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【FX為替相場見通し】「為替介入」は本当に実施されるのか!?

【FX為替相場見通し】「為替介入」は本当に実施されるのか!?

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まずは先週の振り返りです。
4月第2週目は大きく動きました!

米ドル/円1時間足チャート

世界中が注目していた「ドル円の152円台トライ」は2022年「為替介入」により大暴落が起き、2023年は「為替介入」はなかったものの急落となり、抜けることはありませんでした。
しかし今年2024年4月10日(水)「米国消費者物価指数CPI」がトリガーとなり152円台を突破!

※前回の「米国CPI」速報記事をご参照ください。

152円台に乗せるとあっという間にさらに一段階上の153円台前半まで年初来高値を伸ばしました!

ユーロ/米ドル日足チャート

4月11日(木)21:15~「ECB欧州中銀政策金利&声明発表」はコンセンサス通り5会合連続の金利据え置きを発表となりましたが、ラガルドECB総裁の定例記者会見など声明内容によると今後のデータ次第ではもちろんありますが、6月利下げの可能性を高めるような感じで、コレによりユーロ売りがジワジワと強まっていました。

対してFRBはインフレ率の下げ止まりで厳しい状況は続いており、6月など早期利下げはほぼない感じとなり、9月以降になるだろうとされ米ドルは買われる展開に。

ユーロドルは強いサポートでレンジ下限となっていた1.07台を明確に割り込むと1.06台前半まで下落しトレンドを加速させました。

通貨強弱チャート
※橙色:米ドルUSD 水色:円JPY 赤色:ユーロEUR 緑色:ポンドGBP

1週間の通貨強弱を分析すると、米ドル買いはジワジワと強まっており、円買いも米ドルに合わせ買われている時間も長く、円高ドル高となっていました。ユーロやポンドは強くはないものの売られ気味なので米ドルと円とは乖離した動きに。ドル円以外はほぼ全て下落する相関関係でした。

米国債チャート

米長期債も上昇傾向にあり米株価指数は崩れてジワジワと下げはじめ、米ドル買いと連動していました。日経平均もやや下げていて円買いと連動していたので翌週からも株価指数などとの連動にも注目です。

このまま円買いドル買いの流れが続くならドル円は上昇トレンド・他クロス円やドルストレートは下落トレンドとなりますが、やはり気になるのは「為替介入」です。あれだけ「やるぞ」と発言が何度もあり、「財務相・金融庁・日銀」の三社会合まで行われ為替介入必至の状態だったのに152円台どころか153円台をつけても実施されませんでした。為替介入はいったいどの水準ならやってくるのか!? 誰にもわかりませんが、トレーダーはまた厳戒態勢でやるしかないでしょう。

4月第3週目となる4月15日(月)からの注目指標や材料は以下のとおりです。

■4月15日(月)ゴト日
21:30~米国NY連銀製造業景気指数・小売売上高

■4月17日(水)
15:00~英国消費者物価指数CPI・生産者物価指数PPI・小売物価指数RPI

■4月18日(木)
21:30~米国新規失業保険申請件数・フィラデルフィア連銀景況指数
23:00~米国中古住宅販売件数

■4月19日(金)
8:30~日本消費者物価指数CPI

などとなっております!ぜひ参考にしてみてください。

※4月アノマリーの記事も参考にしてください。

ABOUT ME
FX「外国為替」編集部
FX「外国為替」編集部。たくさんの投資家の人生が、FXのおかげでほんの少し豊かになる—。そんな未来を目指して2022年8月に『外国為替』を創刊。雑誌は全国の書店およびAmazonで発売しています。
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