今週の注目指標で最も重要な「米国消費者物価指数CPI」。
2月12日(水)22:30~発表
予想:+2.9%
結果:+3.0%
コアも+0.2%予想より高く、前回よりも+0.1%高い状況で鈍化というよりも「悪化」となってしまいました。コレには初動から一気にドル買い円買いで市場は反応。

ドル円レートは153.500付近で揉みあっていましたが、一気に154円台を超えて154円台半ばまで上昇となり、そこから大きく戻すことはありませんでした。

NYマーケットまで1時間前となるNYダウは先物で440ドルほどの下落となり、米長期債は急騰しており逆相関は“しっかり”と言えます。やはり今後のFRB利下げが後退する強い理由となるとAIも人も強く反応した結果でしょう。

通貨強弱1分足でも一瞬円買いも出ましたが、ドル買いが強くなり加速していました。
やや揉みあいになって上昇となっていたユーロドルやドルストレートも再び一気にこのドル買いで急落となっています。
明日は同時刻22:30〜「米国生産者物価指数PPI」があります。こちらも結果は良くない可能性は高く、CPIほどの反応はなくてもしっかり動いてくると思われます。
トランプ米大統領の関税問題が激化しそうな中、米国の抱えるインフレについても言及してくる可能性が高いので、引き続きトランプ米大統領の発言には注意しなければなりません。
※2月相場アノマリー記事もご覧ください。