まずは先週の振り返りです。
5月第3週目となる5月13日(月)からの週は、重要指標となる米国インフレ指標が目白押しでした。
■5月14日(火)21:30〜「米国生産者物価指数PPI」
予想:+2.2%
結果:+2.2%
コアも含め予想通りの結果となりました。
前回の結果が+2.1%でしたので前回からはやや悪い結果といえます。
市場の反応は瞬間的に156円台後半までドル買い円売りでしたが、ジワジワと元に戻し1時間後にドル売りでドル円は下落していました。
■5月15日(水)21:30~「米国消費者物価指数CPI」
予想:+3.4%
結果:+3.4%
とこちらもコアも含め予想通りの結果でしたが、前回の数値が+3.5%でしたので少しだけ改善された感じはありました。
指標発表後のドル円は下落で反応したものの1時間後には全て戻していました。
しかし、更に1時間後には再び下落を強め指標発表後の安値をつけるという方向感のない動きに。
週の初めは上を目指しドル円は156円台後半まで高値を伸ばしましたが、16日(木)には153円台後半まで約300pipsの下落に。再び売り方向に転じるのかと思われましたが16日(木)の東京時間が終わった頃にはどんどん上昇を開始し下落した半分以上を戻す展開となしました。
156円台には戻せず全戻しとはなりませんでしたが週末まで155円台以上で推移して終了。相変わらずボラティリティが高く乱高下の強い動きで翻弄させられます。
1週間のドルと円を分析しても非常に動きが荒く交錯しているのがわかります。気になるのは円安基調もですが米ドルも買われにくくなっている点です。
米長期債は上昇傾向にあり、GOLDも買われ、米株価指数も強い状況で全部上に米ドル買いも強かったが長く続くはずもなく、いよいよ整合性が出る日も近いと思われます。
米国はそんな中でも強くNYダウがつに史上最高値を更新し、4万ドルを突破するという歴史的な瞬間でした!
つい先日の4月1日にもついに4万ドルへ乗せてくるかと思われましたがギリギリ届かず失速していました。失速してからは4月19日まで下げ続け約3000ドルの下落となっていました。
再び回復はしていましたがまさか1か月も経たないうちに4万ドルに乗せるとは本当に驚かされます。
今のところ大きく為替とは連動はしていませんが、やがてしっかり相関してくると思われるので注意しておいた方がよいでしょう。
5月4週目となる5月20日(月)からの注目すべき材料などは以下のとおりです。
■5月20日(月)
ゴト日
■5月22日(水)
15:00~英国消費者物価指数CPI・生産者物価指数PPI・小売物価指数RPI
23:00~米国中古住宅販売件数
27:00~FOMC議事要旨
■5月23日(木)
16:15~仏PMI速報値
16:30~独PMI速報値
17:00~ユーロPMI速報値
17:30~英国PMI速報値
21:30~米国新規失業保険申請件数
22:45~米国PMI速報値
23:00~米国新築住宅販売件数
■5月24日(金)
8:30~日本消費者物価指数CPI
参考にしてみてください!
※5月アノマリーの記事も参考にしてください。
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