「どんな手法を選ぶか」「誰に習うか」という部分ばかりフォーカスされがちですが、それ以前に自分を知り、自分によくマッチしたスタイル選びが投資で成功するために大切とのこと。
日経225先物のシステムトレーダーとして、精力的に情報発信を続ける村居孝美さんに、トレードスタイルを固めていくフローを聞きました。
聞き手・本文◉鹿内武蔵
自分は何者なのか?セルフ棚卸しをしよう
―FXなどの投資には、スキャルピング・デイトレード・スイングトレードといった時間軸による分類や、手動か自動かといった区別もあり、いろいろなトレードのスタイルが存在します。私たちはどのように自分に合うスタイルを見つければ良いのでしょうか。
自分を知ることから始まります。その中でまずは「環境」を見ていきましょう。毎月の収入がいくらあり、そこからどれくらい投資に回せるか。現在、資金がどれくらい貯まっていて、投資で失って良いのはいくらまでか。
1日に何時間チャートに向かい、集中してトレードができるのか。その時間帯は決まっているのか、それとも日によって違うのか。そして、トレードの勉強時間を、週に何時間確保できるのか。
師匠はいるのか。家族の理解は得られているのか。投資家として成長する過程を支えてくれる人はいるのか。
こういった、自分に関することを分析していきましょう。
その次に「能力」を確認していきます。パソコンやスマートフォンの操作は得意か。プログラミングはできるか。
統計学の知識はあるか。政治や経済の情報収集をする素地はあるか。データ分析は得意か。
また、能力には性格的な部分も含まれます。せっかちな人なのか、のんびりな人なのかでも、適正のあるトレードスタイルや手法は違ってきます。
また「目標」も重要です。いつまでに、いくら欲しいのか。
使える期間が短いほど、目指す金額が大きいほど、運用の難易度は上がってきます。逆に十分な期間があり、それほど増やせなくても問題ないということであれば、投資の成功率は高くなります。
―まずは詳細な自己分析をしなければいけないということですね。
そうなります。こうやって自分が何者であり、なにを成し遂げたいかをしっかり見極める先に、トレーダーとしての信念や価値観があり、最終的にトレードのスタイルが決まってきます。ここまでしっかり自己分析をすると、ブレずに投資家としての道を歩めると思います。
そして、目指すべきモデルケース、お手本にしたい先生が見つかるのではないでしょうか。自分に考え方が似ている人から学んだ方が学習効果は高いです。
逆に自己分析をしっかりしないうちに、自分に合っていない師匠に学んだり、手法を実践しようとしても、環境、能力、目標が合致しないやり方に取り組むことになります。こうなると、成功する確率は非常に低くなってしまいます。
投資家は社長と同じ。自分チームで相場に臨む

―村居さんがシステムトレードに取り組むことになった経緯を教えてください。
私はプログラミングのスキルがありませんし、会社経営者でもあるのでゼロから勉強する時間はありませんでした。ですが、トレードのアイデアはあったので、日本語で売買ロジックを検証できるソフトを、プログラム能力がある方に構築してもらいました。
このように全て自分でやろうとせず、他者の力を借りたり、チームを組織することも大切です。ヘッジファンドなら、全体を管理するマネージャーとは別に、プログラムを担当する人がいるものです。このプログラマーが売買システムを作ったり、ロジックをプログラム化したりしています。
ヘッジファンドの例は極端だとしても、「自分でやらないといけない部分」「他の人に任せた方が良い部分」の仕分けは大切です。これはつまり、会社経営と同じなんですよね。社長にしかできない仕事があれば、社長がすべきではない、あるいはスタッフの方が得意な仕事もあります。
例えば、トレードアイデアを思いついたとして、その検証をする時間がないなら、プログラムが得意な人にEAを有償で作ってもらい、バックテストをしてみるのも良いでしょう。テスト結果を最終的に判断して、実運用するかどうかは投資家が決断しなければいけませんが、それに至る過程は誰かの力を借りる手もあります。
今の時代は、昔と比べると投資関係の専門書も安く買えるようになりましたし、パソコンなどの機械も高性能かつ安価になりました。自分のスキルや時間と相談して、投資で成功するためのチームを作るという意識で臨むのも良いでしょう。
生き残ることから全ては始まる
―これから投資で成功しようと頑張っている、読者の皆さんにメッセージをお願いいたします。
自分のことを分析し、大きな目標を設定したら、今度は小さな目標を決めていきます。何から始めるのか、いつまでに、どこまでクリアするかといった部分を決めていきます。
私は国内外のいろいろな投資のプロに話を聞いてきましたが、誰もが「生き残る」ことの大切さを説いていました。継続して初めて利益が出るのが投資です。いきなり大きなロットで勝負をかけるのではなく、小さなロットで成功体験を積み重ねながら、少しずつロットを引き上げていきましょう。







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