アメリカの政策金利を予測するCMEのFedは直前には「98%~99%据え置き」となっており、すでに市場は織り込んでいて当然、さすがにサプライズは考えにくい状況でした。
結果は…、
■9月21日(木)深夜3:00~
市場予想:据え置き
結果:据え置き
と、コンセンサス通りの利上げとなり変更はありませんでした。
為替の反応を見てみると、発表直後は上下するもドル円はドル買いにより上昇。
ドル円の当日の動きは、夕方まで上昇していたものの欧州時間からジワジワと下げ続け、それはNY時間も変わらず。結果的にその分の全戻しとなった感じです。
米株とGOLDはやや下落で反応、米長期債は上昇傾向になったので、その観点からはドル買いでしっかり連動しましたが、金利据え置きとなったのに強いドル買いは「整合性なし」と言えます。
3:30~のパウエルFRB議長の定例記者会見では、
「2%のインフレ目標は長い道のり」
「失業率3.8%は依然として低い」
「名目賃金の伸びはある程度緩和されている」
「労働需要は依然として供給を上回っている」
「FRBは金利決定について慎重に進める」
「FOMCはこれまでの進展から金利据え置きを決定した」
「適切だと判断すれば追加利上げの用意がある」
「今回の金利据え置きは我々が求める政策スタンスに到達したという意味ではない」
「到達すべき地点にはかなり近くなった」
「ソフトランディングは第一の目標だがシナリオではない」
といった内容。そして、今回のFOMCでは19人中12人が年内あと1回の利上げを支持。
これがドル買いの流れとなった強い要因と思われます。
この流れが続くかどうか、翌日からも注目していきましょう!
本日9月21日(木)は以下のとおり政策金利ラッシュとなっていますのでご注意を!
16:30~SNBスイス中銀の政策金利&声明発表
20:00~BOEイギリス中銀の政策金利&声明発表
20:00~TCMBトルコ中銀の政策金利&声明発表
時間未定~SARB南アフリカ中銀の政策金利&声明発表
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