前週の注目は欧州ECB政策金利の発表でした!
■10月17日(木)21:15~発表
ECB欧州中銀政策金利
予想どおりの25bp利下げを発表しました。コレにより政策金利は3.65%から3.40%へ。
市場は織り込んでいたせいか大きな反応はなく初動は小幅に乱高下となった程度でしたが、時間経過とともにジワジワとドル高ユーロ安が進行した感じでした。
ラガルドECB総裁は「ユーロ圏のリセッションを予想せず」 「インフレのリスクは恐らく上方向ではなく、やや下方向」「ほとんどの基調的インフレ指標は低下したか横ばい」 「賃金上昇圧力は」 「経済は時間とともに強くなると予想」 「国内のインフレはまだ強い」 「成長に対するリスクは下振れ方向」などと発言しており、最終的に地政学的リスクによる上振れ懸念などはあるものの2025年には目標のインフレ率まで低下するとも言っていました。
今後もしばらく利下げする可能性を強めた感じです。
ユーロドルはこのまま8月の安値を抜ければ更に下落を強める可能性もある。ユーロポンドにも注目しておくべきでしょう!
ドル円も先週までの流れをそのまま継続。乱高下する場面はボラティリティの高さから非常に多いですが、しっかり安値高値を切り上げ続け、ついに150円台に乗せる円安となってしまう。再び150円台に乗せたことによって売り勢力は大きく焼かれた感じがします。150円台をキープこそできないものの押し目買い優勢は続きそうです。
今週は日経平均も4万円の大台に回帰しており強い上昇を見せましたが、ビットコインも上値が重く揉みあっていましたもののアッサリと1000万円台へ回復しています。
GOLDも歴史的な高値を更新し続けどこまで上がり続けるのかと驚かされます!
1週間の通貨強弱を分析すると米ドル買いは継続しておりポンドも乱高下はあるが買われ気味でした。円安ユーロ安は顕著に出ており流れは変わらない感じです。週末の終わりに少し買戻しがあった程度です。
10月後半戦もこのまま円安ドル高が進行するのか!? 注目です!
10月第4週目となる10月21日(月)からの注目すべき材料・指標は以下のとおり。
■10月22日(火)
23:00~米国リッチモンド連銀製造業指数
■10月23日(水)
22:45~BOCカナダ中銀政策金利&声明発表
23:00~米国中古住宅販売件数
■10月24日(木)
16:15~仏PMI速報値
16:30~独PMI速報値
17:00~EU PMI速報値
17:30~英PMI速報値
21:30~米国新規失業保険申請件数
22:45~米国PMI速報値
23:00~米国新築住宅販売件数
■10月25日(金)ゴト日
ご参考まで!
日本の選挙結果も控えていますので株価の動きにも注目したいところです。
※10月アノマリーも参考にしてください。
FX雑誌「外国為替」vol.13
発売:2024年10月22日(火)
定価:980円(本体891円)