただけじゃなく、EAの世界観みたいなのが伝わってきました。開発者さんって、圧倒的に真面目な人たちですよね。

鹿内 それは思う。今回は特に真面目な3人に協力してもらいましたが、他の著名な開発者さんたちもしっかりしている人が多い印象です。

コンボイ ちゃっかり鹿内さんも回答してますよね。

鹿内 簡単なのでいいから、名を連ねたかったので(笑)。

コンボイ EAを作るのは無理でも、バックテストとか少額運用からなら始めたいなと。

鹿内 その次の、P34の「EAの中身を覗き見る!」はどうだった?

コンボイ 確かにEAの構造は分かりましたけど、正直なところこれだけはよく分かりません。

鹿内 それくらいでいいと思うよ。この企画でhokutoさんに提供してもらったサンプルのEAをバックテストしてみたら、ボコボコにされているのね。優れたEAをいきなり作ることは簡単じゃないけど、EAに対する謎意識みたいなのが払拭されればなと。

コンボイ なるほど、言ってしまえばただの文字の塊ですよね。

鹿内 そうそう。EAは魔法じゃない、単なるプログラムだ、という理解から始まるんじゃないかと思っています。

裁量トレードの常識をかなぐり捨てろ

コンボイ この流れからの村居孝美さんの企画ですね。もともとFX出身じゃない人なので、外からの感想や視線は新鮮に感じました。そして、ロジツクは面白そうです。中身が分かって日本語で調整するのなら、自分でもできるかも…。

鹿内 そこ、重要なポイントだよね。これまでのEAはロジックが企業秘密の中、投資家はどうやって立ち回っていくかという状況が続いていたけど、それに対するアンチテーゼが提案されたというか。

コンボイ あとはライターでトレーダーの星村さんへのアドバイス、現実的ですね。やはり長く業界で生き残っている人だけあります。

鹿内 俯瞰的にFXそのものを見て、どうやったら勝ち残れるかという考えで、我々も頑張っていきましょう。

コンボイ 本当です。稼げれば手段はなんでもいいんだ…。

鹿内 ところで、リピート系自動売買、そろそろ理解した? 確か以前はあまり分かっていなかったような。

コンボイ 今回の特集に関わらせてもらって、ようやく少しずつ理解してきた気がします。とりあえず、裁量トレーダー的な常識はいったんリセットする必要がありますね。

鹿内 全く違う世界観というか。

コンボイ 含み損がある状態にストレスを感じるのは、裁量トレードならある意味正常ですけど、リピート系自動売買はそれが当たり前の状態であると。

鹿内 そうだね。というか、ほとんどのEAも含み損がある状態はあまり嬉しくないよ。だって、EAって基本的には裁量トレードの自動化なんだから。

コンボイ あ、そうですね。hokutoさんの記事でもあったけど、EAには利食いと損切りを簡単に設定できる項目がありました。

鹿内 そう考えると、EAって裁量トレードの手法を自動化してバックテストとかできるようになることと引き換えに、ルールがブラックボックス化したものともいえるよね。全部のEAがそうじゃないけど、超高速&大量の判断や操作が求められるものでなければ、理論上は人間でも実行できる売買手法なので。

コンボイ 確かに…。

合う人には合うしサブ運用としても

コンボイ リピート系自動売買の通貨ペア選びで、地政学の考え方を取り入れたP50の企画も面白かったです。

鹿内 ぶっちゃけあれは俺が書いたんだけど、とあるFX会社さんの商品にヒントを得ていることと、最近地政学関係の本を読んだり動画を見たりすることが多くて、明らかに地政学に影響されていて、その流れで勢いで作った企画です。

コンボイ そんな経緯が…。どちらにせよ外国為替市場は地球全体にまたがる巨大なマーケットですからね。そういう考え方は有効かも。

鹿内 FXってさ、同じカテゴリーの銘柄同士をやりとりしている。ドルと円、ユーロとポンド、どれも国の通貨同士だよね。それに対して株は、株券と通貨、金は金と通貨のように性質が違うものを交換している。

コンボイ ふむふむ。

鹿内 同じカテゴリ同士のやりとりなので、片方がもう片方に対して圧倒的に強くあり続けることが難しく、FXはそもそもレンジになりやすい。で、その中でも、さらに性質が似ている通貨同士を組み合わせたら、さらに流れが出にくいんじゃないかと。そのための基準の一つとして、地政学的な考え方をしてみよう、という企画です。

コンボイ 納得感ありますね! そろそろまとめをお願いします。

鹿内 トレードにはいろいろなやり方があって、自分に合っているかどうかが全てであるというのは、この本の全体的なテーマ。で、今回は自動売買に光を当てて、どんな世界なのか、どういう特徴があるのかを、いろいろな角度から影の部分も含めて紹介してきました。合う人にはとことん合う世界です。

 あと、相場が動いているときに操作を必要としないので、裁量トレードである程度利益を出せるようになってきた人の、第2の挑戦の場としてもいいんじゃないかと思います。

コンボイ 次号もよろしくお願いいたします!

ABOUT ME
FX「外国為替」編集部
FX「外国為替」編集部。たくさんの投資家の人生が、FXのおかげでほんの少し豊かになる—。そんな未来を目指して2022年8月に『外国為替』を創刊。雑誌は全国の書店およびAmazonで発売しています。
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