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ちょる子×鹿内武蔵【対談】株の圧倒的成功者が今度はFX自動売買に挑戦?

ちょる子×鹿内武蔵【対談】株の圧倒的成功者が今度はFX自動売買に挑戦?

株式投資家として、「億り人」を達成したちょる子さん。その後大きく資金を溶かすも、今も株式投資家として活躍中です。

そんなちょる子さんはFXの自動売買に興味があるとのことで、「外国為替」編集長の鹿内が、FXについては初心者というちょる子さんに、自動売買の基本や注意点、知っておくべき知識をレクチャーしました。

ちょる子さんのプロフィール
ちょる子(ちょるこ)氏プロフィール

育児ママ×個人投資家。2011年に約240万円の元手から株式投資をはじめ、2021年には資産1億円、2024年には2億円を達成。家庭・育児と投資の両立を軸にしたスタンスで情報発信を続けている。数々の金融メディアへの出演やセミナー登壇などを通じ、多くの兼業投資家や子育て世代にとって身近なロールモデル的存在となっている。

鹿内武蔵(外国為替編集長)プロフィール
鹿内武蔵(外国為替編集長)プロフィール

外国為替編集長。かつてはFX攻略.com副編集長。プロトレーダーや証券会社への豊富な執筆、取材経験を生かし、個人投資家の皆さまに役立つ情報を厳選してお届けしていきます!

※FX雑誌『外国為替』vol.17(2025年12月22日発売)より転載 最新号の目次・お知らせはこちら

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FXは相場の動きが読みにくく運の要素も強いのでは?

鹿内 最初に、ちょる子さんの投資家としての簡単なプロフィールを教えていただけますか?

ちょる子 株式投資家として、最初はデイトレードを主体にしていました。転機になったのは東京エレクトロン株で、配当利回りが5%あった時期に全ツッパ、2021年1月に「億り人」を達成しました。

 しかしその後、新興株の決算またぎで失敗、2400万円を溶かしたこともありました。それからいろいろあって、退場を余儀なくされたことも。2021年11月には職場に復帰したので、そこからはスイングトレード主体で安くなったり暴落したら買ったりというスタンスで投資を続けています。

鹿内 実にいろいろとご経験されているわけですが、そんなちょる子さんはFXに対してどんなイメージをお持ちですか?

ちょる子 イベントのタイミングに値動きを予想したりはしていますが、上や下への動きが秒で起きますよね。ドル円であれば、1日で1円、2円と平気で動くじゃないですか。しかも、その理由に分からない部分があって、投機的な動きも多分にあります。納得のいく動きを見つけるのが難しいですよね。デモトレードはやっていますが、方向感が分かるようになるまで身銭を切るのは怖いと思っています。投資というには、運の要素も強いのかなと感じます。

鹿内 今回の企画は、株で成功されているちょる子さんが興味をお持ちの、FX自動売買の世界を知ってもらおうという建付けです。FXの自動売買には、どんなイメージをお持ちですか。

ちょる子 友達にも儲かっている人はいます。しかし、儲かる人が100%であれば皆がやるわけで、そこまで浸透していないということは、まだまだ難しいのかな、設定次第なのかな、というイメージです。

リピート系とロジック系、自動売買は大きく2つ

鹿内 FXの自動売買の実態は、人間が考えた戦略やロジックを自動化しているだけです。AIのイメージにあるような、勝手に考えてお金を増やしてくれるといった代物ではありません。ここがまず、大前提としてとても重要です。

ちょる子 そうですよね、そこですよね。人間の代わりにAIが投資をする、みたいなイメージを持っている人は、若干いそうな気がします。

鹿内 本当にそうだと、なぜ勝ってなぜ負けたのかが全く分かりません。勝っていればまだ良いかもしれませんが、ボロ負けしたときには納得がいかないでしょう。あくまでも人間が作ったものを「自動」的に「売買」するから、自動売買なんです。

ちょる子 なるほど、まずはその大前提を理解しました。

鹿内 FXの自動売買には、大きく分けて2つの種類があります。1つはリピート系、もう1つはロジック系です。ちょる子さんは、「トラリピ」や「トライオート」などはご存じですか?

