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FXで馬氏 投資インタビュー「きっかけはライブドアショック。損失額の限定から全てが始まった」

【雑誌未掲載部分公開】FXで馬氏 投資インタビュー「きっかけはライブドアショック。損失額の限定から全てが始まった」

JFX株式会社

専業トレーダーとしてFXのライブ配信を行う他、投資助言サロンやセミナーで講師を務めるなど、さまざまなフィールドで活躍するFXで馬さん。

上級トレーダーまで登りつめるために、どのようなステップを踏んで取り組んできたのでしょうか。FXで馬さん流の成り上がり術を学びましょう。

聞き手◉鹿内武蔵/本文◉尾崎響子

IG証券

大損失を重ねて見つけた一つのマイルール

─まず、これまでの投資・FX歴について教えていただけますでしょうか。

 サラリーマンだった1999年ごろから、会社の先輩に勧められて金・プラチナの積み立てを始めました。当時の金は今の約4分の1の価値で、たしか1グラムが2000円もしなかったと思います。先輩には、値下がりで一時的に損をすることはあっても、買った資産がなくなることはないと言われ、確かにそうだなと。会社の株なら倒産してゼロになるリスクはもちろんあるけど、金やプラチナがゼロ円になることはまずないなと、何も考えずに積み立てていました。今思えば、それが初めての投資でした。

 個別株を始めたのも、同じように会社の友達がきっかけです。その人が7000万も8000万も稼いでいるのをまざまざと見せつけられて、僕も始めました。最初に300万円ほど儲かって調子に乗ってしまった直後、忘れもしません、いわゆるライブドアショックです。一連の影響をもろに受けて、1000万円の損失を被り、顔面蒼白の正月を迎えたことを覚えています。

─その後2011年ごろからFXを始めたとのことですが、きっかけは何だったのでしょうか。

 当時、ジャパンネット銀行(現・PayPay銀行)だけが持っていた仕組み「ネットバンキング」に目をつけて、これから時代がくるだろうなと思い口座を持っていたんです。そこに銀行口座とFX口座間を行ったり来たりできるシステムがあって、FXを知りました。株より簡単だなという感覚で、まずはレバレッジ50倍ぐらいで始めました。

 そのときもFXの名前は聞いたことはあったのですが、なんとなく億劫で手を出していませんでした。以前の失敗もあり株には正直こりごりだったのですが、その後しばらく期間を空けていたので、自分の銀行口座から直接トレードできるなら、と興味が湧きやってみようと決心しました。

─当時はどのような手法を使っていましたか。

 上がったら買う、下がってきたら逆張りで買う、といった単純なやり方で、何も考えていませんでした。ちょうどそのころ、みんなのFXが大規模なキャッシュバックキャンペーンをやっていて、キャッシュバック狙いでどんどん口座を開設しました。口座開設するだけで10万円、最大50万円ぐらいもらえるものでした。1か月出金できないという条件はありましたが、現金で振り込まれ、1か月後に即出金もできたんです。今では考えられないですよね。スプレッドが広い意味も分かっていなかったので、毎日大きく動くポンドで取引していました。

 ギャンブル感覚だったのですが、熱くなっていた時期には毎日50万円ぐらいの負けが連続して、通算800万円くらいの損失を出してしまったんです。この経験から、資金管理の徹底をルール化するようになりました。具体的には300万円用意したとして、どれだけ損切りしても10%以内に収めようとしました。しばらくはうまくいかずに負けることも多かったですが、それでも損失を10%までに抑えたことで、劇的に収支が改善しました。ここから、ハイロットで超短期のスキャルピングに徹するようになったんです。

 また、それまでは意味もなくポジションを翌日に持ち越したりしていましたが、トレードは自分が見ている間だけ、かつどんどん決済するスタイルに変えたんです。ポジションを長く持たない方法が僕にはすごく合っていたようで、そこからうまくいくようになりました。それが2015年ぐらいのことで、この二点で大きく改善されたので、そこからはさらに手法を突き詰めていきました。

