前週、8月の始まりとなった8月1日(金)はまさかの「米雇用統計ショック」となり、ドル円レートは3円以上の暴落を記録しました! 株式市場も大きく下げ、日経は1,000円を超える暴落となり、再び暗雲が立ち込める状況でした!
日米の関税交渉も「上手くいった」となっていたのが、まさかの食い違いとの報道で自動車関税などに大きな損失の可能性が出てきたことにより、トヨタ自動車は40%以上の減益になるなどの報道がありました。コレにより大きくトヨタ株は下落していましたが、再び関税問題は上乗せを15%に引き下げることで合意できそうだと報道され、株式市場は憶測が先行し再び急回復を開始!

週末8月8日(金)には42,000円台に乗せるも41,820円ほどで大引けとなりましたが、先物市場でNY時間についに史上最高値を約1年ぶりに更新! この1年間の間には2回に及ぶとんでもない大暴落ショックがありましたが、どちらも30,500円台で底打ちし全戻しとなっています。しかし、ここから天井も同じような状況も大いにあり得ます。プロほど買いにくいような感じに見えますが…。

一方、ドル円レートは「米雇用統計ショック」で下落したままで、上に全て戻す動きはまったくなく、このショックで捕まえた高値掴みのポジションを苦しませる動きへ。いったんのレンジ相場に入ると147円台後半までは戻すも上値は一気に重くなり、最終的には売られて146円台に入ると底堅くなりました。夏枯れ相場らしく、このままレンジがしばし続くのでしょうか!?

ポジションの偏りを確認すると、主要通貨のドル円は買いに58%以上の過剰となっており、ユーロドルは逆相関で売りに68%以上の偏りが強くなっています。このほとんどが含み損と考えるとトレンド方向は普通であれば逆方向に向かいやすいと思われます。

1週間の通貨強弱でも「米雇用統計ショック」から円高ドル安に逆転したまま継続しており、ユーロもポンドも買われ気味でドルストレートは買い優勢でした。金に対しての関税報道が誤報だったなど、関税に関する滅茶苦茶な情報に振り回されるなど、まだまだ相場は材料相場が続いています。引き続きご注意ください!
8月3週目となる8月11日(月)からの注目の材料などは次のとおりです。
■8月11日(月)
日本休場
■8月12日(火)
13:30~RBA豪州中銀政策金利&声明発表
21:30~米消費者物価指数CPI
■8月14日(木)
15:00~英GDP・貿易収支・鉱工業生産指数・製造業生産高
21:30~米新規失業保険申請件数・生産者物価指数PPI
■8月15日(金)
ゴト日
21:30~米小売売上高・NY連銀製造業景気指数・輸入物価指数
23:00~米ミシガン大学消費者信頼感指数
ぜひ参考にしてください!
※8月アノマリー記事参考にしてください。