ちょる子 前にお仕事の依頼が来たことがあるので、名前は知っています。

鹿内 それ以外にも、私が関わっている「GPT-Trade」といったサービスもありますが、これらのサービスはリピート系自動売買です。基本的にFX会社が自社で開発して提供しているもので、相場に一定間隔の値幅で注文を敷き詰めて、機械的に売買を繰り返します。相場の上下変動によって利食いを繰り返しますが、基本的に損切りはしないため、常に含み損を抱えるのが特徴です。

ちょる子 リピート系には、どんなメリットがあるんですか?

鹿内 どんな設定になっていて、どんな売買をするのかが明確になっていて、ブラックボックス化していないのはメリットだと思います。だんだん仕組みが分かってきたら、自分で調整もしやすいですしね。トレンドではなくレンジを形成している相場に向いていて、レンジ内での値動きが続いている限りは利益を積み上げていきます。レンジを広く仕掛けるほど利益のチャンスが大きいので、その設定をして長期放置を目指すのが基本です。

ちょる子 運用利回りは、どれくらいになるんですか?

鹿内 いろいろな考え方がありますが、設定を変えずに損切りをせずに運用するとしたら、年利5%から20%程度ですね。

ちょる子 そんなに利回りが出るんですね。

鹿内 あくまでも平均値なので、いいときもあれば悪いときもあります。全てを平たくすると年利10%くらいが相場ですね。普通の裁量トレードであれば含み損を放置するのはダメとされていますが、リピート系自動売買は含み損を持っているのが当たり前です。いずれ相場が大きく動けば、その含み損が利益になると考えます。あと、日本のFX会社などが作っているので、管理画面やインターフェースが分かりやすいですし、使いやすくなっているのも特徴といえます。

ちょる子 確かに、会社によってはかわいい感じがありますね。私はまだ未経験なので、それも含めて業者の信頼感をけっこう気にしています。自動売買は投資詐欺にも悪用されているイメージがあるので、運営母体が大丈夫なのかと思うことはよくあります。

鹿内 おっしゃる通りで、FXや自動売買自体が悪いわけではないのに、悪い奴に利用されがちです。

ちょる子 画面では利益が出ているように見えていても、出金するのに多額の金銭を要求をされたりとか、そういう実例もあるみたいですね。そんな疑念を持っている人に向けて、ここは大丈夫、という業者選定のアドバイスなんかもあると良いと思います。

鹿内 次に紹介するのは、ロジック系自動売買です。どちらかというと、さっき言われていたように怪しい、危ないと思われがちです。リピート系はまともなFX会社が自社で運営しているパターンが多いですが、ロジック系には変なのが入り込める余地があります。

 基本的にロジックは企業秘密として明かされていない場合がほとんどです。優位性があるトレードを自動化しているので、裁量トレードの完全ルール化と同じです。ただ、自動売買だと相場を24時間監視できて、精度も高いです。

 あと、ロジック系自動売買では、MT4やMT5というソフトで、EAと呼ばれる自動売買プログラムを走らせるためのVPSという環境が実質的に必要になります。これがちょっとくせのある仕組みで、相場環境を用意するために毎月3千円くらいのお金がかかるんです。また、EAも有料であることが多くて、リピート系と比べると費用がかかります。

ちょる子 なるほど、違う点がかなり多いんですね。

鹿内 これともう1つ、バックテストといって同じロジックを過去の相場で一定期間動かしたらどうなるかをテストする概念があります。バックテストで成績が良ければ、今後も同様の結果が得られやすいとの期待値でEAを評価します。

 例えばこれ(下カコミ参照)は、私が開発した「basic510」というEAのバックテスト結果です。これを見ると、最大ドローダウンは1.7%程度、10年間のリターンが34%程度(1年あたり3.4%)です。

鹿内編集長開発EAのバックテスト結果

鹿内編集長開発EAのバックテスト結果

MT4のバックテスト結果を読み解くことで、予想されるリスク、そして想定されるリターンを計算することができる。ただし、非常にデータが見づらいこともあり、マニアックな世界の所業にとどまっている面あり。

 これだとかなり安全なので取引単位が10倍の運用をしたら最大ドローダウンは17%、1年あたりのリターンは34%になる計算です。この結果なら運用する価値ありと判断できますが、どう見てもこのバックテスト結果は分かりにくいし、親切じゃないですよね。

 こういうことを研究した人がお金を運用しているのがロジック系自動売買の世界です。なお、こうしたEAを販売するマーケットも確立しているので、EAの販売自体で利益を上げている開発者もいます。

 ここまでざっとお話をしましたが、今の段階でどんなイメージをお持ちですか?

