ラウザ稼働、FX以外の銘柄も豊富、テクニカル分析が充実と、あらゆるスタイルの裁量トレーダーのニーズを満たすTradingView。この記事では、TradingViewをさらに使いこなすためのテクニックを紹介していく。
チャート提供:TradingView
蓄積されたアイデアはトレーダーの集合知
TradingViewは高機能なチャートだけでなく、投資家のコミュニティとしても盛り上がりを見せている。特に「アイデア」は自分の分析チャートを公開でき、ユーザー同士の交流が活発に図られている。
アイデアは、主に投資アイデアと教育アイデアに分類されている。投資アイデアは、現在の市場状況の分析を中心に、注目銘柄の価格予測やトレードプラン、トレード手法などがリアルタイムで次々と公開されている。教育アイデアは投資アイデアよりも本質的で、トレードツールの使い方や資金管理、メンタルに関するものなどジャンルが幅広く、読み応えのある内容も多い。
投稿は短い動画形式でも可能で、投稿者の思考を音声やチャートの動きからも受け取ることができる。表示されるチャートは、投稿された時点から現在のバーまで推移させることができるなど、ユーザーの後追い検証にも役立っている。
SNSの有効活用がトレード力向上につながる
公開されたアイデアに対しては、ユーザー側もさまざまなアクションが行える。各アイデアのページにはコメント欄が設けられ、投稿者を中心に意見交流ができる。内容の良いものには、「ブースト」と呼ばれる評価が行える。ブーストは、有益性や客観的評価の指標として参考にできる。
他にもチャートの埋め込みコードや、公開された分析環境をそのまま自分のTradingViewチャートにコピーできるなど、アイデアを拡散・共有する手段も整っている。シンボルやお気に入りの投稿者を見つけてフォローしていくことで、アイデアストリームに自分好みの新規アイデアが投稿されるタイムラインを形成していける。
世界中のトレーダーが集うコミュニティでチャートを共有して、さまざまな分析・投資の発想(アイデア)に触れる
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プライベートアイデアの使い方
FX雑誌「外国為替」vol.13
発売:2024年10月22日(火)
定価:980円(本体891円)