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「死にかけからの復活が一番美味しい!」トライオートFXの要点と生き残り戦略

「死にかけからの復活が一番美味しい!」トライオートFXの要点と生き残り戦略

インヴァスト証券のリピート系自動売買、トライオートFXでは、著名なトレーダーが考案した設定が多数公開されており、そのまま自分の口座で運用ができます。今回は認定ビルダー(※)として、豪ドルNZドルの人気設定を公開している「為替研究所」運営者のYukiさんに、設定の狙いや自動売買の本質について幅広く語っていただきました。

※ 認定ビルダー…有名なFXトレーダーや、トライオートFXで優秀な成績をおさめる選ばれし個人投資家が作成した自動売買ルールです

Yuki氏プロフィール
Yuki(ゆうき)氏プロフィール

自営業の専門職として働く傍ら、2010年より老舗FXブログ「為替研究所」を運営する兼業トレーダー。ファンダメンタルズを軸にしながらスイングトレードやリピート系自動売買に取り組む。認定テクニカルアナリストの資格も保有。

聞き手・本文◉鹿内武蔵

似た者同士、値動きも平和な自動売買向け通貨ペア

─認定ビルダーにて上位にランクされている、Yukiさんが構築した「為替研究所コアレンジャー改豪ドル/NZドル」とはどういう戦略なのでしょうか。

「豪ドルNZドルが2015年以降に維持しているレンジ、1.000から1.150を概ねカバーし、その中でも滞在確率が高いレンジを手厚くしている戦略です。豪ドルNZドルは1.050~1.075というレンジのど真ん中で動くことが多く、次に1.025~1.100に滞在しやすい傾向があります。よって、1.050~1.075の超コアレンジと呼べる部分は両建てにして、上がっても下がっても利益確定されるように、買いも売りも仕掛けています。そしてコアレンジを挟んで、下は買いだけ、上は売りだけとなっています。なお、1.100以上のサブレンジは、去年こそ長居してましたが、全体的にはあまり滞在することがないため、注文の密度は低めです(POINT①)」

POINT① Yukiさんの戦略の仕掛け範囲は?

─豪ドルNZドルは、リピート系自動売買のトライオートとの相性は良いですか?

「2021年までは、完全に自信を持って豪ドルNZドル以外はあり得ないです、といってましたが、2022年を経て若干自信は減ったものの、それでもかなり良いと思います。2022年は資源国通貨高の流れがあった中で金利差連動が薄まり、先ほどサブレンジと言った1.1を超えても上がり続け、『レンジの上値をぶち抜くんじゃないか』と心配しながら見てました」

─とはいえ、長期的にはレンジで推移している、トライオート向けの通貨ペアであることには変わりないわけですよね。

「そうですね。2022年に他の通貨ペアを運用しておけば良かったのかといわれると、ドル円やユーロ円はさらに暴騰しているわけで、管理はもっと難しかったと思います。ドル円などは売りで入っていた方が多いと思いますが、かなり上に持っていかれたはず」

─さらに売りなら支払いのスワップも大きかったですよね。

「豪ドルNZドルの売りはスワップ受取りですから、この点でもまだ良かったといえます。総合的に、なおトライオートに向いている通貨ペアだと思います。その上で、2022年程度の大きな上昇は、普通に発生することを私も学びました。といっても、1.000から1.150まで上がったところで、所詮は15%の上昇なので、他の通貨に比べるとかなりレンジ度が高いと思います」

─ドル円が100円から115円まで上がるのと同じですよね。

「そうです。15%くらいの上昇で大騒ぎになるってことは、トライオートで取引をするにあたって平和な通貨ペアだなと」

─この戦略の利益確定幅が80pipsなのはなぜですか?

