「ブラックマンデー」「トランプ関税ショック」から約2週間が経過するも関税問題はまだまだ激化しており、特に中国との報復のやり合いは「泥仕合」のような状況へ! 世界がトランプ米大統領を非難し始めています。日本は交渉の第1番目のカードとなりましたが、世界からは「実験台にされる」と見せしめになる可能性を心配したりとネガティブな感じでした。
相場は一時的に凄まじい乱高下からは落ち着きをみせています。為替市場はハッキリとドル安の流れになりつつありますが、やや失速して今週は終わりました。

日経平均は30000円台を死守し、見事に昨年のクラッシュから跳ね返したワケですが、35000円台からは重く見えます。関税問題の行方次第では今度こそ30000円台を一気に割れていく可能性は十分にあり得るでしょう!

ドル円も激しい乱高下で相変わらずのボラティリティですが、しっかりと高値も安値も切り下げており下落トレンドは強いまま。いったんレンジになり世界の連休前は横ばいで終わりましたが140円割れが遠いとは思えない状況です!

GOLDは一時的に大きく下げたのが、最後の押し目のように史上最高値を更新し続けています! 単なるリスクオフだけではなく一番買われている商品といえるかもしれません。これを見ていてもドル高になりやすいとはいえないでしょう。

1週間の通貨強弱でもポンドがやや買いとなっているだけです。円安ドル安ユーロ安が揉みあっている状況の中でもう一段階ドル安が進めば、更に為替のトレンドは強まるでしょう!
「トランプ米大統領の思惑がドル安」だとハッキリ言えるわけではないですが、パウエルFRB議長を久しぶりに非難したり、退陣に追い込むような発言の中には「FRBへの利下げ要求」が強く含まれていました。報道では年内にココから3回の利下げを観測しているとされています。米長期債や米株はもちろんGOLDとの相関性にもますます注目すべきでしょう!
4月第4週目となる4月21日(月)からの注目の材料などは次のとおりです。
■4月21日(月)
イースターマンデーにより日本以外はほぼ全て休場
■4月23日(水)
16:15~仏PMI速報値
16:30~独PMI速報値
17:00~EU PMI速報値
17:30~英PMI速報値
22:45~米PMI速報値
23:00~米新築住宅販売件数
■4月24日(木)
21:30~米新規失業保険申請件数
23:00~米中古住宅販売件数
■4月25日(金)
ゴト日
ぜひ参考にしてください!
※4月アノマリーも参考にしてください。