3月1週目の振り返り
まずは先週の振り返りです。
2月が終わり3月1週目は、ドル円の1時間足チャート(2月27日〜3月2日)を見れば一目瞭然ですが、ヒドイ乱高下が続き、誰も得しないような相場でした。
米ドル買いと売りが細かく交錯し、円の売り買いも同じような感じとなりました。
その要因の一つは、乱高下が激しく方向感のない米長期債の動きではないかと思われます。
米国の指標結果は「ISM製造業」「ISM非製造業」などが強く、基本的にドル買い傾向にありますが、持続せず強弱が激しい感じです。
この1週間では、ECB理事会・ラガルドECB総裁・デギントスECB副総裁などの発言が、次回のECB政策金利も変わらずタカ派姿勢の内容が多く、ユーロ買いが強まったのも特徴的でした。
米ドルも買われていたので「ユーロドル」は抑え込まれていましたが、ユーロ買いの強さだけが目立てば状況は一変するでしょう。環境認識の大事さです。
引き続き気になるのは、「日本長期債」の高い水準での停滞です。
これだけ日銀が許容する上限いっぱいで停滞しているにもかかわらず円買いはほとんどきておらず、むしろ円売りの方向で整合性がありません。
こちらもいつ爆発的な円買いが発生してもおかしくなく要警戒でしょう。
3月2週目の注目ポイント
現在、米ドル買いにより豪ドル売りが強く下落が強い「豪ドル」。
3月7日(火)12:30、RBA(豪州中央銀行)政策金利の発表により、どちらへ動くかは注目です!
そして例外的に3月は2週目となった「米雇用統計」。
最後の冬時間となりますので発表は3月10日22:30~。「失業率」「平均時給」にも注目です!
米ドルの強さが持続するのか!? それはFRBの利上げ要求と連動しています。
ドル円はもちろん全通貨ぺアの方向性を担うので、しっかり結果を見守り、動きを見極めてからやっていきましょう!
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