5月相場、初日の注目材料「FOMC/FRB米国政策金利&声明発表」。その直前にあった、米国雇用統計関連の指標の結果です。
■21:15~「米国ADP雇用者数」
予想:+17.5万人
結果:+19.2万人
は、やや良い結果。
■23:00~「米国ISM製造業景況指数」
予想:50.0
結果:49.2
は、やや悪い結果。
■「JOLTS求人件数」
予想:868.6万件
結果:848.8万件
は、やや悪い結果。
コレらを受けてドル円はADP雇用者数でやや下落からISMで反発して戻すとなっていたので、激しい動きではなかったもののドル売りからドル買いとなり、指標結果からはやや逆の動きとなっていた。
そして深夜27:00~「FOMC/FRB米国政策金利&声明発表」です。
結果は予想通りの6会合連続となる金利据え置きを発表。
FRB/FOMC声明もパウエルFRB議長の会見内容も、
「最近の指標は経済活動が堅調なペースで拡大していることを示している」
「雇用の伸びは引き続き力強く、失業率は依然低い」
「インフレ率はこの1年で緩和したが、依然高止まりしている」
「ここ数か月間、委員会の2%のインフレ目標に向けてさらなる進展は見られていない」 「委員会は雇用最大化と長期的な2%のインフレ率の達成を目指す」
「委員会は、雇用とインフレの目標達成に対するリスクが過去1年間でバランスが改善されたと判断」
「経済の見通しは不確実で、委員会はインフレのリスクを引き続き大いに注視している」
「FRBは会合ごとに意思決定を継続する」
「FRBがインフレ率の低下に自信を持てるようになるまでには、これまでの予想よりも時間がかかる可能性が高い」
「短期的なインフレ期待が高まっている」
「金融政策は時間とともに十分に抑制的になっていく」
などとし、インフレ率の低下スピード正常化には時間がかかっており、もう少し進展し確信が持てるまでは利下げには慎重にならざるをえない感じでした。最後に次の会合で利上げしなくてはならない可能性は低いとも発言していました。
ほとんど織り込んでいたのかドル円レートもさほど反応は薄く穏やかな動きでした。

しかし、ここでまさかの展開に。早朝5時10分頃に急激な円買いが発生し、あっという間に40分程度で約500pipsの大暴落となりました!
FOMCで急激な為替変動があったわけでも新高値付近に上昇していたわけでもありませんでしたが、はたして「為替介入」が実施されたのか!? トレーダーはただただ困惑するばかりでSNSでは大騒ぎとなっていました。

通貨強弱を見ても5時過ぎに円だけが急激に買われており「為替介入」があったようにしか見えませんが、朝7時ごろに神田財務官は「為替介入の有無については今お話しできることはない」とお決まりの発言でした。
東京時間が始まった頃にはドル円レートも半値ほど戻しており、再び単なる買いチャンスとなってしまったような感じです。テクニカル的には上値も重くなっており、「為替介入」のタイミングもまったく予知できません。
難易度が非常に上がってきているので、トレーダーの皆さんは引き続きご注意ください!
※ 5月アノマリーの記事も参考にしてください。




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