トランプ米大統領による「関税強硬姿勢」は変わらず、日米関係も心配になる報道が相次いでいました。欧州全体やブラジルに向けては50%の高い数字を出すなど、様々な国へ容赦がない感じです。
7月15日(火)21:30発表の「米国消費者物価指数CPI」。予想2.6%に対して2.7%という少し悪い結果となり、下げ止まりが続いています。
しかし、この結果を受けてトランプ米大統領は「消費者物価は低い。政策金利を直ちに引き下げよ」と発言しており、FRBへの利下げ要求は強まるばかりです!

ドル円レートは146円台後半からジワジワと円安ドル高を継続させ上昇していましたが、米国CPIの結果で初動はドル売りで反応したものの、スグにドル買いが加速。ついに149円台へ乗せました。
その後に再び146円台へ急落したのはホワイトハウス高官が発言したことで「パウエルFRB議長が解任」されるのでは!? という報道がきっかけでした。その後はそんな計画はないとされ、スグに戻す酷い動きでした。今後もアルゴリズムっぽい乱高下に個人投資家は悩まされそうです…。

1週間の通貨強弱を分析すると、荒い動きですが円安ドル高が「ジワジワ継続している」といえます。しかし、時間軸では持続性に欠けているので強い方向性を示唆するほどではありません。当面は円安ドル高・円高ドル安の切り返しに注意が必要です。

ビットコインBTCが史上最高値を更新し続け、ついに対円で1,800万円台に乗せました。この動きがどれだけマーケットに影響を与え、どの金融商品と相関・逆相関しているかは未知数です。

関税問題の渦中でも日経平均は強含みで39,000円台を維持し、しっかり40,000円台に乗せました。選挙結果の週明けにどれだけ動くのか!? 円は連動して再び円高になるのか? それとも円安を加速させてしまうのか? 週明け休日明けの東京時間から注目ですね!
7月4週目相場となる7月14日(月)からの注目の材料などは次のとおりです。
■7月21日(月)
日本休場
■7月23日(水)
23:00~米中古住宅販売件数
■7月24日(木)
16:15~仏PMI速報値
16:30~独PMI速報値
17:00~EUPMI速報値
17:30~英PMI速報値
21:15~ECB政策金利&声明発表
21:30~米新規失業保険申請件数
21:45~ラガルドECB総裁の定例記者会見
22:45~米PMI速報値
23:00~米新築住宅販売件数
■7月25日(金)
ゴト日
ぜひ参考にしてください!
※7月アノマリー記事も参考にしてください。