ちょる子 うーん、ぶっちゃけて言うと、有料商材のようなイメージが強いかなと感じました。ただ、なるほど、という納得感はあります。

2つの自動売買の共通点は3つある

鹿内 リピート系とロジック系、両者に共通するポイントは3つあります。1つ目は、圧倒的に資金管理が重要な点です。ちょる子さんは、ご自身の資金管理において何かポリシーはお持ちですか?

ちょる子 今は半分が高配当株での運用です。ボラティリティが高いので、相場がどう動いたとしてもドキドキしないようにしています。以前は暴落が起きるとフルレバになっていて、とても危険でした。今はそういうのはやめて、資金管理を重視しています。投資をやっているとコツコツドカンがあるじゃないですか。一発で大金を失うようなトレードが一番退場の原因になると思うので、そうならないように資金管理をしていますね。

鹿内 全くの同感です。バックテストなどで優位性を確認したEAであれば、資金管理さえできていればお金は増えることが期待できるわけです。しかし、バックテストで得られた最大ドローダウンの倍程度までのドローダウンはよく発生します。精神的に耐えられる限度が30%だとすると、バックテストの最大ドローダウンがその半分にあたる15%であれば運用できる、と判断しています。

 次の共通ポイントは、あらためて、自動売買といっても人間が作った戦略を自動化しているだけだという事実です。フルオートでお金を稼ぐものではないので、どういうロジックなのかを推測も含めて知ることが運用の安定感につながります。先ほど紹介した私のEAも、2025年秋は成績が抜群に良いですが、これで調子に乗るのはNGです。ある期間は調子が良くて、また別の期間は調子が悪いこともあります。誰かが作った戦略でも、さまざまな数字からその特性を見出して運用すると、その自動売買の全体像が見えてきます。

ちょる子 なるほど、納得感あります。

鹿内 3つ目のポイントは、スタートのしやすさです。ちょる子さんは投資が軌道に乗るまでにどれくらいの時間をかけましたか?

ちょる子 私は割とすぐにできるようになった方ではあると思います。ずっとチャートを見ていたのが大きいかもしれません。東京エレクトロン株に投資をしていたときも同社株と日経平均を見ていました。このようにある一点を定点観測しているのが良かったと思います。

鹿内 さすがです。ただ、そのようにチャートを見て学ぶ期間があったかと思います。自動売買の場合は、FX会社などのシステム内でリピート系を始めたり、実績のあるEAをそのまま導入するので、裁量トレードよりも早く始められる特性があります。その一方で初速は速いものの裁量トレードほどの爆発力はない、という点は知っておくべきです。

自動売買は万能にあらず、リスクを心得た運用を

鹿内 続いて、リピート系自動売買についての詳しい解説です。リピート系自動売買の大きなポイントは、短期的に大きなリターンは望めないことです。相場の上下によって利益が生まれるため、人間の努力によって利益が増えるわけではないんです。利益を大きくするには、ボラティリティが大きくなってくれるか、ロットを増やすしかありません。このうちボラティリティは投資家の努力ではどうしようもないですし、ロットを増やすのはリスクの増大を伴います。長く続けて、コツコツと利益を積み上げていくのが本質です。

 これは余談ですが、有名なリピート系自動売買のインフルエンサーが最近、大きな損切りをした話題をご存じでしょうか?