投資とはどんなものか正しく伝えていきたい

─現在では投資助言サロンをはじめ、他にも情報発信をいろいろとされていますが、なぜこういった活動を始めようと思われたのでしょうか。

 昔から、東南アジアの有名なカジノのVIP会員になれる頻度で通うくらい、根っからのギャンブラーでした。ただそのとき楽しむためだったので、もちろん投資とはほど遠いやり方でした。日本では誰にもやり方を教えてもらえなかったですし、多くのお金と時間を失いました。面白い方法は楽しいけど、一時的にしか勝てないと気付き、まずは資金管理だけを徹底し始めたんです。

 後からいろいろな手法やテクニカルを知りましたが、ギャンブル的なトレードをしているうちは、どれだけ知識があろうと自分で台無しにしてしまいます。これは負けている人、皆さんに言えることかなと思います。勝つ前に生き残る術を学ぶことが大切なので、まず投資とは何なのか、なぜ自分に必要なのかを教えていきたいと考えたのがきっかけです。サロンも、自分のためというよりも初心者さんから上級者さんに向けて解説をすることで、自分のトレードを言語化する目的があります。

 僕は、失敗してもいいからと退路を断って専業トレーダーになりました。そのときに辛かったのが、生活費から1日あたりのノルマを算出し、それを毎日目標に掲げてしまったことです。もちろん大事な計算ではありますが、それゆえにノルマを達成しないとやめられず、自分で自分を半ば脅迫して、2週間、3週間と誰とも接することなくノイローゼのようになったこともありました。目標は大事ですが、固執するのは危ないです。それからは、無理だと思ったときは一切やらず、駄目だと思ったらすぐにやめるスタイルで、自分のメンタルに優しいトレードに変えていきました。資金管理もそうですが、最終的にはメンタル管理が大事です。メンタルコントロールができないと続けられないと感じる場面が、これまでにいくつもありました。

 今は、「日本の金融リテラシーを高める学校」を作ることが僕の夢です。今年に入ってから、いろいろな企業や大学から投資の講義の依頼を受けており、そういう需要が高まってきているのかなと思います。もちろんこれは僕一人の力では作れないですが、ゆくゆくはそういうものに携わりたいです。

─会社員から専業トレーダーになられて、生活はどのようになりましたか。

 基本的には、自由に起きて自由に寝る生活です。起きたら顔を洗って歯を磨いて、朝食代わりのサプリメントを飲み、コーヒーを飲みながらトレードルームでまずチャート全体をくまなく見ます。見終わった後、毎日の日課としての売買助言を送っています。平日は毎日、トータルで大体2時間はその部屋にいると思います。子どもを連れて公園に行ったり買い物に行ったりもしつつ、その間にチャンスがあればトレードしていく、自由なスタイルです。

 また、日々欠かせないのが情報収集です。まず、ファンダメンタルズの材料は各メディア、ブルームバーグ、ロイター、日経新聞、ウォールストリートジャーナル、ZUU online、みんかぶなどをチェックします。ピックアップしている情報がそれぞれ違うんです。他に、投資診断士の資格を取得したことでテレ東BIZが無料で全部見られるので、「昨日のワールドビジネスサテライトでどんなことを言ってたかな」と見直すこともあります。

 各ブローカーがオープンにされているポジション情報もチェック対象です。こちらはOANDA証券、デューカスコピー、みんなのFX、外為どっとコムなどで、オープンポジションを逐一見ています。

─ポジションのどのあたりに着目しているのでしょうか。

 売り買いが拮抗しているところからトレンドが出るときや、相場で大きく動いた後にはどちらかにポジションが偏ります。例えば70%がロングで、30%がショートの場合、70%の方はほぼほぼ含み損なんです。

