みなさんこんにちは! 最近のトレード座右の銘は「握力トレーダー」、陽和ななみです。大きなトレンドを着実に押さえていくことで1回1回の損切りは全く気にしなくて良くなります。その代わり大きなチャンスは頻繁には来ませんから、チャンスのあるときにはトレンドの最後まで握って握って利益を伸ばしたいですね。
売りサインを読んで勝ち切った暴落相場

さあ、前回の記事では米ドル円の売りポジションを継続中でした。エントリー価格は158.460円。ただ、米CPIと日銀の為替介入というファンダメンタルズ要因が濃い下落でしたから、長期的には続かないかもしれないという気持ちも正直ありました。ですがこういったチャンスのときに仕掛けていかないと、エントリーを見送ったときに限ってトレンドが育つことはもう何度も見てきましたので(笑)勇気を出して売りエントリーです(図1)。このあとテクニカルも売りサインを示しましたので157.350円で売り増し。この辺りでは1時間足でのスイングも同時並行で行っていました(図2、後述)。今まで同じ通貨ペアで長さの違う視点でのトレードはしてこなかったので、自分の中では挑戦でした。(ただ、売買が複雑化しており、トレード記録を見ながら執筆現在てんてこ舞いです。笑)
長期ポジションですが、売りを作った後に円高が加速。私としては嬉しい限りです。利益確定したい欲をぐっと堪えて、トレンドが終わりのサインを出すまでは握っていようと考えながら毎日相場を見ていました。そして起こった、忘れもしない8月5日。令和のブラックマンデーといわれる株式の大暴落があり、為替も大きく円高へ。惜しいことにこの日は1日中収録をしておりましたので、ポジションを触ることはできず、利確も売り増しもせずに静観。翌日からの戻しでは利確すべきか否か思案する日々でした。最終的に利確したのは9月2日。利益確定価格は146.270円、損益は+1219pipsとなりました!
8月中旬にかけて戻しがありましたが、明確なトレンド終了のサインかといわれると少し物足りない状況でした。それに比べて8月下旬から9月の上昇は、安値を切り下げるパワーが感じられず、価格が中期移動平均線(20日EMA)にタッチしたところで利益確定を決意。ただ…この後もう一段下がるんですよね。
ここからは少し欲を出しまして、1時間足で短めのトレードです(図2)。9月4日朝からエントリー。エントリー価格は145.208円。トレード記録を見ていて驚いたのですが、長期ポジションの3倍以上のロットを張っていました。大きな利確の後に気が大きくなっている典型的なパターンですね。気をつけなきゃ。

その後売り増ししながら9月13日に利益確定。ここも、もう少し引っ張れなかったのかという気持ちがないではないですが、大きく下がった後の売りポジションですし、週を跨がず就寝前に利益確定しました。利益確定価格は140.772円、損益は+443.6pipsでした。
売り目線から買い目線へ。しばらくは米ドルを注視

執筆現在は米ドル円の買いポジションを持っています。10月4日に147.331円でエントリーしました(図3)。私は3本の移動平均線とその各線の距離をMACDで監視しているのですが、移動平均線が上から短期(5日)長期(40日)中期(20日)という並び順になり、MACDも3本上昇中。MACDが上昇しているということは買いのチャンスが近づいているということですので、それまでの売り目線からガラッと変えて今度は買いを狙っていきます。ファンダ要因としては米大統領選でトランプ氏が大統領になればドル高なのではという風潮もありました。
米ドル円以外にも取引はするのですが、今年10月からの為替の強弱を比較してみると(図4)赤い米ドルのラインが頭一つ突き抜けており、ドル高であること、円が弱いことからまだまだ米ドル円に妙味がありそうなので、しばらくは米ドル円をセンターに置いて見ていきたいと思います! さて今回の買いポジションはどこまで握れるか、結果は次号で! 握力トレーダーになれるのか、精進します。
