まずは先週の振り返りです。
日曜日の4月14日、「中東情勢問題」の報道が出てサンデーダウが急落しているなど、休みの間に相場が動きましたが、為替は15日(月)の始まりも窓をあけるような動きはありませんでした。
しかし、リスクオフムードはジワジワと出始めており、日経平均や米株価指数は崩れ始め、今までのように荒い動きでの戻しは厳しく下落を強める状況に。為替のほうはリスクオフで反応しましたが今のところは一時的でドル円は急落しても限定的で長い下ヒゲで終わり全戻しとなりました。
日経平均は天井から11%ほどの下落率となり、あっという間に37000円台割れ。ココで耐えれなければ更に落ちてしまう危険な配置に見えます。
そもそも米国のインフレ率が下げ止まり厳しい指標結果が続出で、FRBは当初の年内6回の利下げを3回としていたが、ついには1回になりそうな感じとなっています。
「もはや年内の利下げは難しいのでは!?」との声が上がり始めているのも、“米ドル買いで株価の下落”というセオリー通りの動きに「地政学リスク」が高まりリスクオフが追い打ちをかけている感じでもありました。
現にGOLDの急騰は凄まじいものがあり、まさに“有事のGOLD買い”でした。
1週間の通貨強弱を分析すると明確なのはオセアニア通貨売りが強まったのと米ドル買いとスイスフラン買いの持続です。ユーロはやや買われるも横ばいですが、週末に急激にポンド売りが強まり、円買いも一時的には起こるも横ばいでした。
今後も「地政学リスク」による中東情勢の報道で相場は反応しやすい感じとなっていますので、突発的な動きには注意していきましょう!
4月第4週目、GWを控える4月22日(月)からの注目指標や材料は次のとおりです。
■4月23(火)
16:15~仏PMI速報値
16:30~独PMI速報値
17:00~ユーロPMI速報値
17:30~英PMI速報値
22:45~米国PMI速報値
23:00~米国新築住宅販売件数
■4月25日(木)ゴト日
21:30~米国新規失業保険申請件数・GDP
23:00~米国中古住宅販売成約指数
■4月26日(金)
時間未定~BOJ日銀金融政策決定会合&声明
15:30~植田日銀総裁の定例記者会見
21:30~米国個人所得・支出・PCEデフレーター
などとなっております!ぜひ参考にしてみて下さい。
※4月アノマリーの記事も参考にして下さい。
FX雑誌「外国為替」vol.13
発売:2024年10月22日(火)
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