10月2週目振り返り
10月2週目の振り返りから…。
直近の記事「【速報】米国「CPI」の結果で年内は全てFRB利上げ「0.75」で堅いか!?」で述べたが、10月13日(木)に発表された米国消費者物価指数(CPI)は少し悪い結果が出てしまい、それによりFRBは更なる強い利上げを迫られるだろう。
市場はそう予測して米株にはさらに厳しい地合いとなる。
S&P500は年初来から25%下落しており、8月につけた夏のピークからでも17%下落している。
NYダウ、ナスダックも例外ではない。

テクニカルを見ても、週足では強い下降トレンドとなっている。
まだまだこの流れは続きそうだ。
米株のトレンドに対して日本株(日経225)は非常に強いという稀な状況。
日本は日経の下落だけは守れている。
なす術なしと思いきや「円安を犠牲にして」計画通りなのか?
いずれにせよ米日の金利差は広がる一方で、米長期債は4%を超えており、ドル買いは衰えない。
週末10月14日(金)の大引けは、ドル円148円後半で終わるという驚きの結果となった。
1週間の通貨強弱を見ると、ドル買いが非常に強くなると円買いが追いかけ、豪ドルは強く売られていたのがここ最近の特徴でもある。
ユーロも比較的しっかり買われているので、ユーロドルは売り目線だが注意が必要だ。

豪ドル米ドル(AUD/USD)の売りが狙い目
10月17日(月)からドル円の上昇トレンドは非常に強いが、投資家はこの位置からでも気にせず安心してドル円をロングできるのか?
そう問われると、引き続きなかなか難しいと思われ、この投資家心理だけでも「為替介入」は効いているといえるだろう。
それよりも狙い目なのは、コロナショック時の最安値へ向かう期待値が高い豪ドル米ドルの売りではなかろうか。

強いドル買い発生時に豪ドルが売られやすく逆相関が観測できれば、テクニカル的にも下降トレンドが非常に強い。

「未決済保有ポジション」板情報をみても、豪ドル米ドル(AUD/USD)買いポジションは84%。
ロング過剰は今年最大レベルの偏りとなっており色々と噛み合いパーフェクトオーダーとなる。
是非、注目してみて欲しい。





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