ちょる子 いえ、それは初耳です。

鹿内 豪ドルNZドルは長らくレンジ相場が続いていた(下カコミ参照)んですが、そのレンジを上抜けしました。よく似た性質の通貨同士ということでレンジ抜けの可能性は低いと見て設定をしていたため、このインフルエンサーを含めて似たような自動売買をしていた人たちが力尽きました。

リピート界隈に波乱を巻き起こしたあの通貨ペア

2014年以降の豪ドル/NZドルチャート

2014年以降の豪ドルNZドルの月足チャート。2022年秋にそれまでの高値を一時超えるも、終値では越えられず下落。2025年秋には、さらに大きく高値をブレイク。今のところ上ヒゲを伸ばして反落しているものの、この急騰で多くのリピート系自動売買運用者が撤退した。

 私も小規模ですが、損切りをした口座があります。FXでは通貨同士の金利差でトレンドが転換したりするんですが、両国の金利差が逆転したこともあって長期的な相場観が変わってしまいました。そんなときはやめる決断もしないと危ないのでは、という教訓になっています。

ちょる子 なるほど、自動売買ならではの失敗例ともいえますね。

鹿内 それと、リピート系の有名な戦略として、ハーフ戦略があります(下カコミ参照)。色々なFX会社が用意しているもので、買いだけ、あるいは売りだけと比較して、半分以下の証拠金で運用できるのが大きなメリットです。

ハーフ戦略はメリ・デメともに大きい諸刃の剣

リピート系自動売買のハーフ戦略概要図

ほとんどのFX会社では、買いと売りの注文が両方入っている場合、どちらか多い方の証拠金だけで取引ができる。つまり、買いが1万通貨、売りも1万通貨のいわゆる両建て状態の場合、1万通貨分の証拠金だけで合計2万通貨の取引が可能。ただし、上がりすぎても、下がりすぎても評価損が拡大するリスクがある。

 このように、長期レンジの上半分を売り、下半分を買いとして設定します。

 ほとんどのFX会社では、買いと売りの注文が両方入っている場合、どちらか多い方の証拠金だけで取引ができます。つまり、買いが1万通貨、売りも1万通貨のいわゆる両建て状態の場合、1万通貨分の証拠金だけで合計2万通貨の取引が可能。ただし、上がり過ぎても、下がり過ぎても評価損が拡大するリスクも。証拠金効率が高く、少ない資金でも参入しやすいため人気なんですが、私は諸刃の剣だと思っています。

 というのも、上か下、どちらかに突き抜けたら含み損が増えます。つまり上下両方に負けるゾーンがあるのは、知っておくべきリスクです。事実、今の円安でクロス円通貨ペアのリピート系自動売買が、レンジを上に突き抜けたことで大損をした投資家も多くいます。

 このリスクを考慮すると、リピート系自動売買は買いか売りのどちらかに絞って仕掛けるほうが低リスクだと考えます。

ちょる子 聞いたことのない戦略ですが、ハーフの仕組みを知ると確かにその通りだと思いました。デメリットもしっかり理解しておくべきということですね。

鹿内 次に、ロジック型のEAについて。開発者が良い戦略だと思うものを売るわけですが、ほとんどは直近の相場に最適化されています。例えば今(2025年11月)なら「高市ラリー」の相場ですね。

 つまり、同じ時期に発売されたEAは似ている戦略の可能性があり、同時期のEAばかりを並べていると相場が変わったときに総崩れになる恐れがあります。そこでポートフォリオを組む際には異なるタイプのものを配置するのも大事です。

ちょる子 面白い! この世界って、そういうことも考えておかないといけないんですね。

鹿内 結局、一番良いのはEAを自分で開発することです。それだと中身が分かりますからね。

ちょる子 これを聞くと、やってみたくなりました。まずは何から始めるべきですか?

鹿内 それなら私のEA「basic510」をおすすめしたいです。最近開発したEAで、ぜひちょる子さんにも使ってもらいたいです。これはゴトー日の仲値トレードを自動化したものです。ゴトー日の前日の晩から輸入企業が決済のためにドルを調達する傾向があって、ドル円が上がりやすいんです。そしてゴトー日の9時55分に仲値が決まり、そのあとは下がりやすい、という一連の傾向を狙います。

ちょる子 ぜひ、使ってみたいです。その傾向はずっと続くものなんですか?

