6月、2週目の注目は「米国インフレ率」の動向でした!
■6月11日(水)21:30発表 米国消費者物価指数CPI
予想:+2.4%
結果:+2.4%
前回:+2.3%
■6月12日(木)21:30発表 米国生産者物価指数PPI
予想:+2.6%
結果:+2.6%
前回:+2.4%
ともに予想通りの結果でしたが、前回よりは悪化した数値が出ました。
為替は急激にいったんドル安で反応するも乱高下する状況が続きましたが、落ち着いてからも米ドル売りはジワジワと継続。ドル円レートは145円台から144円台を割れ始めました!
トランプ関税の話題は尽きませんが、米政府は中国からの輸入品に対し、既存の25%関税に加えて「フェンタニル関税」や「レアアース」などが報道されていました。トランプ米大統領は「中国との交渉は上手くいきそうだ」とするものの「2週間以内に一方的に関税率を設定する」と言い出したり、日々の報道やニュースを追っている一般投資家の私たちは全体を掌握しファンダメンタルズ分析として判断するのが困難になってきています。
相場の反応も関税問題を織り込んでいるのかどうか、不確実性が増している感じでしょう。
週末、13日(金)は【地政学リスク再燃】のニュースが朝から活発に出てきました!
13日夜、複数の国際報道機関がイランとイスラエルの間で武力衝突が発生したと伝え、マーケットに地政学リスクが急浮上しました。 報道を受けて、原油先物価格は一時77ドル台まで急騰。中東リスクの高まりが供給不安につながった格好です。
また、為替市場でもリスク回避の動きが散見され、ドル円は久しぶりに“円買い・ドル買い”が同時に入りながら、じわじわと円高方向に推移。市場は一段の緊張の高まりを警戒しています。今後は国連やG7などの国際的な対応、そして米国の仲介姿勢にも注目が集まりそうです。

ようやく下げ始め安値圏内で落ち着いていた原油OILが、地政学リスクにより再び急騰となってしまうのか?! 長引けば色々なところに波及してしまうでしょう。

ドル円レートも激しく乱高下となりましたが、前週までの高値も安値も超えておらず、少しではありますがレンジ幅も縮小しつつあります。地政学リスクによる急落からは全て戻しているので、いったんは関係なくなりましたが果たして…。

ユーロドルが約4年ぶりに1.16台に乗せてきました! 長いレンジ相場からブレイクし始めた感じです。以前に抜けた時がどこまで一気に登り続けたか注目すべきでしょう! ボラティリティも3年ぶりに回復している今年はユーロドルの年とも言えます!

1週間の通貨強弱を分析すると、円高ドル安は乱高下してもしっかりという感じですが、やはりユーロ買いが注目でしょう! ポンドものらりくらりしており米ドルや円との乖離はさほどありません。期待値の高いのは対ユーロとなるか?! に注目です。
6月3週目となる16日(月)からの注目の材料などは次のとおりです。
■6月17日(火)
時間未定~BOJ日銀金融政策決定会合
15:30~植田日銀総裁の定例記者会見
21:30~米小売売上高・輸入輸出物価指数・鉱工業生産指数
■6月18日(水)
15:00~英消費者物価指数CPI・生産者物価指数PPI・小売物価指数RPI
21:30~米新規失業保険申請件数・住宅着工件数
27:00~FOMC/FRB米政策金利&声明発表
27:30~パウエルFRB議長の定例記者会見
■6月19日(木)
米国休場
20:00~BOE英中銀政策金利&声明発表
■6月20日(金)
ニュージーランド休場
8:30~日本消費者物価指数CPI
ぜひ参考にしてください!
※6月アノマリー記事も参考にしてください。