前回までの記事どおり「トランプ関税ショック」から相場は落ち着きを取り戻せるのでしょうか!? 米国は中国へ145%の対中関税になる可能性を示唆し、中国側も報復関税125%に引き上げるとしています。しかし、中国側は徹底抗戦の構えではあるもののこれ以上は経済的にも無意味で、トランプ米大統領をバカにしているような報道も出ています。

日経平均は昨年のブラックマンデーとほぼ同じ水準で底入れしたかのよう。36000円台から30000円ギリギリ割れずに35000円台にまで回復しています。再び32000円台まで急落していますが32000円台半ばで耐えると反発もしっかりとなりました。

為替のドル円は株式相場とは違い安値を週末に更新しました! 142円台こそギリギリ割れませんでしたが、非常に強い落差となっており売りに大きく傾いたように見えます。しかし、6円以上の最大落差があっという間に起きており、戻り売りを狙うにしても買いで狙うにしてもトレーダーは変動幅を読みにくく不安でしかないのでは…。

ショック時から買われず一緒に手放され売り込まれたGOLD。3000ドル割れからはジワジワと買い戻され最終的には史上最高値をまた更新する強さと見せる展開でした!

1週間の通貨強弱でも乱高下が激しいもののポンドはジワジワと売られ続けており、最終的には円高ユーロ高米ドル安となっています! この流れが基本となり今後もどれだけの乱高下が起きるかは予測が難しいですが、円高の流れは継続しつつあります。
米国消費者物価指数CPIなどは好転しているものの、材料相場が強すぎるので指標での反応が分かりにくい状況です。トランプ米大統領による発言の材料相場はどれだけば長引くのでしょうか!?
4月第3週目となる4月11日(月)からの注目の材料などは次のとおりです。
■4月15日(火)
ゴト日
■4月16日(水)
15:00~英消費者物価指数CPI・生産者物価指数PPI・小売物価指数RPI
18:00~EU消費者物価指数HICP
21:30~米小売売上高
22:45~BOCカナダ中銀政策金利&声明発表
■4月17日(木)
21:15~ECB政策金利&声明発表
21:30~米新規失業保険申請件数・住宅着工件数・フィラデルフィア連銀景況指数
21:45~ラガルドECB総裁の定例記者会見
■4月18日(金)
聖金曜日とイースターにより日本以外のほとんどの国が休場
翌週明け21日(月)まで連休で休場となる
ぜひ参考にしてください!
引き続き非常に危険な相場が続いています。ご注意ください!
※4月アノマリーも参考にしてください。