アンティークコインのオークションは毎月のように開かれており、大規模なオークションでは1回の開催で1000枚以上のコインが出品されます。今回は、2023年12月開催の日本コインオークションにおいて、特に高値で落札されたコインを紹介しましょう。
希少性と人気が鍵
破格の高値で落札されるコインは、希少性と人気を兼ね備えているのが特徴です。金貨だけでなく銀貨も高額になることがあり、希少なコインを買いたい場合は、市場に出てきたときに迷わず買うことが重要です。そのチャンスを逃すと、次に買えるのはいつになるか分からないからです。特に、現存枚数がわずかな場合、購入機会はほとんどありません。「これを逃すと、生きている間に購入チャンスはもうないかもしれない」という状況が、価格を押し上げているといえるでしょう。
イギリス・ヴィクトリア女王 5ポンド金貨(落札価格:4,450万円)

この5ポンド金貨はイギリスのヴィクトリア女王(在位:1837-1901)の治世に発行され、発行枚数はわずか400枚ほどです。ヴィクトリア女王の戴冠式を記念して作られ、左向きの女王像が描かれています。発行から200年近く経過した現在、傷もなく現存しているコインは多くないでしょう。世界で最も美しい金貨と評価されることが多く、出品されるたびに注目を集める1枚です。
神聖ローマ帝国 フェルディナント3世 15ダカット金貨(落札価格:3,250万円)

この15ダカット金貨は、神聖ローマ帝国(現在のドイツを中心とする地域)のフェルディナント3世(在位:1637-1657)の治世に発行されました。贈答用として少数が製造されたのみで、入手困難な1枚です。コインの盾の部分には彼が治めた領土が描かれており、広大な領土を持っていたことが分かります。なお、ハプスブルク家の人々は下顎が突き出た容貌が特徴で、このコインでも顎の特徴が表現されています。
タイ・ラーマ4世 2バーツ金貨(落札価格:2,000万円)

この2バーツ金貨は、タイのラーマ4世(在位:1851-1868)生誕60周年を記念して発行されました。16分の1バーツ金貨から4バーツ金貨までの7枚セットで、2バーツ金貨はそのうちの1枚です。国王など一部の王族に配布するために作られ、製造数が少なく、全種類を集めるのは極めて困難な逸品です。

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