1月4週目振り返り
翌週の2日を残すも1月相場は最終週となりました。
2月早々から「超重要指標」を控えており、先週は急激にボラが低下し保ち合い相場へ。
それでも「超ボラ高相場」だった2022年のボラティリティの高さはまだ続いており、特にドル円・クロス円がドルストレート通貨ペアと比べて2倍以上ボラティリティが高い状況です。
ドル円 | ユーロドル | |
---|---|---|
1月1週目 | 526.3pips大陽線 | 226.3pips陰線 |
1月2週目 | 541.5pips大陰線 | 229.5pips陽線 |
1月3週目 | 435.5pips大陽線 | 121.6pips陽線 |
1月4週目 | 209.0pips陽線 | 94.30pips陽線 |
上のグラフは、年始から1月最終週までの「米ドル」と「円」の通貨強弱です。
短期では売り買いが交錯する状況で荒い値動きになっていますが、1か月の期間で見ると「米ドル」はやや売られる方向で推移しており穏やかなのが分かります。
しかし、「円」はやや買い優勢ですが、売り買いが激しい展開。ドル円とクロス円の乱高下はコレが原因となっており、「日本長期債」の乱高下と連動していました。
米株の大型銘柄の決算も多かったのですが、株価指数は大きく反応せず。為替への影響はありませんでした。
テクニカル的にも主要通貨ペアのドル円もユーロドルもやや保ち合い相場になりつつあり、現状はブレイク待ちかなという状況となっています。
超重要指標で大きな方向性が示されるか?
来週は1月30日(月)、31日(火)で1月相場が終わり、月末特有のポジション整理やリバランスの動きには注意が必要です。
注目は政策金利と米雇用統計
2月1日(水) 28:00~
●米国FOMC/FRB政策金利
●パウエルFRB議長の定例記者会見
2月2日(木) 21:00~
●BOE英国中央銀行政策金利
2月2日(木) 22:15~
●ECB政策金利
●ラガルドECB総裁の定例記者会見
2月3日(金) 22:30~
●米国雇用統計
ご覧の通り2月は「超重要指標」で始まります。
この2月の始まりで大きな方向性が示されれてトレンドが発生すれば、トレーダーはやりやすくなるかもしれません。
もしくは、トレーダーが余計に困惑するような動きとなってしまう可能性もあるため、しっかり見極めていきたいところです。皆さんも一緒に見守りましょう!
FX雑誌「外国為替」vol.13
発売:2024年10月22日(火)
定価:980円(本体891円)