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海外ノマドライターの働き方[小栗健吾]

海外を旅しながら生きる金融ライターの世界4|海外ノマドライターの働き方[小栗健吾]

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 前回はクアラルンプールとバンコクにいたことやオンラインサロンの話について、そこで実績を積んだことを書きました。今回は、バンコク出国後の話とライターの仕事の進め方について紹介します。バンコク出国後はクアラルンプールに2か月、そして現在は再びベトナムのダナンに入国してきたばかりです。クライアントワーク中心のノマドをやっているとWi-Fiのスピードと安定さが命です。しかし、クアラルンプールはタイやベトナムと比べてもWi-Fiのスピードが遅くて安定しない、気軽に作業できるカフェが少ないなどノマドには向いていない国かもしれません。宿もスマホもWi-Fiが急に止まって1日全く作業できなかったときは焦りました。

 さて、ここからはライターの仕事の進め方やリサーチについて簡単に紹介します。ライターといっても仕事の種類は豊富なのですが、私が主に行っている業務はSEOという分野です。SEOをかなり簡単にかみ砕くと、Googleの検索エンジンで検索上位を獲得できるような記事を執筆する仕事です。そして、ライターを始めたばかりの人は、SEOの業務から入ることが多いようです。ライターと聞くと書くだけが仕事と思われがちですが、厳密には、クライアントからキーワードを受け取る、構成を組む、リサーチする、執筆する、入稿する(原稿を専用のツールに登録すること)という順番で行います。つまり、ライターは書くこと以外にも多くの業務があります。

 さらに執筆よりも肝となるのが、リサーチすなわち情報収集です。実際、執筆にかかる時間よりも情報収集にかかる時間のほうが多くの時間がかかります。リサーチでは、記事を執筆するにあたって盛り込めそうな情報を収集します。情報の収集先は、受け取ったキーワードでの検索のほかに、省庁や大手企業のサイト、現地での取材、海外のサイト、書籍などさまざまです。ときには、メールや電話で問い合わせをすることもあります。とはいえ、全てをするというよりも、いくつかに絞って行うことのほうが多いでしょう。そして、集めた情報の中からどの情報を記事に入れるかを選ぶ必要があります。この作業は、検索して表示された上位の記事が入れている情報やユーザーが本当に望んでいる情報を考えながら行います。検索上位を狙うには、さまざまな施策がありますが、質が高い正確なコンテンツを作るのがライターの仕事です。

 当然のことながら、執筆するジャンルについて未経験で知識もない人よりも、その業界で働いた経験がある人や知識が豊富な人のほうが、質の高い記事を執筆できる可能性は高くなります。私の場合は、金融業界は未経験でしたが、FXの経験があったことから、最初はFXの分野のみに絞って記事を執筆していました。今と私がライターを始めたときでは状況がかなり変わっているため、安易に参入するのはおすすめできませんが、どうしてもライターの仕事を始めるなら、これまでの経験や得た知識を活かせる分野で、なるべくなら単価が高い分野から参入したほうが良いでしょう。

 さて、次回は、海外企業との取引について紹介します。

ABOUT ME
小栗健吾
おぐりけんご。海外でノマド生活を始めた金融ライター。FX・暗号資産・株式投資などの投資経験がある。2018年当時年収0の状況からライターを始める。専業ライターとして独立して以降はFP2級の資格を取得して、金融メディアを中心に投資・カードローンなどお金に関する記事を執筆している。
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