 最初はポジションの偏っていく方向にトレンドがいく一方、ピークアウトすると逆方向に一気に動かされるパターンもあると思います。どちらにせよ偏っている方向と逆の方向にトレンドは動いていると感じます。このあたりもチャートやファンダメンタルズの情報を見ると分かりますね。今年のドル円でいうと、逆張りしようとする人が増え、それをあざ笑うかのようにどんどん上がっていきました。

 基本はシンプルにテクニカル分析をして、トレンドはフォローします。あとは、フィボナッチリトレースメントも使って、一歩通行のトレンド相場の中で探り探り、押し目を狙っていました。止まるレートがないと、フィボナッチは頼りになりますね。

明確なルールと習慣があればFXはギャンブルではない

─初心者トレーダーがこれから成功するために、何か秘訣はあるでしょうか。

 無理をしない、が大前提にあります。僕のサロン生の方も朝から夕方まで働く普通のサラリーマンや不規則なシフト制でお仕事されている方など、職業も生活リズムもバラバラですが、どんな生活の方でも、大事なのは無理して相場に合わせないことです。仕事が終わってゆっくりしてから、しっかりトレードに向き合える時間が夜ならニューヨーク時間、夜勤があって朝からチャートを見られるのであれば東京時間。絶対に自分にとって無理にならないトレード時間を、まずは明確にするべきです。

 また、ロットは後からいつでも上げられるので、自信がつくまでは最小限に抑えましょう。一度上げたロットはなかなか下げることができなくなります。一度美味しいものを食べたら、他のものが食べられなくなる心理と同じです。

 ルールも同様で、自分が守れるルールを作ってスタートし、まずは守ることに専念してほしいです。ルールをいろいろ作ることも大事ですが、守れない、覚えられないでは意味がありません。ルールが複雑だからといって儲かるものでもないですし、まず決めたことをやりきる、その習慣ができあがると良いトレーダーになれると思います。

─最後に、読者の皆さんへのメッセージをお願いします。

 世の中のゲーム・遊び・ギャンブルなどでは全てルールが決められており、たとえそれが理不尽であっても、守らないと絶対に参加させてもらえません。ですが、FXの世界にはルールはほぼありません。平日はほぼ24時間営業でいつでも参加できる上に、賭けるお金も青天井なので負けるときはとことん負けてしまいます。自分でルールを決めるしかない厳しい世界です。

 しかし、逆を言えばルール化し資金管理とメンタル管理をするだけで、トレード収支は大きく改善できます。それだけのことをできない人、きちんとやってみようとしたことがない人が9割の世界で、「FXでは9割の人が負けている」と言われる要因はここにあるのではないかと私は思っています。手法の聖杯ばかり探す人もいますが、その前に資金管理とメンタル管理で収支はしっかり変わってくるので、ぜひそれを体感していただきたいです。

 正しく使えば、FXはお金を稼ぐ素晴らしいツールです。日々の積み重ねを信じて諦めずに頑張ってください。

インタビュー日◉2022年11月10日

【サイト限定公開】FXで馬さんがサロンでも教えている初心者向け手法を紹介

チャートパターンとサポレジ転換を使った王道手法

ー初心者トレーダーに向けて、おすすめの手法がありましたら教えていただきたいです。

最近、僕のサロンで教えているのは、チャートパターン分析です。特に初心者は、三角保ち合いや三尊など王道のチャートパターンを探して、そこからのブレイクを狙いましょう。まずは、パターンが狙えるポイントを見つけられるようになることが大切です。

時間足は、日足と4時間でゆったりと流れを見て、エントリーを探るのは15分足、といった練習をするのが一番良いかなと思います。

通貨ペアは、米国の重要指標が市場を引っ張る影響力が強く、テクニカルやファンダメンタルズなど色々な指標が織り込まれている観点から、ドル円とユーロドルが一番だと思います。マニアックな通貨ペアは、無理して触る必要はありません。

