前週は、週明け1月20日(月)「米国休場」の中「トランプ米大統領就任式」で始まりました!
トランプ氏が再度米大統領に就任したことが、マーケットに与える影響は予想以上に大きい。為替市場は思ったほど動きませんでしたが、米株価指数も日経平均も強い回復を見せました。
就任式では関税問題は一時的に見送った感じでした。問題の中国への関税は、習国家主席との対談がうまくいったと報道され完全に見送りの模様。マーケットから不安材料が消えたのも要因となりました。為替ドル円は156円台後半から154円台後半へ落ち込むもスグに回復し、先週の下落トレンドを継続させていました。
週末の1月24日(金)正午、「日銀金融政策決定会合」の発表。前回の2024年7月31日の利上げ時と同じように少し遅れていました。やはり予想通り政策金利を利上げすると発表してきました。
事前に何度もリークされており事前予想は100%となっていたので、前回の利上げ時のような凄まじい反応はありませんでしたが、ジワジワと上げてプラスだった日経平均は4万円台から4万円を大きく割り込み、為替ドル円は156.400付近から154.800付近まで下落。短い時間足では激しい乱高下が続きました!

15:30~の「植田日銀総裁の定例記者会見」でも強い上下運動をしていましたが欧州時間に入ってもNY時間に入っても安値も高値も更新することはなく、方向感を見失った感じでNY時間大引けも155.990付近という非常に中途半端なレートで止まり終わりました。

日本の10年債は1.265%まで事前に上昇し続けていましたが、当日には失速し再度やや上がった感じです。前回は利上げ後に何故か急落していたので、今回がどうなるのか!? いずれにしても米長期債との動きとはまったく違い、為替との連動も微妙な感じが気になります。

1週間の通貨強弱を分析するといかに米ドルと円が一緒に動くような円売りドル売りでどちらかが強弱をつけて推移していたのがわかります。ユーロやポンドやオセアニア通貨が上昇できるターンに入り、スイスフランとカナダドルは依然として少し弱い感じです。
来週は米国と欧州の政策金利発表で月末相場に入ります。株式市場はこのまま強含みでどんどん上げてけるのか!? ドル円は160円台に上へ抜け始めるか? それとも150円割れに向かうか? のレンジブレイクに注目です。
1月最終週となる1月27日(月)からの注目すべき材料などは次のとおりです。
■1月27日(月)
豪州休場・NZ休場
24:00~米新築住宅販売件数
■1月29日(水)
23:45~BOCカナダ中銀政策金利&声明発表
28:00~FOMC・FRB米中銀政策金利&声明発表
28:30~パウエルFRB議長の定例記者会見
■1月30日(木)
ゴト日
22:15~ECB欧州中銀中銀政策金利&声明発表
22:30~米新規失業保険申請件数・GDP速報値
22:45~ラガルドECB総裁の定例記者会見
24:00~米中古住宅販売成約指数
■1月31日(金)
22:30~米個人所得・支出・PCEデフレーター
ぜひ参考にしてください!
※1月アノマリーも参考にしてください。