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はじめてのコモディティ[マッスル武藤]

ドル離れの進む中銀、買い手一色のゴールド相場。基軸通貨入れ替わりの未来か|はじめてのコモディティ[マッスル武藤]

ゴールデンウェイ・ジャパン

※FX雑誌『外国為替』vol.16(2025年8月25日発売)より転載 最新号の目次・お知らせはこちら

 みんな、久しぶりだな! 元気か! マッスル武藤だ! ゴールドはやはり上昇してきたな。すでに1トロイオンス=3000ドル台に入り、大台代わりだ。一時3500ドル台を付けるなど、もはや世界はゴールドの奪い合いに入ってきた。6月にファンドがゴールドに強気になりすぎて買いついたため、高値を付けた後は低迷してきたが、そろそろまた動き出すころだろう。ファンドは明らかに買い遅れているのだが、それでもいずれ高値を更新していくことで、利益を確保できるだろう。なぜそう言えるのかだって? それは、世界の中央銀行のゴールドに対するスタンスが、あまりに強気だからだ。

 ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が世界の中銀に対して行った調査では、中銀の95%が、世界の中銀の金準備が今後12か月の間に増加すると考えていると回答している。そして、回答者の43%が、自国の金準備も同じ期間に増加すると考えているというのだ。興味深いことに、回答者の誰も自国の金準備の減少を予想していないという。つまり、ゴールドを積み増していく中銀が大半であり、売り手がいないというわけだ。

 買い手しかいない一方で、売り手がいないのだから、相場は下がりようがない。近年の中銀の金購入量は3年連続で1000トンを超えているが、それまでの10年間の平均は500トンだった。今年も1000トン前後の購入が見込まれている。供給が限られるなかでこのような購入を継続すれば、ゴールドは上昇せざるを得ない。

世界の中央銀行の外貨準備の構成

 一方で、驚くべきデータが欧州中央銀行(ECB)から発表された。それは、世界の中銀の外貨準備に占める比率において、ゴールドが20%となり、米ドルの46%に次いで2番目になったというのである(上図)。ちなみに、ユーロは16%で3番目に後退している。

 1990年代に現在のユーロ圏各国は、新通貨ユーロがもっとも強い通貨になると信じ、ワシントン協定なるもので保有金の売却を数千トン単位で行っていた。その結果、ゴールドは大きく下落し、一時250ドル割れ目前まで下げた。そして、彼らが売りをやめるとゴールドは上昇し始め、今に至っている。まさに皮肉なことが起きていたわけだ。

 そして、入れ替わるようにゴールドの買い手として出てきたのが新興国である。世界中銀のゴールドの売買は、2010年からネット買い越しに転じ、いまもそのトレンドが続いている。いまの中銀はドル離れを進めている。ドルは今後、きわめてリスクが高い通貨になるだろう。そうなれば、米ドルの代わりに保有するのはゴールドしかない。ゴールドはまさにシナリオどおりに上昇してきている。

 2年後には最低でも現在の2倍、世界情勢次第では5倍程度にまで上昇するだろう。突拍子もないことを言っているように聞こえるかもしれないが、気づいたときにはもう遅いぞ! そうならないように、しっかりと考えて行動してくれよな! じゃあな!

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マッスル武藤
海外を拠点に活動するグローバルトレーダー。トレード歴は30年超。リーマン・ショック時に空売りで莫大な利益を上げるなど、弱気相場を得意とする。2022年は300%超の利益を叩き出すなど、突出した知識と経験を生かしたトレードが持ち味。著名投機家ジョージ・ソロス氏やジム・ロジャース氏などとのビジネス経験がある。
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