ブラウザ稼働、FX以外の銘柄も豊富、テクニカル分析が充実と、あらゆるスタイルの裁量トレーダーのニーズを満たすTradingView。
この記事では、TradingViewをさらに使いこなすためのテクニックを紹介していく。
チャート提供:TradingView
水準別出来高の視覚化でさまざまな活用ができる
TradingViewの出来高プロファイルは、出来高を価格水準別に表示できるツール。出来高の多い水準を視覚化することで注文が集まる価格、市場が意識している水準を推し量るのに活用可能だ。
POC(該当の期間で最も取引量の多い価格レベル)を中心に見れば、サポートやレジスタンスを判断することができる。現在価格とバリューエリアの位置関係を見ればトレンド、レンジなど環境認識にも役立てられる。市場全体の取引の流れを分析に取り入れやすくなるので、他のテクニカルとは違った視点からアプローチでき、トレードの精度を向上させてくれる。
表示する出来高の範囲で6種類のタイプを選択
現在は6種類の出来高プロファイルが用意されている。可視範囲はチャート上の全期間を対象にするので、画面全体の出来高を把握するときに便利。固定期間出来高は、指定した日時の出来高のみをチャート上に表示してくれる。
セッションは出来高を1日ごとに表示するので、前日との比較に活用しやすい。HD版もセッションと同じだが、こちらはチャートのスケールを拡大・縮小したときに価格帯表示も自動調整。周期的出来高は、時間・週・月ごとなどセッションよりも幅広い範囲を指定して表示できる。より長期的な出来高の表示や独自の分析に用いる場合は、こちらの方が使い勝手が良い。
オートアンカーは、指定したベース期間を基準に現在値までの出来高が表示され、ベース期間が変更されるとプロファイルも自動更新して表示される。ベース期間には期間中の最高値や最安値、最大出来高などを設定できる。使うツールによって出来高の表示と見方が大きく変わるため、それぞれの特徴を把握して使い分けていきたい。
出来高プロファイルとは?特定期間における価格水準別の出来高を可視化するツール

有料プランで使える高機能インジケーター

出来高プロファイルは有料プラン利用者のみ使える、少し特殊な立ち位置のツール。その分、幅広い活用ができる。

パラメーターや見た目も設定から変更が可能。一部は描画ツールからもチャートへ表示できる。
期間の設定方法が異なる6タイプから選べる

指定する期間の設定方法の違いから、6タイプの出来高プロファイルを選ぶことができる。可視範囲出来高プロファイルやセッション出来高プロファイルは、シンプルで使い勝手が良いのでお勧め。
POCの水準に注目

ポイント・オブ・コントロール(POC)は、特定の期間において、最も取引量が多かった価格水準。売買が多く集中したPOCは、サポートやレジスタンスになりやすく、重要な水準としてトレードに活用できる。
VAを参考に環境認識

該当期間全体のうち、出来高が多い上位の価格水準範囲をバリューエリア(VA)と呼ぶ。現在価格がVAを抜けると値動きが軽くなり大きく動きやすい傾向を利用して、VAと現在価格の位置関係を比較することでトレンドやレンジの環境分析に役立てられる。



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