例えば、現在(2022年11月10日時点)のドル円を見てみると、145円付近をサポートラインにして跳ね返しつつ、高値も切り下げてきている状況です。セオリーでいえば、これはディセンディングトライアングルという形で、下の方に抜けやすいです。

145円付近は下へのトライを何度も失敗していますが、やがて抜けそうです。ボラティリティが縮小していく、三角保ち合いの形ですね。

三角持ち合いを形成しているドル円4時間足チャート

サポートしていたところからいったん下に抜けて、次にその価格帯がレジスタンスとして機能した場合には、すぐに売りで入るイメージで動きましょう。

三角持ち合いをブレイクして下落したドル円4時間足チャート

今回であれば、145円のラインを下に抜けて、なおかつそれがサポレジ転換したタイミングで入ると良いです。

他には、単純移動平均線(SMA)を使うのも良いと思います。僕は25、75、200や300で期間を表示していて、これも王道の設定ですね。チャートパターンに加えて、デッドクロスなどが出ると噛み合います。特に価格が移動平均線の上下どちらで推移しているのかを確認した上でのトレンドフォローと、抜けた後に何かしらのデッドクロスやゴールデンクロスが確認できているかに注目して見ると良いと思います。

3本の移動平均線を表示させたドル円4時間足チャート

チャートパターンでブレイクした後に、このような移動平均線でデッドクロスやゴールデンクロスができていると、そこから価格と各移動平均線の並びが設定期間ごとに並ぶパーフェクトオーダーになりやすいです。これらの分析も徐々に勉強して、応用していきましょう。

狙えるポイントが明確なのがこの手法のメリット

ートレンドラインや移動平均線は、どこの証券会社でも絶対に入ってるツールですから、この手法であれば、秘密兵器のようなインジケーターがなくても、十分な分析ができるということですね。

僕のサロンでは、どのブローカーでも用意されている基本的なツールを使ってできる分析を教えています。TradingViewも有料の機能はありますが、基本的な分析ツールは無料なので、誰でも利用できます。

エントリー回数は、米ドル円とユーロドルの通貨ペア併せて、1日に1回か2回が目安です。ポジション保有時間は数時間〜2日、オーバーナイトもします。基本的に損切りも設定して、そこにかからないのであれば、利益は伸ばせるだけ伸ばしていきます。結果、勝率は年間で5〜6割、平均獲得pipsは30〜50pipsくらいになります。決済も、エントリー前の高値安値を目標に決めていき、それぞれのルールを守って取引しましょう。

このFX手法のメリットは、デイトレード~スイングトレードでブレイクアウトからの戻り売り・押し目買いが狙えて、狙えるポイントもはっきりしやすいことです。狙うポイントがシンプルで分かりやすいので、パターンに当てはまった時にはしっかりと狙えます。逆にポイントが見つからない場合には、無理にトレードする必要はありません。

デメリットは、チャートパターンには種類も多く複雑なものもあるので、多くのポイントを狙うとパターン通りにいかず、ダマシだったりレンジになってしまう、といった形で負けることも多くなりやすいところです。

対策としては、最初はあまりパターンを増やさず、あくまで分かりやすい三角保ち合いや三尊など王道のポイントだけを狙っていくことが大事です。簡単な手法に絞り込んだ方が、形状やパターンを見つけやすいのでおすすめです。基本的な分析をしっかり繰り返して、パターンを見つけた時の喜びを知ってほしいですね。

インタビュー日◉2022年11月10日

ABOUT ME
FXで馬
サラリーマン時代の2000年ごろより、金・プラチナの積み立て投資を開始。2005年ごろより株式投資も開始するが、ライブドアショックなどに巻き込まれ大損してしまう。その後、2011年ごろにFXと出会い、激しいギャンブルトレードを繰り返す。大きく勝つこともあったが、最終的には負けの方が大きく、資金管理を徹底。最終的に勝ち組トレーダーへと転じ、2017年ごろから専業トレーダーとなる。現在はFXの投資助言サロンを運営するなど、多くの個人投資家を指導中。
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