鹿内 ゴトー日決済は、日本企業の商慣習です。貿易の世界ではゴトー日の影響で1銭、2銭とレートが動いても誤差でしかないと思いますが、FXではレバレッジがかかっているので、これでも十分利益が出ます。それほど強い傾向でもないために今まで続いてきたわけで、今後も続きやすいと思います。私はプログラムを書けないので、手伝ってもらって作りました。あまり人気はないですが、頑張って売っています。

ちょる子 (笑)

EA運用ができるFX会社

FXのイメージを傷つける海外FX業者の存在

鹿内 最後は、FXの自動売買というとよく俎上に上がる、無登録の海外FX業者についてです。これがFXの悪いイメージにつながっている部分が大きく、それを払拭したいと思っています。ちょる子さんを含めて、周りにこうしたFX絡みの悪い輩に引っかかった方はいますか?

ちょる子 自分も含めて周りにはいませんが、ニュースで見ることはあるので関心はあります。

鹿内 MT4やMT5の自動売買って、悪い奴らの標的になりやすいんです。最近では入金経路を潰すなどの対策で使いにくくなってきていますが、日本の金融庁に認可されていない海外FX業者がはびこってきた歴史があります。あの手の業者にはpipsバックといって、投資家が売買した分に応じて報酬が支払われる仕組みがあります。よくあるのが、「このリンクから口座開設した人には私のEAあげます」といって海外FX業者に誘導するパターンです。

ちょる子 あぁ、ありますね。ひどい場合は個人情報を抜かれたり。

鹿内 さすがにそれはもっと悪質な別の事件になりそうですね(笑)。EAは安くても数万円、VPSの設置にもお金がかかります。なので、無料で始められるという殺し文句がウケるんです。入金ボーナスやハイレバレッジ取引、ゼロカットなんかのサービスも、魅力的に見えるのでしょう。

ちょる子 ロスカットになっても追証にならず、マイナスの残高がゼロになるというやつですね。

鹿内 でもこれって、私から見るとFXが上手くなるためには要らないものばかりです。ハイレバレッジ取引も、上手い人には良いかもしれませんが、それ自体がトレードを成功させるものではありません。例えば、株式の信用取引の倍率を高くしたからといって、上手い人にしかメリットはないと思います。

ちょる子 なるほど、少額で始めたい人にはメリットかもしれませんが、株の信用倍率についても同様ですね。

鹿内 入金ボーナスも、しょせんは単発のお小遣いです。これもトレーダーとしての上達とは無関係です。ゼロカットについても、そもそも追証が発生するようなトレードをしないのがFXの前提です。

ちょる子 確かにエンタメ要素が強くて、5万円を大きく増やす、みたいな投資くらいでしかメリットは感じませんね。

鹿内 資金を守りながらお金を増やすという世界とは逆の世界観で、意味は薄いんです。しかもpipsバックのせいで取引コストが高く、勝ちにくくなります。ただ、海外FX業者を斡旋したりアフィリエイト収入を得たりするのは罪に問われる可能性がありますが、個人投資家が何を使うのかは自由です。海外FX業者を使う人は、そこを理解してからにしてほしいと思います。

ちょる子 なるほど、一般の人にはその違いが分かりにくいのも、FXのイメージを悪くしている一因だと感じました。

鹿内 これは願望と妄想の世界の話です。海外FX業者のEA自動売買が最近で流行ったのは2022年ごろで、そのときにはいろんなユーザーが入ってきました。投資の世界にはいろいろな手法がありますが、それぞれに定員があると思うんです。例えば私のEA「basic510」が狙っている仲値についても、仲値が決定する9時55分に取引が集中するため、これがあまりにも多くなりすぎるとレートがおかしくなってEAが行っている仲値トレードが効かなくなる恐れがあります。

 最近は国内で海外FX業者を使いにくくなっていて、ユーザー数が適正な範囲に保たれることで、EAの自動売買の有効性が高くなっているように期待しています。

ちょる子 私が始めるとしたら、まずは何がいいでしょう?

鹿内 初心者は、FX会社のリピート系自動売買を低レバレッジで始めるのが一番手軽だと思います。そこで要領をつかんできたら、EAによる自動売買に進出していくのが良いんじゃないでしょうか。その時にはもちろん、手前味噌ですが「basic510」をおすすめします(笑)。

対談実施日◎2025年11月26日

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FX「外国為替」編集部
FX「外国為替」編集部。たくさんの投資家の人生が、FXのおかげでほんの少し豊かになる—。そんな未来を目指して2022年8月に『外国為替』を創刊。雑誌は全国の書店およびAmazonで発売しています。
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