「当時バックテストをして、80~100pipsで利益確定をするのが、一番結果が良く、その中で実際に自分でも運用していた80pipsを採用しました。狭い利幅にすると、たくさん売買して楽しいんですが、ある程度広めに取った方が期待値は上がります」

─まとめますと、豪ドルNZドルは狭い範囲に滞在しやすくリピート系自動売買、つまりトライオート向けの通貨ペアで、歴史的下限の1.000はそう簡単に割り込まないはず。そして、滞在時間が長いエリアに注文を厚く仕掛け、利益幅は広めに、といったところですか。

「まさにそうなります。付け加えると、その2国は同じ地域にあって国の状況も似ているため、どちらかが優位になりにくい構造で、すなわちレンジになりやすいです。その条件で、できるだけ利益が出やすいように考えて組んでみたのが、為替研究所コアレンジャー改豪ドル/NZドルとなります」

トライオートFX

死にかけてから復活すると強くなる

─トライオートのオリジナル自動売買作成機能の「ビルダー」で自動売買を自作する場合のポイントを教えてください。

「まずは独特の用語に慣れるところからです。フォロー、カウンターといった、あまり聞き慣れない言葉が出てきます。フォローは順張り、カウンターは逆張りのときのエントリー条件で、覚えてしまえば難しくありません。

 このハードルを越えた先にあるメリットが、公式機能として搭載されているシミュレーションです。分かりやすく、計算速度も速いです」

─シミュレーションはどこから見たらいいですか?

「まずは多分誰でも一番最初に見るであろう期間収益率(シミュレーション期間の総合損益を、推奨証拠金で割ったもの)を見ますが、その次にチャートを見て、注文を仕掛ける範囲が、長期的な値動きに対してどの範囲をカバーしているかを確認しています。

 私の設定だと、豪ドルNZドルの2007年以降で見ると、現在の1.150を上限とするレンジ設定は、かなり安値圏に限定されているように見えるかもしれません(POINT②)。ただ当時は、豪州の方がNZより圧倒的に金利が高く、豪ドル高NZドル安になりやすく、それに対して今はNZの方が金利が高いので、そうはならないだろうという読みがあるため、2014年以降のレンジに自動売買を仕掛けています。

POINT② リーマンショック前後のAUDNZDチャート

 こういうことを意識して仕掛けるのと、何も考えずに直近の相場だけ見て仕掛けるのでは、リスクに対する感度が違います。長期チャートは必ず見るようにしています。

 また先ほど期間収益率を見るといいましたが、一方でカーブフィッティングになってはいけないので、その点は注意してます」

─過剰最適化ですね。

「そうです。特定の期間に最適化することは御法度で、例えば、2022年からドル円のロジックで始めるなら、買いの値幅をめちゃくちゃ広く取った方が儲かるじゃないですか。でもこれは2022年が、最近では見られなかった特殊な相場だったからです。特定のイベントにフォーカスしすぎない方が、長く使えるロジックになります」

─推奨証拠金は、実際にこれくらいの金額を用意できればいいですか?

「そう思います。私の認定ビルダーの設定は1000通貨で動かすなら30万円くらいですね。これくらい用意していただければ、1.000~1.150はカバーできるはずです。その上で、もっと狭い範囲でしか動かない読みがあるなら、証拠金を少なくすることで利回りアップを狙えます。逆に1.000を大きく下回ったり、1.150を大きく上回ることを警戒するなら、40万円、50万円と多めに資金を用意することで、安全度はアップします」

─しかしこうやって損益のグラフを見ると、やはり厳しい時期は来るものですね。Yukiさんの設定でも、一時的にマイナス転落をしています。

「これをどう解釈するかなんです。リピート系自動売買ってサイヤ人みたいなところがあって、一度死にかけてから復活すると、大きく利益が伸びるんです(POINT③)」

─大きなドローダウンをしのぎきると、そのあと大きなボーナスが待ってますよね。でもそこでやめてしまうと、その先に期待できる大きな利益はありません。

「そうなんです。この特性を知った上で、スタートするべきです」

POINT③ 厳しい含み損の先にボーナスあり

想定外は起こり得るから全力勝負は絶対NG!

─トライオートの自動売買で成功するための秘訣は、どのあたりにありますか?

