前週の振り返りです。動けないドル円はさておき、10月6日(火)、S&P500は7,818.93で史上最高値を更新しました! 日経平均は同じ日に70,683.98円まで駆け上がり「3か月ぶりの7万円台」です。ところが、そこが天井となりました。
7日(水)に米長期金利が一時5.36%台となり約24年ぶりの高水準まで跳ね、8日(木)にはAI関連の収益期待そのものが下方修正される報道が出て、相場は上から順に崩れました。
最高値から木曜の安値まで、わずか2営業日…。それでも金曜に反発して、週間では主要3指数揃ってプラス。「崩れたのに、終わってみれば上がっている」という、今の相場の分かりにくさがそのまま凝縮された1週間といえるでしょう。まだまだ難しい局面は続くと思われます。
♦米10年国債入札/落札利回り「5.300%」/応札倍率「2.77倍」
♦米10年債利回りは一時「5.36%台」/約24年ぶりの高水準
国債入札というのは、国がお金を借りるための競りです。買い手が渋ると、国は高い利息を払わないと借りられません。その「渋った結果」が5.3%という利回りです。借入コストの基準が上がれば、企業の将来の利益を今の値段に換算する計算そのものが変わるため、株価の上値が削られていきます。
米国長期債も日本の長期債も上昇し続けるものの為替へ連動は微妙なところ。円も米ドルも一緒に買われたり売られたりと乱高下しており、ドル円は動けない状態となっています。

為替相場史上、動かない状態がずっと続いたことはありません。逆に「激しく動く前ぶれだろう」と想定しておくべきだと思います。次のスクイーズからのエクスパンションで届くかは分かりませんが、再び160円台の円安になってしまうか!? それとも150円台を割り込む円高となるのか!? ボラティリティ次第ではスグにでも行きそうな感じですが、年内に決着がつかない可能性もあります。要注目です!
週末10月9日(金)、トランプ大統領が「中間選挙前にイランを攻撃することはない」と述べ、さらにロシアがディーゼル供給に合意したとの発言も出て、原油は高値から押し戻されました。地政学リスクがやや低下し、原油が落ち着けば、物価の上振れ懸念も金利も落ち着きます。

しかし、原油価格のチャートは強い上昇チャネルのままです。ココから切り下げることができるかどうか? 重要な局面といえるでしょう。このまま上昇チャネル内で推移してしまうなら原油価格は高止まりが長引く状況となります。それは「世界経済に大打撃必至」です。
10月3週目になる、12日(月)からの注目すべき材料・指標は次のとおりです。
■10月12日(月)
日本・カナダ・米国休場
■10月13日(火)
23:00~米中古住宅販売件数
■10月14日(水)
21:30~米消費者物価指数CPI
■10月15日(木)
ゴト日
15:00~英GDP・貿易収支・鉱工業生産指数・製造業生産高
21:30~米生産者物価指数PPI・小売売上高・新規失業保険申請件数
※10月のアノマリー記事もご覧ください。











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