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【円安・ドル高の月】「7月相場アノマリー」について徹底解説!

【円安・ドル高の月】「7月相場アノマリー」について徹底解説!

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来週からいよいよ7月相場になります。
あながち馬鹿にできないアノマリーシリーズ、7月相場について解説していきましょう!

ドル円は今年も日本の「為替介入」などもあり、急落など大きく下げる場面はあるものの
全て戻していく力が強く、一言では「円安が止まらない」という表現になります。

日米の実質的な金利差が原因だとは思われますが投機筋の影響も大きいでしょう。
まだまだインフレによる主要国の政策金利が重要な材料となっていくことは間違いないと思われます。

7月最終日となる31日は「日銀金融政策決定会合」「FOMC/FRB米国政策金利」が同日にありますので目が離せません!

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円安アノマリー、円安・ドル高の月

7月はなんといっても有名なのが「円安アノマリー」でしょう!
「円安・ドル高の月」とされており、リーマンショック以前まではその確率は驚異の「78%強」。1年間で最も強力なアノマリーだったとされています。

リーマンショック後もバカにはできない数値で、過去24年間では「60%強」としっかり高い確率となっています。今年も本当に「円安・ドル高」が強まるのか!? 注目しておきましょう!

また、その背景として「株式市場のアノマリー」を押さえておくことが重要です。
6月決算の企業やETF(上場投資信託)の決算があり、6月後半から7月上旬にかけて好需給の傾向が強くなります。

しかし、7月下旬からは「七夕天井天神底」と言われる有名なアノマリーがあります。七夕頃に天井をつけ大阪天神祭りの頃に底をつけやすいとされ、いわゆる「夏枯れ相場」に入っていきます!

米国市場では、日本の「夏枯れ相場」とは逆の意味する「サマーラリー」が有名です。
米国は7月インデペンデンスデーから9月レイバーデーまで長期間のサマーバケーションに入るのですが、その前までは株価が上がりやすい傾向にあるとされています。

株価指数の影響でどこまで為替が連動するかは毎年未知数ですが、アノマリー通りに動いていることが多いので参考にしてください!

※2024年のインデペンデンスデーは7月4日(木)、レイバーデーは9月2日(月)。

過去12年間の7月ドル円データ

【過去12年間の7月ドル円データ】
【過去12年間の7月ドル円データ】

平均変動率「410.333pipsほど」となっています。
ドル円はボラティリティが非常に高いまま推移しており、7月も平均値は上回ると予測しておいた方がトレーダーは安全かと思われます。

過去12年間の7月ユーロドルデータ

【過去12年間の7月ユーロドルデータ】
【過去12年間の7月ユーロドルデータ】

平均変動率「427.516pipsほど」となっています。
ユーロドルはドル円とは対照的でどんどんボラティリティが低下しています。7月も平均値以下が想定しておくとよいでしょう。

ただし、ボラティリティが低下し続ければ「突然の急変動の前触れでは?」と相場ではよく言われるので要注意です。

まだまだ「インフレ指標=各国の政策金利」は目が離せません。7月も主要国の政策金利&声明発表が多いのでお忘れなく!

10日(水)11:00~
RBNZ政策金利&声明発表

18日(木)
ECB政策金利&声明発表

24日(水)22:45~
BOC政策金利&声明発表

25日(木)20:00~
TCMB政策金利&声明発表

31日(水)時間未定~
BOJ政策金利&声明発表

31日(水)27:00~
FOMC/FRB政策金利&声明発表

その他、米国をはじめ世界各国の「消費者物価指数CPI」などにも引き続き注目が集まるでしょう。

※アノマリー使用上のご注意

毎月できるだけ「アノマリーシリーズ」は解説していきたいと思っています。
あながちバカにできないとされるアノマリーは「儲ける」というよりも「危険意識」のほうを重点に置いてもらい、ご自身の大切な資産を守るために参考にしていただきたいです。

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FX「外国為替」編集部
FX「外国為替」編集部。たくさんの投資家の人生が、FXのおかげでほんの少し豊かになる—。そんな未来を目指して2022年8月に『外国為替』を創刊。雑誌は全国の書店およびAmazonで発売しています。
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