「自作も素晴らしいですが、最初は誰かが作ったものから選ぶことが多いと思います。そのとき、単に利益が出ているから良いのではなく、何を狙って作られて、どういうリスクをはらんでいるかを把握するのが大事です。認定ビルダーなら解説記事がありますし、過去のシミュレーションやチャート上で発注価格が見えるプライスチャートをよく見ることで、特徴がだんだん分かってくると思います」

─もちろん勝っているものを選ぶのは基本ですが、裏側まで見ましょうと。

「まさにそうです。ランキング上位なのは、たまたま直近の相場とマッチしたからかもしれません。『ストラテジスト』などでも、開発された方のコメントや動画が見られます。動かす前に必ずチェックするべきですね。

 あとは、何より生き残ることです。仮に強制ロスカットになっても、資金があらかた全部なくなるようなお金の入れ方をしてはいけません。例えば30万円以上負けられないなら、マイナス30万円で損切りするべきです。もちろん、反転を見越して資金を追加していく戦略も有効ですが、とはいえこれ以上負けたらいけない水準を超えての追加投資は厳禁です。

 例えば2018年くらいにドル円の自動売買を始めたとして、130円はあっても、150円まで上昇することを予想するのはほぼ無理じゃないですか」

─想定外ですよね。

「『たぶん大丈夫』という設定はあっても、『絶対に安全』という設定はありません。ただ、厳しい含み損を乗り越えると大きく利益を伸ばせるのもまた事実で、このあたりは紙一重です。やはり、復帰できない致命傷を避けることが、一番大切だと思います」

─想定外のことは常に起きると思っておくべきですね。

「全力勝負はNGです」

インタビュー日◎2023年5月20日

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【基礎知識】プライスチャートとシミュレーション

注文位置が分かるプライスチャート

認定ビルダーなど、最初から用意されている売買ロジックが選べる「セレクト」や自分でロジックがつくれる「ビルダー」では、運用前にプライスチャートを確認しよう。チャート上に注文設定位置が表示されているので視覚的に売買イメージが把握できるはず。

最長3年間の運用をシミュレーション!

シミュレーションでは、実際に運用をはじめる前に、その設定で売買を行った際の損益や収益率、必要な証拠金などが計算される。特に大切なのが、相場が大きく逆行したときの最大ドローダウン。オレンジ色の谷の先端にカーソルを当てると、最大の評価損額が確認できる。少なくとも同程度の最大ドローダウンが再度起きる可能性はあると思っておこう。

※過去のシミュレーション結果であり、将来の利益を保証するものではありません。

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【トライオートFX リスク・費用などについての重要事項】
本取引は、店頭外国為替証拠金取引であり、元本および利益が保証された取引ではありません。
取引通貨の価格および金利等の変動により損失が生ずるおそれがあります。また、スワップポイントが受取りから支払いに転じることもあります。
当社は、有効比率が一定水準以下となった場合、全建玉を自動的に強制決済(ロスカット)いたしますが、本取引は、預託すべき証拠金額以上の取引が可能なため、急激な相場の変動等によっては、証拠金の額を上回る損失が発生するおそれがあります。取引を開始されるにあたっては、本取引の仕組みやリスクを十分ご理解いただき、お客様自身の責任と判断で取引していただきますようお願いいたします。
●売買手数料について・マニュアル注文は新規注文/決済注文ともに無料です。自動売買注文は上限として1,000通貨単位あたり20円(0.2/米ドル/スイスフラン/NZドル/ポンド/豪ドル)です。自動売買注文での建玉を手動で決済した場合も同様に手数料が発生します。受渡決済に係る手数料は、1,000通貨単位あたり1,000円(ただし、10,000通貨未満の場合は1件あたり10,000円)です。
●本取引は、通貨ペアの売付けの価格と買付けの価格に差(スプレッド)があり、相場急変時等はスプレッドが拡大する場合があります。
●証拠金は、証拠金の25倍までのお取引が可能です。各通貨ペアの毎営業日の終値を基準価格として、その価格に応じた必要証拠金額(円換算額)を翌営業日に適応いたします。法人は各通貨ペアの毎営業日の終値に対し、金融先物取引業協会公表の為替リスク想定比率を加味した金額(円換算額)を適用いたします。

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