まずは先週の振り返りです。
暗号資産のビットコインBTC/JPYが遂に大台の1000万へ!
世界中が注目していたでしょうが、この高値でもどんどん買う人達がいっぱい集まったのでしょおうか。現物もですがETFがそれを加速させたとしか思えませんね。今後の動きにも引き続き注目です!
今週は、日銀マイナス金利解除について言及された報道が数多く出たり、日本の実質賃金・名目賃金の増減から春闘からはっきり動きが出そうな感じが強まり、どんどん円高ドル安となり止まるどころか加速させていきました。
■3月7日(木)「ECB政策金利&声明発表」
・22:15~4会合連続となる金利据え置きを発表
相場は織り込み済みで大きな変動もなく限定的な動きとなりました。
・22:45~ラガルドECB総裁の定例記者会見
「景気は依然として弱い」 「消費者は支出を控えている」
「実質所得は回復し、成長を支えている」
「調査では年内に景気が徐々に回復していくと示されている」
「政府はエネルギー支援の縮小を継続すべき」 「賃金の伸びが緩和し始めた兆しある」
「成長に対するリスクは依然として下振れ方向」 「インフレは低下傾向が続いているようだ」
などなどサプライズなどはありませんでした。
■週末3月8日(金)「米国雇用統計」
♦非農業部門雇用者数
予想:+20.0万人
結果:+27.5万人
♦失業率
予想:3.7%
結果:3.9%
♦平均時給
予想:+4.4%
結果:+4.3%
ADP雇用者数と同じく良い結果となり、失業率はやや上昇、平均時給は予想よりは悪いものの高い結果でした。ドル円の初動は上昇したものの、数分後からジワジワと落ち始めて安値を更新。今週のトレンドを持続させる形で終わりました。
最終的にドル円は今週だけで4円超えの下落となり、年初来高値からは大きく乖離。
しかし、今までのドル円はココから何度も再び全て戻すどころか高値を上回ってきました。本物のトレンドかどうか、見極めは慎重にならざるをえません。
1週間の通貨強弱を分析しても円高ドル安が週の後半にかけて強まっているのがわかります。
ユーロとポンドは大きく売り買いされていない状況が続きました。
GOLDも日足で8本連続陽線をつけるとまたもや史上最高値を更新となり、コレもドル売りの先行指標になっていた感じです。今後もドルと連動性には注目しておいた方が良いでしょう!
3月11日(月)からの注目指標や材料は以下のとおりです。
■3月12日(火)
21:30~米国消費者物価指数CPI
■3月13日(水)
16:00~英国貿易収支・GDP・鉱工業生産指数・製造業生産高
■3月14日(木)
21:30~米国新規失業保険申請件数・生産者物価指数PPI・小売売上高
■3月15日(金)
21:30~米国NY連銀製造業景気指数・輸入物価指数・鉱工業生産指数
23:00~米国ミシガン大学消費者信頼感指数
などとなっております。是非参考にしてみて下さい!
※今週11日(月)からサマータイムとなっています。
※3月アノマリーの記事も参考にして下さい。
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